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タカハシ TG-S経緯台 [天文>機材>架台]

お手軽観望機材のブランカ70EDT対空ファインダーBINOを載せる架台としてミニポルタを使用していましたが高倍率観望の際の揺れがかなり大きく、同等クラスの軽量架台でもっと良い物はないだろうかと探して思い当たったのがこのTG-S経緯台でした。

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個人的に経緯台には無くてはならない手動微動が可能で、回転軸を固定できるクランプ機構も備わっており、三脚込みの重量は実測2.8kgと軽量で、見た目もミニポルタよりスリムな外観です。クランプネジは元々普通のマイナスネジが付いていましたのでクランプし易いように蝶ネジに交換し(上下微動のみ)、アリミゾはビクセンのプレートホルダーSXを付けています。ミニポルタの様に三脚と架台は分離できないようです。

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実際に機材を載せてみた感想はミニポルタと比べて格段に振動が少なくなり、ブランカに2インチ天頂ミラー双眼装置を取り付けた総重量は結構なもので、ミニポルタではやや過積載気味だったとは言え200倍程度の高倍率観望では使っていて揺れが常に気になるレベルでしたが、TG-Sにしてから揺れに意識を取られる事は大分少なくなりました。それなりに揺れはしますが、それでも体感で半分位揺れが減った印象です。

ミニポルタは架台の作りはまずまずな一方で三脚が相当貧弱でバランスが悪い印象でしたが、TG-Sはミニポルタよりほっそりした三脚ながら剛性はこちらが上と思われます。

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ミニポルタは微動が固い、クランプ緩めてもフリーストップ動作が渋い(グリスが固い?)など各部動作がスムーズでない印象がありましたが、TG-Sは回転軸にボールベアリングを使用している事もあってか動作にそうしたストレスは一切感じません。

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TG-Sには長い微動ハンドルではなく微動ノブが標準装備ですが、手持ちでは鏡筒長の短い機材しかこの架台では使わないので丁度良い組み合わせとなっています。何よりノブの質感がミニポルタの微動ハンドルのようにおもちゃレベルでなく、金属製で高級感(?)もあります。

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APZポルタを購入する際、対抗馬としてTG-L経緯台も候補に挙がりましたが、重たそう、アームが長くてバランスが悪そうと言う理由で却下し、より軽いTG-Sも検討しましたが流石にポルタとはクラスが違うのでFC-100DLの載せるような運用にはまず耐えられないだろうと判断しました。上の画像を見ての通り、架台部の大きさはミニポルタと同等で、載せるのは3~4kg程度の機材までにしておいた方が良いでしょう。

TG-Sは小口径短焦点アポなど軽量機材を振り回す、ポルタより更にお手軽な架台が欲しいと思う方にはとてもオススメできる架台です。マイナー故すっかりその存在を忘れていて買おうと思った時にはディスコンになっていましたが、こんな造りの良い架台がそれ程話題にならずに消えていったのはとても残念で、自分が検討している時も思いましたが情報が少なすぎで、もっと上手く宣伝していれば・・・と思わずにはいられません。