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テレコンビノ (SONY VCL-1452ビノ) [天文>機材>双眼鏡]

以前のテレコンバージョンレンズの比較でSONY VCL-1452Hの性能が良かったので、アクリル板を使ったテレコンビノを自作しました。

例によって2mm厚のアクリル板の3枚重ねで瞬間接着剤で接着したのでアクリルがあちこち白く変質してえらい事になってます。

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VCL-1452の外径はφ83mm程度あり人の目幅を大きく超えてますが、アイレンズが4cm強と大きく、TC-E2と違い目位置に寛容でアイレンズのどの位置から見ても像の劣化がさほど感じられない為、BINO化して多少中心から外れる(内側の)位置から覗いてもこれなら十分実用になると判断しました。

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実際BINO化してみて見掛け視界が90度程度あり、倍率もTC-E2より更に低い事もあって視野に北斗七星からアークトゥルスまで収まる(!)驚愕の超広視界BINOとなりました。アイレンズも大きいので光学系を覗いていると言う感覚が薄れ、これガラス素通しで見てるのと同じじゃね?と錯覚するレベルですがこれを外してみると当然倍率が掛かって肉眼より暗い星が見えている事が分かります。良像範囲も9割程度あり、この見掛け視界を考えると光学系も優秀です。

自分の場合近視の為ややピントが合わない感じがあり、TC-E2ビノの様に何か補正レンズのような物を組み込めないかと考えたのですが、普通のメガネ越しでも視野のケラレが生じない事が分かり、問題無く使えるようになりました。

bn-tlcn=vcl1452_3.jpg

ワイドビノ、TC-E2ビノと比べるとVCL-1452ビノのレンズの大きさが際立ち、重さもワイドビノ295g、TV-E2ビノが365gに対しこのビノが530gと結構な重さになります。

倍率が低く集光力も小さい(2倍)ので肉眼をすこーしだけパワーアップした感じの見えですが、星座が2つ3つ同時に見られる超視界を活かして流星群を見るのに最強の機材なのではと思っています。
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