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Baader AstroSolarフィルター(for ミニボーグ60ED) [天文>機材>フィルター]

以前ミニボーグ45ED用にφ52mmフィルター枠を使った太陽フィルターを作りましたがまだアストロソーラーフィルターに余りがあり、ミニボーグ60EDのフード先端にはφ62mmのフィルターネジが切ってあるので適当な中古フィルターをオクで落として同様に作ってみました(写真上がミニボーグ60ED用、下が45ED用)。

しかし使ってみてこれらのフィルターに大きな問題がある事に気づきました。

アストロソーラー部分に指紋をうっかり付けてしまった時にレンズクリーナーで拭き取ろうとしたのですが、クリーニングペーパーを軽く押しつけた時に枠から簡単に外れそうになり、ガラス押さえのリングだけではアストロソーラー部分のフィルター枠への保持力が予想以上に弱い事が判明。

自分一人で使う分には問題ありませんが、もし観望会などでこのようなフィルターを用いた場合、子供がアストロソーラー部分を指で突っついたりすれば簡単に外れ、事故が起こる危険性があります。接着剤で補強するか、マニアの個人使用に限定すべきと感じました。

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星見機材依存の悪循環 [天文>日記]

以前ネットで流行った悪循環コラ画像の天文Verを作ってみましたが、どう見ても自分の事です本当にありがとうございました。

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10cm対空双眼鏡用マルチプレート運用 [天文>機材>アクセサリー]

APM10cmセミアポ対空双眼鏡AstroStreet製L型マルチプレートの組み合わせで、ビクセンファインダーアリミゾ台座をマルチプレートのアリガタ部分に取り付ける事でファインダーを取り付けていましたが、ファインダーと双眼鏡の干渉を避ける為、当初台座を双眼鏡と反対側に取り付ける事でこれをクリアしていましたが、ポルタで使う分には特に問題ありませんが、ポルタ以外の経緯台に載せる事を想定した場合に今度はファインダーと架台が干渉する事が予想された為、やはり双眼鏡とファインダーがプレートの同じ側に載るように台座の位置を変えました。

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双眼鏡とファインダーが干渉しないよう、今度はファインダー台座を斜めに取り付けました。斜めになるように適当に探して見つけたPCのケーブルのコネクタを間に挟んでいます。

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これでどんな経緯台でも架台と干渉せずに使えるようになったと思います。

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余談ですが、双眼鏡とプレートの取り付けはネジ高14mmのカメラ止めネジ(ETSUMI ETM-83888)2つを使う事で、ネジ一箇所止めの場合に頻繁に起こり易い双眼鏡が回転方向にズレる事が無くなり、格段に強固に取り付くのでこの組み合わせはオススメです。

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ミニボーグ45ED-Hα太陽望遠鏡 その1(Coronado SolarMaxII-40/BF5フィルターセット導入篇) [天文>機材>望遠鏡]

Hα太陽望遠鏡の定番と言えばP.S.T(以下PST)ですが望遠鏡をこれ以上増やすのは家族の目が厳しいので、
手持ちのミニボーグ45EDにマッチするコロナドのHα太陽フィルターセット(Coronado SolarMaxII-40/BF5)に目をつけ、多少円高に振れた頃合いを見て個人輸入で入手。コロナドブランドですがMeadeの製品として売られている事を知りました。

セットは専用ケースに収納されています。ブロッキングフィルター(ダイアゴナル)の射出口径は製品名の通り5mmしかありませんが、ミニボーグ45ED程度の焦点距離(325mm)であれば十分の余裕があり、対象を視野の中心で捕らえる限りケラレや周辺減光が起こる事はありません。PSTと口径は同じですが、半値幅0.7ÅとPSTの1.0Åより若干狭いのでミニボーグ45EDの優秀な光学系との組み合わせで良像が得られる事を期待しました。

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ミニボーグ45EDの対物フードにはφ52mmフィルターネジが切ってありここにメインフィルターを直接ネジ込みできます(ネジピッチは違うようですが十分深くねじ込めます)。実際の見え味は第一印象で太陽の外縁にはプロミネンスが飛び出てるのははっきり分かりましたが表面模様が判然とせず、Hα太陽望遠鏡は当たり外れが大きいとよく言われるので心配しましたが、何度かじっくり見ている内に暗い線状のダークフィラメントや黒点周りには白く光るプラージュと思しきものも確認でき一安心しました。チューニングダイアルとチルトダイアルで調整するとプラージュが消えて表面の細かい模様も見えてきて、ネットの他の方のインプレを見る限り十分な性能は出ていると感じます。ただ筒先に手を伸ばしてダイアル調整するのは結構面倒くさいです。アイピースはナグラー9mm(36倍)かXW7(46倍)辺りを使っていますが、口径的にこの位が丁度良い感じです。

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パーツ構成は以下のようになっています。

・Coronado SolarMaxII-40mmメインフィルター
・BORG ミニボーグ45EDII対物レンズ【2046】
・BORG ミニボーグ鏡筒【6160】
・BORG フィルターBOXn【7519】
・BORG M57/60延長筒M【7603】
・BORG M57ヘリコイドS【7757】
・BORG 2インチホルダーSII【7504】
・TeleVue 2インチ-31.7mmアダプター
・Coronado BF5ブロッキングフィルター

メインフィルターがかなり重く、ダイアゴナル(BF5)が軽いのでヘリコイドは鏡筒手前側に持ってきました。フィルターBOXnとM57延長筒Mはまとめて延長筒Lに置き換えができるのですが、夜観望モードとの切り替えの都合の関係でこの形に落ち着きました。

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Hα太陽観望は見えるものが観る度に変わるのが面白い事も去る事ながら、昼間に夜の惑星観望と同じ感覚で星見ができるのが何とも不思議な気分で、太陽一つと言えども観望対象が時間的に大きく広がり、情報量が多くて楽しめる観望対象が増えたのが大きな収穫でした。

その後ダブルスタック仕様にアップグレードしました。
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テレコンビノ (SONY VCL-1452ビノ) [天文>機材>双眼鏡]

以前のテレコンバージョンレンズの比較でSONY VCL-1452Hの性能が良かったので、アクリル板を使ったテレコンビノを自作しました。

例によって2mm厚のアクリル板の3枚重ねで瞬間接着剤で接着したのでアクリルがあちこち白く変質してえらい事になってます。

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VCL-1452の外径はφ83mm程度あり人の目幅を大きく超えてますが、アイレンズが4cm強と大きく、TC-E2と違い目位置に寛容でアイレンズのどの位置から見ても像の劣化がさほど感じられない為、BINO化して多少中心から外れる(内側の)位置から覗いてもこれなら十分実用になると判断しました。

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実際BINO化してみて見掛け視界が90度程度あり、倍率もTC-E2より更に低い事もあって視野に北斗七星からアークトゥルスまで収まる(!)驚愕の超広視界BINOとなりました。アイレンズも大きいので光学系を覗いていると言う感覚が薄れ、これガラス素通しで見てるのと同じじゃね?と錯覚するレベルですがこれを外してみると当然倍率が掛かって肉眼より暗い星が見えている事が分かります。良像範囲も9割程度あり、この見掛け視界を考えると光学系も優秀です。

自分の場合近視の為ややピントが合わない感じがあり、TC-E2ビノの様に何か補正レンズのような物を組み込めないかと考えたのですが、普通のメガネ越しでも視野のケラレが生じない事が分かり、問題無く使えるようになりました。

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ワイドビノ、TC-E2ビノと比べるとVCL-1452ビノのレンズの大きさが際立ち、重さもワイドビノ295g、TV-E2ビノが365gに対しこのビノが530gと結構な重さになります。

倍率が低く集光力も小さい(2倍)ので肉眼をすこーしだけパワーアップした感じの見えですが、星座が2つ3つ同時に見られる超視界を活かして流星群を見るのに最強の機材なのではと思っています。
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