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プリンス6.5x32 vs 7x42FL [天文>機材>双眼鏡]

旅行に行く時はいつも7x42FLをお供に持って行くのですが、以前旅行に行った際プリンス6.5x32も同伴させました。

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旅行先の湖の湖面、湖面に浮かぶブイ、湖面の光の反射、浮かんでるボートに書かれた文字の見え具合、岩山の山肌の質感など見比べましたが、中心像のシャープさはプリンスが勝っているように見える時もあれば、FLが勝っているように見える時もあって対象や状況によって印象が変わりましたので、トータルではやはり互角と言って良いかも知れません。

口径の大きいFLはぱっと見明るくて解像度も高いのですが、プリンスはヌケの良さでFLを上回っている印象で、FLの後にプリンスを覗くとベールが一枚取れたようなすっきりした見え味で、倍率が低い事も関係しているかも知れませんが全体的に像が引き締まっている様に見えました。

色合いに関してもFLに比べるとプリンスは暖色系、ややもするとプリンスの方が自然な色合いに感じました。FLは白を白く見せる性能には定評がありましたが、プリンスの方が着色が無いように見えるのは自分の好みの問題なのだろうか?と自問自答する状況に。

今まで最高クラスの性能と思っていたFLが、価格が10分の一以下の双眼鏡に劣るように見える事があって良いのかとか、自分の双眼鏡を見る目に少々自信が無くなってくる始末でしたが、プリンスが高い性能を持つ双眼鏡なのはやはり疑い無いように思えます。ただ夕方に薄暗くなると全般的にFLの方が良く見える気がしました。

次に星見における見え味の違いについて、天の川の星が密集している場所を見て比較観望しましたが、FLは口径が大きいので星が明るく煌びやかな点はプリンスでは勝てない部分ですが、やはり良像範囲が狭く、視野の5割程度より外の星像が円周方向に伸びる非点収差のような崩れが個人的に不快で、これがあるのでFLを星見に使う気になれないところです。

一方プリンスは歪曲(樽型)を感じますが、周辺像の崩れ方がFL程不快な感じを受けないので、星見では普通に使える印象です。32mmと言う口径が星見には物足りないかも知れませんが、倍率が低く、実視界も広いのであれば視野に占める星の量、リッチフィールドの観点から言えば40mmクラスの双眼鏡にも見劣りする事は無く、手振れの影響も少なく、目的の天体を探しやすい点においても星見には向いている双眼鏡だと思います。

個人的には昼の景色にはFL、夜の星見にはプリンスと言う使い分けになりそうです。

ビクセン デスクトップ脚 [天文>機材>架台]

自宅に西側に窓がある部屋が一室あり、ここからはベランダ観望では狙い難い金星など早い時間に沈む天体を見るには適した場所なのですが、この部屋に望遠鏡をセットしようと思っても窓側にテーブル(ミシン)が置いてある部屋なので、この上に架台を載せて観望したいと手に入れたのがこの三脚でした。

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造りはしっかりしていますが脚が短いので、長い鏡筒や重い接眼アクセサリーを付けるとバランスを崩し易く、運用には若干注意が必要です。

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窓際で星見したい!と言う窓際星見族には便利なアイテムですが既にディスコンとなっており、この文章を書いている時点ではネットを見ると店頭在庫はいくつかあるようですので、欲しい方はお早めに。

Svbony 210mmアリガタプレート [天文>機材>アクセサリー]

以前TSA-120バンドとアリガタをビクセン純正品にしましたが、ビクセン純正アリガタのアタッチメントプレートWTが中央部でしか固定できないので鏡筒の前後バランスをアリガタの固定位置で調整したい時に不便に感じ、中華製の汎用アリガタプレートに交換してみました。

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アリガタの長さは210mmとビクセン純正より若干長くなった分重量は20g増(約220g)となっています。

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この手のノーブランド系の汎用アリガタは色々なタイプのものがあちこちで売られていますが、穴の開け方と肉抜き加減がこのプレートが丁度良いと感じて選びました。

この色は・・・安かったのですが、ちょっと浮いてますでしょうか笑