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タカハシ修整塗料(小)[ライトグリーン] [天文>機材>その他]

TG-S経緯台にぶつけキズがあったのが気になっていたのですが、タカハシ用の修整塗料がKYOEI大阪で単体販売されていたので取り寄せてみました。現行のライトブルー色も取扱いされています。

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以下が塗装前のキズ、

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小さなキズなので爪楊枝でチョイチョイと塗りつけましたが大分目立たなくなりました。

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凸凹がそのままなので何か下処理した方が良かったかも・・・。

塗料缶の大きさが直径4.5cm、高さ2.5cmと小さいので今回の様な小キズの修整には丁度良い量でした(それでも大量に余りましたが・・・)。

笠井 ELS正立双眼装置 その1 [天文>機材>双眼装置]

双眼装置を手にして以来双眼天体観望の虜になったものの、双眼装置での観望はバックフォーカスに余裕の無い鏡筒ではバローを併用しなくてはならず必然的に高倍率での観望となるので、当初は主に月惑星観望用途で使用していましたが、徐々に低い倍率でも双眼で見たい欲求が高まっていきました。

高倍率での双眼観望は主にアポ屈折(ブランカFCTSA)を使う一方、中倍率での双眼観望はバックフォーカスが長く双眼装置を等倍で使える、主鏡移動式のカセグレン鏡筒(VMCALTERC6)を使い、更に低倍率での双眼観望は対空双眼鏡(APM10cmミニボーグBINOファインダーBINO)を使う観望スタイルが固まって行きました。

こうした中一つ取り残されていたのが我が家の最大口径である英オライオン25cmニュートンでした。高倍率も良く見える鏡筒ですが、折角口径が大きいので星雲星団観望用途で使いたかったものの、この望遠鏡での中低倍率での双眼観望を実現する手段が無かったので、単眼で我慢する状況が続いていました。

そのような状況の中彗星の如く(?)現れたのが光路消費ゼロのこのELS正立双眼装置です。光学系の性能は未知数でしたがバックフォーカスの短いニュートン反射で等倍での双眼観望を実現する為には他に選択の余地が無いユニークな製品でしたので笠井25周年の特価品として出たのをきっかけに購入しました。

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双眼装置本体の品質は良好で、光学系にチリ混入などは無し、光軸のズレも感じられません。気になった点としては目幅調整が固く、中折れ式でないので多人数で使い回すには手間が掛かり難しいかと思われます。またアイピースの固定が回転締め付け式で、右接眼部のアイピースを固定しようと締め付けリングを回すと視度調整部分が一緒に回転するのがやや使い辛いです。

もう一点この双眼装置での大きな制約事項として接眼側の開口径がφ17.4mmとあまり大きくなく、長焦点広角のアイピースではケラレが生じ、これを回避できるアイピースを選ぶ必要があります。ただ実物を見て予想した程は狭くないと感じました。

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笠井の商品説明では目安として【焦点距離(mm)】×【見掛け視界(度)】=約1,000以下となるアイピースであればケラレは生じないとの事ですが、手持ちのアイピースではKe25mm(25×45=1125)でもケラレが生じませんでしたのでもう少し余裕があるようです。

この【見掛け視界】×【焦点距離】によるアイピースの選定方法ですが、ケラレるかケラレ無いかはアイピースの絞り環径に依存すると思われますので、例えばテレビューのPL20mmは20×50=1000となるこの双眼装置における閾値となるアイピースですが絞り環径が公称17.1mmとの事ですので、双眼装置の開口径(φ17.4mm)より僅かに小さいのがケラレの生じない根拠となってるかと思われます。

絞り環径はそのアイピースで得られる実視界と比例してますので、実視界の算出式は

【実視界】=【アイピースの見掛け視界】÷【望遠鏡の倍率】

となっており、望遠鏡の倍率は【望遠鏡の焦点距離】÷【アイピースの焦点距離】ですので

【実視界】=【アイピースの見掛け視界】×【アイピースの焦点距離】÷【望遠鏡の焦点距離】

となり、アイピースの見掛け視界×焦点距離が実視界(絞り環径)と比例する事が分かります。よってケラレるかどうかを判断する上で見掛け視界×焦点距離の値を目安にする事は理に適っていて、その値が今回はたまたま1000だったと言う事になります。

この考え方はアイピース交換式の対空双眼鏡など接眼側の開口径が幾分制限されているような機材においては同様の考え方でケラレ無いアイピースを探す目安となるでしょう。開口径を知る事が出来れば、テレビューのアイピースデータを参考に同様の絞り環径のアイピースを探し、そのアイピースの見掛け視界×焦点距離を算出すれば閾値を割り出せるかと思います。但し、これはあくまで目安です。レンズの収差などによってこの単純計算による閾値より小さくてもケラレるアイピースもあるかも知れませんので。

問題の見え味に関してですが、最初にこの双眼装置での利用目的の一つだったHα太陽観望で使用してみました。従来の観望ではバロー使用の為やや倍率が高く、長焦点アイピースの使用によりアイレリーフも長くて覗き難さを感じていた為、バロー無しでより低倍率で短焦点のアイピースが使える点が魅力的でした。

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MarkV4xバローSP40mmの組み合わせと見比べたところ、表面模様やプロミネンスがELSの方では思った程良くは見えませんでした。Hα太陽観望はMarkV双眼装置で当初見ようとした時もちゃんと見えるまで苦労した経験がありましたので、よく見えない原因が双眼装置の光学性能に因るものとは一概には言えません。ただ現段階、我が家の環境ではMarkVの方が相性が良いようです。

次にミニボーグBINOを使用して双眼装置をサイドバイサイドで見比べてみました。

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MarkV+4xバロー+SP40mmとELS+Or9mmでの比較でしたが(これで大体近い倍率)、昼の景色では明るさ、解像度、コントラスト共に差は殆ど感じませんでした。太陽観望でELSの性能を少々疑ったのですが、こちらで見る限りでは普通に良く見えているので安心しました。

また夜にM42で見比べましたが、MarkVよりは若干像が暗く、微光星の検出度合いにおいてもMarkVに軍配が上がります(もう少し他の天体でも検証を重ねたいですが)。これに関しては元々MarkVは明るさに定評がある上にELSは5群7枚のリレーレンズが入っています。価格差も4倍ありますのである程度差が出るのは当然と言うかこの位の違いが無ければ逆にMarkVの方が浮かばれない気がしますw

これを読まれる方にはELSの性能が今一つなのでは?と思われそうですが、自分的な感想としては予想以上にちゃんと見える印象の方が強かったです。何せ消費光路長ゼロで使えるこの双眼装置の汎用性の高さを考えればこの程度の見え味の差は許容範囲と言ったところです。相手は『究極双眼装置』のMarkVですし。

個人的なELSの本来の使用目的である25cmニュートンでの見え方に期待したいところです。

その後25cmニュートンで使用してみました。

ビクセン SX鏡筒バンド125mm+キャリーハンドル [天文>機材>アクセサリー]

TSA-120用の鏡筒バンドとしてこれまで三基の超軽量バンドを使用していましたが、軽さに関しては間違いなくNo.1の鏡筒バンドでしたがその軽さの代償として、バンド幅が相当細く鏡筒との接触面積が小さいのでバンドの締め付け力をかなり強くしなければならないのが気になっていた部分で、事実バンドに内張りされているフェルトがずれ出してきていたのでこのまま使い続ける事に不安が生じ、もうちょっと締め付けに余裕がある(太い)バンドがいいかなと思い、このビクセンのバンドに取り替える事にしました。

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このビクセンのバンドは当初TSAに適合する純正以外のバンドを物色している時に早い段階で候補としていたものの、接眼部を外さなければバンドを着脱できない部分が最大のネックで見送っていましたが、ここに来てそれなりに軽くて安価な部分、またALTER-7を使っていてキャリーハンドルが鏡筒に装備されているだけで使い勝手が大きく変わる事を強く実感していたので、このバンドには純正のキャリーハンドルが付けられる部分が改めての決め手となりました。

因みにバンドの重量は2つで実測約448g、キャリーハンドルは約202g、アタッチメントプレート(アリガタ)の重量も約202gとなっています。合計で約850gと、三基のバンドとアリガタ(約375g)と比べれば結構な重量増になりますね。

そのような訳でTSAの接眼部を外さなくてはならないのですが、接眼部が回転しないように小さなイモネジで接眼部と鏡筒本体が固定されていてそのままでは外せません。

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このイモネジを緩めるのにどんな工具を使えば良いか当初分からなかったのですが、0.89mmの六角レンチで外せる事が分かりました。一般家庭用のセット工具には含まれていない細さですので別途取り寄せる事に。

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あっさり外れましたがこうした完成品に極力手を加えたくない個人的には正直あまりやりたくない作業です。

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特に問題なく取り付け完了、やはりキャリーハンドルが使えると便利ですね。上下分割式のバンドと違い一箇所のノブ付きのネジでバンドを緩められるので、前後バランスを変えたい時に手間が少なくて済むのもこのバンドの大きな利点かと思います。タカハシ純正のバンドがとにかく重くてごついですので、軽くて安く済ませたい、とお考えの方には、接眼部を取り外すのに抵抗が無ければ普通に適合しますので検討する価値はあるかと思います。


ビクセン MT-1WT(モーター)/GP用微動クラッチ [天文>機材>架台]

個人的にGP系赤道儀には強い思い入れがあり、天体導入は手動で行い、導入後はモータードライブで追尾させる観望スタイルなので、手動微動と自動追尾をクラッチでワンタッチ切り替え可能な赤道儀と言う点で欠かせない架台となっています。自動導入架台が全盛の今となってはこのタイプの赤道儀は貴重なものとなりつつあり、日本製で精度が良く安価で軽いと言った条件を満たすGP系赤道儀は入門用からマニアまで幅広く使える傑作機だったのではないかと個人的に思います。

特に自動導入を否定している訳では無いのですが、導入対象によっては手動導入の方が面倒無く素早く導入できるケースも多々あると思いますし、バッテリーが無くなると望遠鏡がただの置物になってしまう点が個人的に受け入れ難い部分で、もし手動微動と自動導入がクラッチ等で即座に切り替えられるような架台が出れば食指が動くと思います。なのでエンコーダー等を使用した導入支援機器(スーパーナビゲーターの様な)を用いて導入する架台には興味があります。

その様な訳で暫くは手持ちのGPで当座をしのがなければならないのですが、あれだけ売れた赤道儀とは言えディスコンから月日が結構経ってますのでオプションパーツも軒並み消えていく中、まずクラッチの在庫がネット上から無くなり、次にMT-1モーターも無くなりました。共に予備が欲しいと以前から思いつつ購入を先送りにしていましたが、この架台を末永く使うのであれば消耗品であるモーターは予備を持っていた方が良かったのでは?と思い出し、そもそも自動追尾が出来なければ個人的に赤道儀を使う意味が無いので、これはいかんと慌ててショップに電話を掛けて回ったところ運良く2個在庫を見つけて確保する事ができました。ついでにクラッチもあれば・・・と聞いてみたところこちらも一個確保できました。ダメ元で電話掛けていましたがラッキーでした。

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GPは非常に数が売れた赤道儀ですのでクラッチもモーターも中古が多く出回っていますが、ヤフオクを見る限りでは共に相場が上がってるように感じます。自分と同様にGPを長く使いたい場合は中古でも早めに予備を確保しておいた方が良いかも知れません。いざとなればGPの中華コピーであるEQ5赤道儀のモーターが流用できる噂を聞きますのでそこまで慌てなくても良いのかも知れませんが。

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