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BS双眼装置用FMC3xエクステンダー(Mk-V双眼装置用) [天文>機材>双眼装置]

Mk-V双眼装置用のバローとしてこれまでバーダーハイペリオンズーム用バローを約4xバローとして使う事が多かったですが、アイピースを変えずにもう少し倍率を下げたいと思う事が度々あり、たまたま家に余っていたBS双眼装置用の今回バローを取り付けてみたところ狙い通りに使える事が分かりました。

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BS双眼装置の光路長が97mmで、Mk-V双眼装置の光路長が120mm程度との事ですので、3倍よりは高い倍率が出ているものと思いますが、これまでの(ハイペリオンズーム)バローよりは低い倍率となっているのは確認できました。像質についても特に問題は無さそうです。

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手持ちのブランカ70EDTFC-100DLではバーダー純正の2.6xGPCでもピントが出ませんので、今回バローではこれら鏡筒でも合焦する事が確認でき、バックフォーカスが短めの鏡筒でも使えるバローの選択肢が増えたのは個人的に助かりました。

笠井 ELS正立双眼装置 その2 [天文>機材>双眼装置]

個人的にELS双眼装置購入の本来の目的だったVX250L(英オライオン25cmF6.3ニュートン)での星雲星団観望を何度か実施できましたのでインプレします。

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双眼装置にはUF15mmを組み合わせ、これとイーソス17mmによる単眼との見え味を比べましたが、全体的な印象として何れの対象でも単眼と比較すれば双眼では像が暗く、解像度も下がります。例えばM3やM15辺りの球状星団では単眼だと中心まで分解して見えますが、双眼だと一見星雲状に見え、且つ暗いです。中心部の粒状感はかなり落ち、よく見れば双眼でもツブツブに見えてきますがキラキラ感は余り無くキメ細やかが劣ります。一方銀河は意外に健闘している印象で、単眼から切り替えてもそれ程イメージは変わらない印象もありますが、M51などでは単眼では銀河の渦巻き構造が淡くうっすら見えたのに対し、双眼では構造までは見えてこない感じで、少なからず差はあるかも知れません。一方M57、M27など惑星状星雲では単位面積当たりの光量があるせいか球状星団ほどの劣化は感じませんでした。散光星雲など広い面積体の天体も割と普通に見えますが、単眼と比べればやはりディテールの表現が落ちる事は否めません。

この像の劣化は双眼装置によって光路が二つに分断される事による光量の低下に主に起因していると思われますので、これが月惑星など光量が十分にある対象ではそれ程問題とはならないのに比べ、星雲銀河など乏しい光量の天体で無視できない問題となりますが、単純に大口径で光量を稼げれば恐らくこの弱点をカバーでき、その点では大口径ドブソニアンなどと組み合わせる事でその真価を発揮できるアイテムではないかと思います。主観では口径25cmではそこそこ楽しめる、と言った具合で、銀河の形状などを楽しむのであれば40cmクラスが欲しい気がします。

またELS双眼装置用の0.66xレデューサーによる見え味も確認しましたが、周辺像が優秀なUF15mmと組み合わせている事もあってかレデューサー使用による周辺像の崩れは殆ど認められませんでした。これは鏡筒がニュートンにしてはF6.3と長い事も関係しているのかも知れませんが、この見え味であればこのレデューサー使用をこの双眼装置使用の前提にしても良いように感じました。

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一方少し気になる点としては、目位置にシビアなのか両目で見ているのに片目で見ているような、左右で視野の明るさが同じでない(片方だけ視野がケラレてる)と感じる時がたまにあります。MarkVではこのような現象が起こらないので光路を縦に真っ二つにするこの双眼装置の独特な造りが関係しているのかも知れませんが、月などを見てるとしっくりこない場合があります。原因がよく分かりませんが、目幅をきっちりと合わせる、目位置をしっかりアイピース中央に持ってくると言った対策は最低限意識した方が良さそうです。

星雲星団観望において単眼と双眼装置による双眼ではそれなりに見え味に差はありますが、ただそれらは見比べて分かる違いでもあり、双眼装置によるある程度の像の劣化は仕方の無いものと割り切れば、双眼視による見易さもあるので大口径を活かした観望スタイルとしては大いにアリだと思います。ELS双眼装置自身にも見え方に多少癖はありますが、この製品単体でどんな望遠鏡も無改造で等倍双眼化できるメリットは何物にも変え難く、双眼にこだわる人にとっては強い味方となるアイテムとなる事でしょう。

笠井 ELS正立双眼装置 その1 [天文>機材>双眼装置]

双眼装置を手にして以来双眼天体観望の虜になったものの、双眼装置での観望はバックフォーカスに余裕の無い鏡筒ではバローを併用しなくてはならず必然的に高倍率での観望となるので、当初は主に月惑星観望用途で使用していましたが、徐々に低い倍率でも双眼で見たい欲求が高まっていきました。

高倍率での双眼観望は主にアポ屈折(ブランカFCTSA)を使う一方、中倍率での双眼観望はバックフォーカスが長く双眼装置を等倍で使える、主鏡移動式のカセグレン鏡筒(VMCALTERC6)を使い、更に低倍率での双眼観望は対空双眼鏡(APM10cmミニボーグBINOファインダーBINO)を使う観望スタイルが固まって行きました。

こうした中一つ取り残されていたのが我が家の最大口径である英オライオン25cmニュートンでした。高倍率も良く見える鏡筒ですが、折角口径が大きいので星雲星団観望用途で使いたかったものの、この望遠鏡での中低倍率での双眼観望を実現する手段が無かったので、単眼で我慢する状況が続いていました。

そのような状況の中彗星の如く(?)現れたのが光路消費ゼロのこのELS正立双眼装置です。光学系の性能は未知数でしたがバックフォーカスの短いニュートン反射で等倍での双眼観望を実現する為には他に選択の余地が無いユニークな製品でしたので笠井25周年の特価品として出たのをきっかけに購入しました。

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双眼装置本体の品質は良好で、光学系にチリ混入などは無し、光軸のズレも感じられません。気になった点としては目幅調整が固く、中折れ式でないので多人数で使い回すには手間が掛かり難しいかと思われます。またアイピースの固定が回転締め付け式で、右接眼部のアイピースを固定しようと締め付けリングを回すと視度調整部分が一緒に回転するのがやや使い辛いです。

もう一点この双眼装置での大きな制約事項として接眼側の開口径がφ17.4mmとあまり大きくなく、長焦点広角のアイピースではケラレが生じ、これを回避できるアイピースを選ぶ必要があります。ただ実物を見て予想した程は狭くないと感じました。

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笠井の商品説明では目安として【焦点距離(mm)】×【見掛け視界(度)】=約1,000以下となるアイピースであればケラレは生じないとの事ですが、手持ちのアイピースではKe25mm(25×45=1125)でもケラレが生じませんでしたのでもう少し余裕があるようです。

この【見掛け視界】×【焦点距離】によるアイピースの選定方法ですが、ケラレるかケラレ無いかはアイピースの絞り環径に依存すると思われますので、例えばテレビューのPL20mmは20×50=1000となるこの双眼装置における閾値となるアイピースですが絞り環径が公称17.1mmとの事ですので、双眼装置の開口径(φ17.4mm)より僅かに小さいのがケラレの生じない根拠となってるかと思われます。

絞り環径はそのアイピースで得られる実視界と比例してますので、実視界の算出式は

【実視界】=【アイピースの見掛け視界】÷【望遠鏡の倍率】

となっており、望遠鏡の倍率は【望遠鏡の焦点距離】÷【アイピースの焦点距離】ですので

【実視界】=【アイピースの見掛け視界】×【アイピースの焦点距離】÷【望遠鏡の焦点距離】

となり、アイピースの見掛け視界×焦点距離が実視界(絞り環径)と比例する事が分かります。よってケラレるかどうかを判断する上で見掛け視界×焦点距離の値を目安にする事は理に適っていて、その値が今回はたまたま1000だったと言う事になります。

この考え方はアイピース交換式の対空双眼鏡など接眼側の開口径が幾分制限されているような機材においては同様の考え方でケラレ無いアイピースを探す目安となるでしょう。開口径を知る事が出来れば、テレビューのアイピースデータを参考に同様の絞り環径のアイピースを探し、そのアイピースの見掛け視界×焦点距離を算出すれば閾値を割り出せるかと思います。但し、これはあくまで目安です。レンズの収差などによってこの単純計算による閾値より小さくてもケラレるアイピースもあるかも知れませんので。

問題の見え味に関してですが、最初にこの双眼装置での利用目的の一つだったHα太陽観望で使用してみました。従来の観望ではバロー使用の為やや倍率が高く、長焦点アイピースの使用によりアイレリーフも長くて覗き難さを感じていた為、バロー無しでより低倍率で短焦点のアイピースが使える点が魅力的でした。

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MarkV4xバローSP40mmの組み合わせと見比べたところ、表面模様やプロミネンスがELSの方では思った程良くは見えませんでした。Hα太陽観望はMarkV双眼装置で当初見ようとした時もちゃんと見えるまで苦労した経験がありましたので、よく見えない原因が双眼装置の光学性能に因るものとは一概には言えません。ただ現段階、我が家の環境ではMarkVの方が相性が良いようです。

次にミニボーグBINOを使用して双眼装置をサイドバイサイドで見比べてみました。

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MarkV+4xバロー+SP40mmとELS+Or9mmでの比較でしたが(これで大体近い倍率)、昼の景色では明るさ、解像度、コントラスト共に差は殆ど感じませんでした。太陽観望でELSの性能を少々疑ったのですが、こちらで見る限りでは普通に良く見えているので安心しました。

また夜にM42で見比べましたが、MarkVよりは若干像が暗く、微光星の検出度合いにおいてもMarkVに軍配が上がります(もう少し他の天体でも検証を重ねたいですが)。これに関しては元々MarkVは明るさに定評がある上にELSは5群7枚のリレーレンズが入っています。価格差も4倍ありますのである程度差が出るのは当然と言うかこの位の違いが無ければ逆にMarkVの方が浮かばれない気がしますw

これを読まれる方にはELSの性能が今一つなのでは?と思われそうですが、自分的な感想としては予想以上にちゃんと見える印象の方が強かったです。何せ消費光路長ゼロで使えるこの双眼装置の汎用性の高さを考えればこの程度の見え味の差は許容範囲と言ったところです。相手は『究極双眼装置』のMarkVですし。

個人的なELSの本来の使用目的である25cmニュートンでの見え方に期待したいところです。

その後25cmニュートンで使用してみました。

Baader Mark V 双眼装置用バローレンズ その2 [天文>機材>双眼装置]

TSA-120で惑星観望していて、4xバローを使っても倍率が足りないと感じる時があり、より高倍率を出せるバローが無いか物色して、バローと双眼装置の間に延長筒を挟めば手軽に倍率が稼げる事を思い付き、バーダー純正の31.7mm径のバレル延長筒を取り寄せてみました。これで光路長が18mm延長され、MarkV双眼装置での拡大率は実測約4.4倍となりました。

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MarkV双眼装置に31.7mm径ノーズピースに延長筒、その後ろにバローを取り付けるとバレル部分がかなり長くなり、ダイアゴナルに取り付けた場合ミラーに当たる懸念が生じますが、併用しているテレビューの31.7mm→2インチアダプターは上部が1cm強突き出ている構造の為、ぎりぎりミラーとの衝突を回避できています。もしこれがロープロファイルのアダプターであればぶつかると思います。

これでかなりの拡大率が得られる事になりましたが、問題はバローの性能が付いていけてるかどうかですが、国際光器の商品HPではこのバローはCCDカメラ用などの拡大撮影レンズとしても使用でき、延長筒との組み合わせで最大5倍の拡大率が可能、と記されているので気にしない事にしていますw

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Baader Mark V 双眼装置用バローレンズ [天文>機材>双眼装置]

MarkV双眼装置用のバローレンズは鏡筒に合わせて、純正1.7xバロー、2.6xバローに加え、バーダーハイペリオンズーム用2.25倍バローを双眼装置に31.7mmのノーズピースを付けた先に取り付けることで約4倍のバローとして使える事が分かり、この3つを使い分けています。

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Baader Mark V 双眼装置 [天文>機材>双眼装置]

初めて買った双眼装置はスタークラウド製SCスーパービノビューアー(笠井BS双眼装置相当品)で、個人的には画期的、革命的とも言える劇的なストレスフリーな見易さに双眼装置の虜になり、ここに関してはお金をつぎ込もうと決心して最高性能のものを、と購入したのがこの『究極』双眼装置こと、Baader Mark V双眼装置(以下MarkV、もしくはMk-Vと呼称)です。

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自分は乱視が酷いのですが、射出瞳径が小さくなると乱視の影響が少なくなるので高倍率での月惑星観望では地上風景を見るよりハッキリと見えるのですが、逆に瞳径が小さい事で飛蚊症の影響が大きくなり一長一短となる面があります。ここで双眼装置を使う事により双眼視で飛蚊症の影響が軽減され、乱視、飛蚊症両方の影響も軽減できる点で双眼装置の恩恵は絶大で、双眼視による本来の見易さも加わって個人的には高倍率観望のマストアイテムとなっています。

双眼装置によって自分の観望スタイルは大きく変わり、アイピースの選び方もそれまでの広角重視から中心像重視、またバローとの相性を想定したクラシックアイピースで揃えるようになり、低倍率も双眼で見たい願望が生じてその後対空双眼鏡まで揃える事になりました。

Mk-V双眼装置は性能の核となるプリズム(ビームスプリッター)が高精度で、月惑星高倍率観望において単眼と比べても像の劣化は殆ど感じず、また大型のプリズムと良質なコーティングにより光量損失が少なく月惑星観望だけでなく星雲星団観望もある程度こなせます。個人的にはアイピースの固定方式が秀逸で着脱が楽な部分もポイント高いです。

欠点は重さ、とにかく重く、これに合わせて各望遠鏡の接眼部を強化せざるを得なくなりました。改造しても接眼部に重いアクセサリーを付けると鏡筒バランスが崩れ易くなるのは変わりませんので、少しでも影響を少なくする為、双眼装置で使うアイピースも一本200gが上限としています。

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鏡筒との接続はベーシックセットに含まれる2インチアダプターは使用せず、クイックリリースリングに31.7mm径のノーズピースを取り付けて、TVの2インチ→31.7mmADを併用しています。これにより31.7mm径のバレル先端に取り付けるタイプのエクステンダーを使用可能としています。
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