So-net無料ブログ作成
天文>機材>アイピース ブログトップ
前の30件 | -

ビクセン HM12.5mm [天文>機材>アイピース]

12mmクラシックアイピース見比べ企画で古いアイピースに手を出してしまった事で、どうせなら子供の頃覗いてたミッテンゼーハイゲンスの見え味も確かめてみたいと思い、数あるMHの中で特に高級でも低廉でもない、ごく標準的な出来と思われたビクセンのHMを中古で(千円以下)手に入れました。

eyep-vx-hm125_1.jpg

アイレンズが他の12mmアイピースに比べると極小で、個人的にアイレリーフの短い、覗き難いアイピースは好みでは無いのですが、バロー併用の双眼装置越しに見ているせいか、見掛け視界も広くない事もあり(公称40度)、目を密着させなくても普通に視野を見渡せて思った程見辛くありません。

さてさて当時の見え味は?と正直全く期待していなかったのですが、覗いた瞬間、は?・・・良く見えるじゃん!?と一見他のアイピースと遜色ない見え味に衝撃を受けましたw 色々見比べましたが、ペンタOで見たNEBの微細な輪郭は・・・見えるじゃん!笠井APで見たカッシーニのキレの良さは・・・見えるじゃん!これ、レンズ2枚なんだよね??とミッテンゼーハイゲンスのポテンシャルの高さに驚く結果となったのでした。

迷光処理が若干甘いのかフレアが対象によっては目に付きますが、解像度そのものは現行のアイピースに引けを取りません。他のアイピースより特別良く見える、とまでは行かないかも知れませんが、普通に高倍率観望に耐えます。

本当はちょっと懐かしの見え味を確認したらすぐに手放すつもりだったのですが、鏡筒が高性能ならちゃんと期待に応えられるアイピースと分かり、初心に帰る、原点に立ち返る意味でこれは持っておこうかと思い直しました。アイピースの見比べなどに疲れた時にこのアイピースを覗くと何故か癒される気がします笑 心の故郷アイピース(←?)と言ったところでしょうか。

AC-No17アイピース その2(アイカップ構築編) [天文>機材>アイピース]

ACクローズアップレンズNo.17を使った自作アイピースですが、アイポイントがシビアで実用が厳しいと感じていたのでレンズフード等を利用したアイカップを構築する事により、更に怪しいアイピースへと進化しました笑。

eyep-accup17-2_1.jpg

構成は、

----<アイカップ部分>
・Neewer 43mm→37mmステップダウンリング
・Neewer 52mm→43mmステップダウンリング
・Neewer 55mm→52mmステップダウンリング
・Neewer 62mm→55mmステップダウンリング
・Kenko LMH58-62 BK(レンズメタルフード)
----<本体部分>
・ケンコー ACクローズアップレンズ No.17
・ノーブランド 継手リングφ58mm径 (メスーメス)
・BORG M57→M58AD【7407】
・BORG M57/60延長筒S【7602】
・BORG 50.8→M57/60AD【7425】

となりました。重量は約350gです。

アイカップはステップダウンリングを重ねる事で高さの調整と覗き口のセンタリング誘導を実現しています。

eyep-accup17_7.jpg

これでかなりブラックアウトの発生も収まって覗き易くなったのですが、ベランダ観望での確認では今一つ有効性が分かりません(バックグラウンドが明るいのでブラックアウトの影響を感じ難い)。これはもっと暗い空で試さなくては、と言う事で士幌高原ヌプカの観望会にこれを持参、何とこの施設備え付けのPentax 150EDに装着する機会に恵まれました。このアイピースの60mmと言う焦点距離は公共天文台で使うようなスペックですので、F12のペンタ150EDとの相性は悪くないだろうと自分でも思っていました。

OIIIフィルターを使用して網状星雲などを観望しましたが、問題無く、いや結構良く見えていると感じました。正直クローズアップレンズで作ったアイピースである事と他の同じクラスの望遠鏡用アイピース(マスヤマ60mmやラベンデュラ63mm等)を覗いた事が無かったので、この見え味がまともなのかどうか確信が持てなかったのですが、他の観望仲間の方に覗いて頂いて、周辺まで点像で良く見える、と評価して頂いたので自信になりました。覗き易さに関しても一般参加者の方が概ね普通に覗いていた様子だったので、普通のアイピースとしての及第点はあげられるかと思いました。

自分で見る限りは覗き易さはやはりアイカップの使用で劇的に改善した印象で、以前ナグラー22mmを使用していた時、瞳ガイドプレートなるオプションが付属していましたが、瞳位置を正しく誘導する事が如何に重要かをこのアイピースで再認識した次第です。

その様な訳でほぼネタで作ったこのアイピースでしたが、我が家の主力アイピースの一員として正式に加わる事になりました。いらっしゃいませ。


SVBONY WA-12mm [天文>機材>アイピース]

このアイピースの名称らしきものが無かったのでWA-12mmは自分で勝手に名付けましたすみません;

アイレリーフが10mm以上のスマイスレンズを含まないクラシックアイピースで最高倍率を得たいとなると焦点距離12mm程度のアイピースが概ね候補となるのですが、この条件で広角を実現しているアイピースとなると殆ど見つける事ができません。今回のアイピースは見掛け視界60度となっていてこの稀有な条件に当てはまり、双眼装置で使う高倍率用の広角アイピースとして使えないかと期待して手に入れてみました。

eyep-svb-wa12_2.jpg

レンズ構成を見るとケーニヒに凸レンズを一枚プラスしたいわゆる改良ケーニヒと呼ばれるタイプでしょうか。笠井で販売されているWAシリーズと同じ設計かな?と予想しています。

eyep-svb-wa12_1.jpg

アイレンズはこの焦点距離のクラシックアイピースとしては大きく一見覗き易そうですが、アイレリーフが短めなので全視野を見るにはそこそこ目を近づける必要があります。

eyep-svb-wa12_3.jpg

見え味は中心像はすっきりしたシャープな見え味で普通に良く見えますが、経緯台で木星を見ていると視野の周辺に移動するにつれて両端にかなりの色が付き個人的に結構気になるレベルです。バローを使う双眼装置での使用前提で、見掛け視界60度程度なら周辺像の崩れはあまり無いのではと期待していましたが、その点では予想より厳しい結果となりました。

ただ中心像は問題なく使えるレベルですので値段を考えるとコスパは高く、月などの面積体を観望する場合にはこの見掛け視界の広さはかなりのアドバンテージになりますので、双眼装置と相性の良い広角アイピースとしてユニークで価値ある存在と言えるかも知れません。


ケンコー ACクローズアップレンズNo.17-60mmアイピース [天文>機材>アイピース]

以前の実験で目的なく勢いのみでポチってしまったACクローズアップレンズNo.17ですが、対物レンズとしての利用はNo.9でもぎりぎりアウトだったのに、このNo.17の口径約50mmで焦点距離が60mm、F値は実に1.2と言う超短焦点レンズと組み合わせるアイピースが思い付かず、こりゃ流石に使い道ないのでは?と諦め掛けていた時に、ケンコー・エンスージアスト(←?)のあぷらなーとさんの「アイピースにしてみては?」との一言に目から鱗。あ、ヤバイ・・・それ、アリ寄りのアリなのでは?と直感的に感じ、これに2インチバレル付けたら・・・と急遽ボーグパーツを家宅捜索する事により怪しいアイピースが爆誕しました。

eyep-accup17_4.jpg

構成は、

・ケンコー ACクローズアップレンズ No.17
・ノーブランド 継手リングφ58mm径 (メスーメス)
・BORG M57→M58AD【7407】
・BORG M57/60延長筒S【7602】
・BORG 50.8→M57/60AD【7425】

となっています。

アイピースの当たり面に焦点が来るようにパーツを調整したので視野環もくっきりで見掛け視界も50度弱程度あり、この焦点距離としては中々の広さではないかと思います。アイレンズも50mm程度と大きいので覗き易く、アイレリーフは3cm強あるでしょうか。アイポイントは若干シビアです。

eyep-accup17_5.jpg

FC-100DLを使い昼間の景色を見たところすっきりとした見え味で、XL40と見比べても特に欠点の見当たらない素直な見え味に感じました。

eyep-accup17_2.jpg

eyep-accup17_1.jpg

これは星見でも期待できそうとALTER-7を使い星雲星団観望に使用してみました。しかし昼間に見た時とは比べ物にならないくらいブラックアウトが多発し、アイポイントがシビアで視野全体を上手く見る事ができません(視野のどこかが陰る)。像質は特に問題無さそうで、この位アイレリーフの長いアイピースとなるとアイカップの作り方も重要になると思われますので、工夫次第では実用になるかも知れません。

このままでは実用するのは正直辛い印象ですが、天体用でもなんでもないクローズアップレンズをただアイピースの形にしただけでそれなりに見えるのは驚きで、重量が非常に軽く、2インチをフルカバーする視野の広さがありますので、アイカップを用立てて天体導入用に使えないかなと模索しているところです。

その後アイカップを構築して覗き易さが劇的に改善しました。

賞月観星 XWA9mm [天文>機材>アイピース]

格安100度アイピースとして最近評判のXWAシリーズですが、31.7mm径では13mmが最も広視野が得られるのですが、個人的に9mmを選んだのは幾つか理由がありました。

一つはACクローズアップレンズBINOで100度双眼視を実現する上で、最小目幅をなるべく小さく(60mm以下に)したかった為、鏡胴径58mmとより細い9mmが適していた事、次にAPM10cm対空双眼鏡で中倍率アイピースとしてこれまでナグラー9mmを使っていたので、XWA9mmであればこれまでと倍率を変えずに100度双眼視が実現できる事が都合が良かった事、そしてELS双眼装置で使う上で、焦点距離9mm×見掛け視界100度=900と1000以下となり、この双眼装置でケラレない最大視野が得られる100度アイピースとして好適だった事、と言った理由が重なりました。

eyep-sk-xwa9_1.jpg

この内APM10cm対空双眼鏡で100度双眼視が実現できる事が特に魅力的だったのですが、この双眼鏡で気を付けなければならないのがバックフォーカスの余裕の無さで、どんなに見え味が素晴らしくてもピントが出なければどうしようもありません。こればかりは実際に試さないと分からない部分でしたが一本だけ先に購入して試したところ問題無く無限遠でピントが出て、むしろXW20よりピントに余裕があり、これで晴れてナグラー9mmから完全移行できる結果となりました。

当初イーソスを使う事も検討しましたが、2インチと31.7mmの両方の接眼部に対応した独特のバレル形状が仇となり、31.7mm径アイピースとして使うには差し込み量が少な過ぎで落下の危険性が高いと感じて採用には至らなかったのですが、今回のXWAであればバレル根元までアイピースが挿さり、脱落防止溝もあるので落下の心配も無く、こうした双眼鏡との組み合わせにおいてはイーソスよりも適しているアイピースと言えるかも知れません。

個人的にはアイピースの脱落防止溝は廃止して欲しいと願うほど嫌っているのですが(特にリング締め付け式の固定方法と致命的に相性が悪い)、このXWAに関しては溝の下側の段差がテーパーになっていて引っ掛かりを抑える造りになっており、最近のアイピースはこうした工夫がされているものが増えていると感じます。だからと言ってまだ溝の存在を許容する気にもなれないのですが、今回のXWAの様な長大な31.7mm径アイピースを付けたまま鏡筒を振り回すとすっぽ抜ける危険性は少なからず存在し、溝のある方が確かに安心できるので、せめて今回のように段差にテーパーを設けたり、軽量級のアイピースでは溝を設けないなどケースバイケースで対策してもらえれば脱落防止溝もユーザーに受け入れられる存在となるかも知れません。

eyep-sk-xwa9_2.jpg

肝心の見え味に関してはまずミニボーグ45ED-BINOイーソス17mmと見比べましたが、イーソスの方が覗き易く、その分周辺像も若干良く見えるとは感じましたが倍率がかなり違うので近い焦点距離でないとどちらのどこが上とはちょっと判断し辛い感じです。

ttks-190523_1.jpg

次にAPM10cm対空双眼鏡で像を確かめましたが、目位置がアイレンズ中心から動かさない場合は周辺8~9割程度から僅かに像が崩れる印象もあるのですが、周辺像をよく見ようと目位置をレンズ端に移動させるとちゃんと点に見える印象で、これは周辺まで点像と言って良いのか分かりませんが、F5.5の対物でこれだけ周辺が良く見えれば十分に優秀と感じました。個人的に周辺の崩れが大きいアイピースだと視野を流したりした場合に周辺から不快な感じを受けるのですが、このアイピースではこれだけの見掛け視界でありながら周辺から特に嫌な感じを受けず(非点収差や歪曲が少ない?)、ナグラー9mmとも比較しましたが、ナグラーの見掛け視界をそのまま広くしたような印象で、周辺像に割と拘る自分でも気持ち良く覗けます。また見始めた当初は目位置がシビアなブラックアウトし易い印象もありましたが、慣れてくると気にならなくなりました。

ttks-190523_2.jpg

イーソスとの性能差はあるのかも知れませんが価格差を考えた場合、価格が半額でも見え味がイーソスの6割や7割程度の出来であれば、見え味に拘る人であれば高くてもイーソスを選択する事もあるかと思いますが、XWAに関してはイーソスの8、9割位の出来はあると思われ、XWAのイーソスの3割程度と言うあまりの爆安さに見え味に拘る人でもこの程度の差ならこっちで良いのでは?と天秤を狂わせる魅力があると思います。

かつてナグラーが流行った時、ナグラーコピーも大いに出回りましたが(セレストロンやミードなど)、大抵は本家より重く大きくなってしまい、やはり本家が一番スタイリッシュな出来と思わせましたが、イーソスに対してXWAはその点においても引けを取っておらず(細くて軽い)、バレルの仕様などはこちらの方が扱い易い部分もあり、質感は確かに中華製を思わせますがデザインは洗練されたものを感じます。

言い換えればいつもの様にコストパフォーマンスが高い、と言う結論になりますが、こんなコピーを出されたらテレビューも困ってしまうのではないでしょうか。

アイピースのスペックはこちら

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

賞月観星XWA9mm
価格:26500円(税込、送料別) (2019/5/25時点)



12mmクラシックアイピース対決 [天文>機材>アイピース]

ふとFC-100DLで木星を観望すると(MarkV4xバロー使用)かなり良いシーイングで300倍掛けても破綻していなかったので、急遽TMBモノセン笠井HC-Or笠井APブランドンの12mmアイピース4種(焦点距離900mm÷12mm×4倍バロー=300倍)で木星の模様をひたすら見比べました。折角のシーイングなのでTSAを出そうかと思いましたが、FCと同じ焦点距離でFCの方がより過剰倍率となるので、アイピースの限界性能を見るにはFCの方が良いかと思いそのまま続行。

eyep-cmp12eyep_1.jpg

SEB、NEBの濃淡や輪郭、その間(EZ)の淡い縞模様の見え具合、大赤斑、及びその周辺の模様などで比べていましたが、今日の条件では、

・明るさ:TMB>HC-Or>AP>ブランドン
・解像度:ブランドン>=TMB>AP>=HC-Or
・コントラスト:ブランドン>AP>TMB=HC-Or

と言った印象で、今までこの4種ではTMBが総合力で頭一つ抜けている印象でしたが、今日の見比べではブランドンが一番見えていると感じ、当初自分の中ではそれなりの評価のブランドンでしたが、今回TMBクラスのアイピースだと認識を改める結果となりました。TMBはやはり第一印象が像が明るく、ブランドンはその逆で暗く感じますがその分コントラストが高く見え、両者とも非常に良く見えます(解像度が高い)が、味付けが好対照なのが面白いです。国産アイピースもじっくり見てるとちゃんと細かい模様も見えていると感じましたが、TMBからAPに変えたり、HC-Orからブランドンに変えた瞬間に細かい模様の見え方(見易さ)で差を感じる印象です。

ただシーイングは刻一刻と変わりますので、たまたま良いシーイングの時に覗いていたアイピースの評価が高くなる事もありえますので公平な評価となるように2時間以上とっかえひっかえ見続けましたが腰が悲鳴を上げて撤退しました;最後に少し倍率を下げてブランドン16mmで見た木星が一番きれいに見えた気がします笑

ttks-190513_1.jpg

賞月観星 UF15mm [天文>機材>アイピース]

ELS双眼装置で使えるアイピースは開口径の都合上、焦点距離×見掛け視界=概ね1000以下となるものに限られるのですが、15mm近辺の焦点距離で候補となったのがペンタックスのXW14(14×70=980)、もう一つがAPMから販売されていたUltra Flat Fieldシリーズ(以下UFF)の15mm(15×65=975)で、周辺像の良さを売りにしていながら安価なUFFは魅力的だったものの、個人輸入するとなると国際送料が高いので一本ずつ買うと高上がりとなり、かと言って素性の分からないアイピースを2本一気に購入するのも大きな賭けとなるので、結局性能に間違いの無いXWを一本購入しました。

しかしXWを2本目を買おうと考えたところでどうにも値段が高く、また双眼装置用のアイピースとしてはXWはかなり重たいと感じたので再びUFFが気になり出し、再び個人輸入するかどうか悩んでいたところで突如このアイピースが賞月観星からUFシリーズとして販売される事を知り、値段もAPMで買うより大幅に安く済むので、これは渡りに舟とばかりにUF15mmを即一本ポチったのでした。

eyep-sk-uf15_2.jpg

これにより似たようなスペックのUF15mmとXW14が手元にある状況となりましたので比較テストする事にしました。機材はAPM10cm対空双眼鏡(F5.5アクロ)で天の川の中心部を狙い、主に周辺像の崩れ方に着目して見比べました。

見比べて最初に感じたのは視野を移動させた際、UFは若干中心がズームされるような歪曲(樽型?)を感じ、像面の平坦さではXWに軍配が上がる一方で、個人的に最も気になる良像(星が点で見える)範囲に関してはUFはXWに比べても文句無しで、最周辺までほぼ点像で良像範囲98%のメーカー公称値は誇張でないと感じました。この多少歪曲があっても周辺が点像である事を優先した見え味はテレビューの広角アイピースに似ている感じもあり、パンオプティックの代用品としても有用な存在となるかも知れません。

但しUFとXWを見比べて気になったのはUFでは若干の周辺減光が認められ(周辺から1割位の領域)、XWの視野円がくっきりしていて気持ちの良い見え味に比べるとややすっきりしません(但し昼間の景色では分からないレベルかも知れません)。またXWは5度の差とは言え見掛け視界が広いのはやはり大きなアドバンテージで臨場感があり、像面がフラットで周辺減光も感じない、とにかくストレスを感じさせない見え方は流石XWと言ったところでしょうか。

一方星像に関してはUF、XW共に非常にシャープで、特にUFの方はXWを覗いた後だと星が明るく見え、バックグラウンドが暗く、XWよりコントラストが高いように感じました。星が明るく感じるのは焦点距離の差かも知れませんが、バックグラウンドがUFの方が暗く引き締まって見えるのは迷光処理がXWより優秀なのか、ぱっと見の印象なのでもう少し詳しい検証が必要かも知れませんが、第一印象ではそのように感じました。

eyep-sk-uf15_3.jpg

まとめるとXWの優秀さは間違いありませんが、UFはXWより圧倒的に軽くコンパクトでありながら、多少の歪曲や周辺減光があってもほぼ100%の良像範囲を保っているのは優秀な性能と言え、これまで個人的に中華広角アイピースに対して抱いていた周辺像が弱いイメージ(例外として笠井EFシリーズがありましたが)を払拭させる良質なアイピースだと思いました。値段がXWやパンオプの半分以下である事を考えると、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。

アイピースのスペックはこちら

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

賞月観星UF15mm
価格:11200円(税込、送料別) (2018/8/21時点)



格安広角アイピース 23mm62° Aspheric [天文>機材>アイピース]

最近ネットで格安ながら良く見えるアイピースとして評判の、このメタリックオレンジの帯が目印の非球面レンズを使用した(と思われる)広角アイピースの実力を知るべくamazonで一本1500円程で入手。

eyep-asp23m62f.jpg

まず見掛け視界をチェックしたところ予想以上に広いです。同じ見掛け視界62度の谷Er25mmと比べて明らかに広く、他のアイピースと見比べてXL40以上XW弱の見掛け視界があり、実測67度位あるでしょうか。この23mmはアイレリーフが17mmとの事ですが目位置にも寛容でとても覗き易いのが好印象です。

見え味に関してはやはり強引に見掛け視界を広くしたアイピースにありがちな周辺像の崩れ、周辺減光が目立ちますが、それでも良像範囲は8割程度はあり、周辺までフラットを特に謳っていない比較的安価な広角アイピースであればこの程度の崩れは割と普通ですので、値段を考えれば十分及第点の性能と言えるでしょう。個人的には公称値通りにもう少し見掛け視界を絞ってあれば性能の良さが引き立って良かったのでは無いかと思います。

普通に真っ当なアイピースと性能を比較していますが、この価格であればまともに像を結ばない粗悪品であっても不思議ではありませんでしたので、この価格の広角アイピースが普通に使えると言う点だけでも評価に値するのではないかと思います。本体はプラ製で新品購入時の時点で小キズが散見されたりしましたが価格を考えれば気にするポイントでは無いでしょう。

とにかく安価に広角を味わいたいと言った要求には十分に応えてくれるアイピースかと思います。同シリーズの他の焦点距離(4mm、10mm)の性能も気になるところです。


スコープタウン Or9mm(PLタイプ) [天文>機材>アイピース]

ブランカ70EDTで高倍率観望したい場合、従来双眼装置で最高倍率用として使っていた焦点距離12mmのアイピースでは倍率が稼げないのでアイレリーフが10mm以下のアイピースは使わないとしていた個人的な方針を曲げて、この鏡筒限定で使うのでなるべく安い(且つ性能が良い)クラシックアイピースが欲しかった事で再びここの製品にお世話になる事になりました。

eyep-stor9_1.jpg

このアイピースを使う事でブランカでも200倍超を何とか出せるようになり、口径が小さいのでこの倍率だと若干暗いですが木星などを見ても破綻せずよく見えます。ただ久々にアイレリーフ10mm以下のアイピースを覗きましたが個人的には(このアイピースのアイレリーフの)7mmはやっぱり短いと感じます。

同社のOr14mmはプローセルにしては異例のアイレンズの大きさと見掛け視界の広さが特徴的でしたがこちらの9mmは特にスペック的にユニークな部分はありません。覗き比べたところ見掛け視界は同社のKe25mmと同等で公称通り(45度)かと思います。

アイピースのスペックはこちら

国際光器 WIDE SCAN TYPEIII 20mm [天文>機材>アイピース]

双眼装置での月面観望で笠井EWV-16mmの見掛け視界85度の迫力ある見え味が気に入っていたのですが4xバロー併用の場合やや倍率が高めに感じた為、同等の見掛け視界でより低倍率が得られるこのアイピースに関心が湧き、販売終了からかなり月日が流れていましたが中古で何とか手に入れる事ができました。

eyep-ws20_1.jpg

31.7mm径でありながら焦点距離20mmで見掛け視界84度、このスペックはナグラーであれば2インチアイピースとなるので本当に実現出来ているのか半信半疑でしたが、実視でEWVと同等の視界で20mmの倍率も偽りでない事が確認できました。

テレビューのHPでアイピースの絞り環直径が公開されていますが、ナグラー20mmで絞り環径が27.4mmに対しPL32mmが27.0mmとPL32mmは31.7mm径アイピースで最大の実視界を実現するアイピースと称されていましたのでこれ以上をどう実現しているのかと、WS20mmの絞り環をバレル側から見たところ確かにPL32mmより絞りが広い(と言うより31.7mm径バレル内径を限界まで使っている)事が分かります。

eyep-ws20_2.jpg

PL32mmの絞り環はバレル内に存在しますが、この方法ではこれ以上の実視界を稼げないので、WS20mmの絞り環は本体内部に位置している模様で(下の画像はバレルを外して中を写したものです)、このアイピースのインプレでよく見受けられるバックフォーカスの短い筒ではピントが出ないと言われる要因と思われますが、この広角を実現するための苦肉の策だったのかも知れません。

eyep-ws20_3.jpg

見え味に関してはEWVの見え方をそのまま倍率を低くした印象で、周辺像の崩れ方も同様ですが高拡大率バローとの併用ではそれ程気にならず、ヌケが良い素直な見え味で、アイレリーフがEWVより長く、アイレンズも大きい事でかなり覗き易い点が特に気に入りました。

このアイピースは元々ユニトロンで開発販売された製品と同一思われますが、2本の内一本を国際光器で入手した際、商品説明に谷光学製と書かれていて、ユニトロンの設計を谷光学が受け継いで国際光器で商品化された製品なのかと考えましたが真偽の程は定かではありません(国際光器に聞けば分かるかも知れませんが)。

EWVと同等のスペック(16mm/85度)のアイピースは他社製の現行品でも見受けられますがWS20mmのスペックの製品は他に類を見ないと言ってよく、ピント(絞り環)位置が他のアイピースと違う事から敬遠される事を覚悟の上でこのスペックを(無理矢理?)実現させたその心意気を買いたい(笑)と思わせるアイピースです。

見え味に不満は無く、当初の期待通りの見え方で月観望の常用アイピースとなりました。勿論日本製です。

アイピースのスペックはこちら

Meade 4000 Super Wide Angle 40mm [天文>機材>アイピース]

ミニボーグ60ED-BINOで低倍率用にXL40を使っていますが、『日本製』『双眼視可能な太さ』『2インチ40mm』『見掛け視界70度クラス』の条件に当てはまるアイピースとしてこのアイピースの存在を思い出し、この頃のMeadeの広角アイピースはTVに真っ向勝負のラインナップで製造は日本製で質も高いと思われた為、XL40と見比べてみたくなり中古で入手してみました。

サイドバイサイドの見比べで周辺像の像の崩れはXLより顕著ですが傾向としてはLVW42mmと近い印象です。良像範囲はこのBINOで7~8割位と上々の性能だと感じました。XLより若干視野が広いのも良いですね。

eyep-md-swa40mm.jpg

Vernonscope Brandon 12mm、16mm(フラットトップ仕様) [天文>機材>アイピース]

双眼装置に使うアイピースとしてアイレリーフが10mm以上のクラシックアイピースと言う個人的な制約を設けている都合上焦点距離12mm近辺が最も短焦点(4xバロー併用で3mm相当のアイピースとして使用)のアイピースとなる為、TMBモノセン12mm笠井HC-Or12mm笠井AP12.5mmと揃えてきましたが、よく出来たプローセルのこの焦点距離のアイピースも見てみたくなり、このブランドンに手を出してみました。個人的にはラバーアイカップがあまり好きではなかったのでこの『フラットトップ』仕様を個人輸入、また16mmの方はシーイングが今一つの時にこの焦点距離のアイピースが欲しいと常々思っていたので併せて購入しました。

eyep-brndn.jpg

硝材が「バリウムフリント」「ランタンクラウン」「軽クラウン」「ダブルエクストラ重フリント」と異なる4つの素材により構成されており、光学レイアウトも安価なプローセルと違い前群と後群でレンズ形状も異なります。単純なシンメトリカルな設計では無く、プローセルを踏襲しつつ更なる高性能を目指した事が窺える設計です。

eyep-brndn-l.jpg

モノセントリックのTMB、アッベオルソのHC-Or、アストロプランのAP、そしてプローセルのBrandonと揃ったので主に木星と土星で数ヶ月見比べましたが、自分のヘタレ目では正直なところそれ程見え味は変わりませんでした汗。双眼装置で組み合わせるバローも本来の使い方では無いので相性の問題も多分にあると思われますが、当初はブランドンはAPやHC-Orより解像度で劣る印象もありました。鏡筒を色々変えて見比べるとブランドンも良く見えるアイピースだと言う事が分かりましたが、有意な差があるかと言えば微妙なところで強いて言えば、明るさ解像度のTMB、ヌケの良さの笠井、コントラストのブランドンと言えるかも知れません。総合力ではTMBが頭一つ抜けている印象です。

正しい評価を下すには双眼装置もバローも使わない環境で比較するべきだと思いますが、自分の使い方以外の環境で評価を下しても個人的にはあまり意味が無いのでこうした結果となりました。誤解無いように言いますが、ブランドンも十分優秀なアイピースと思います。あと見え味以外の部分ではめちゃめちゃ軽いのも良いですね。

その後更にアイピースの見比べをしました。

アイピースのスペックはこちら

Meade SP40mm(日本製) [天文>機材>アイピース]

ミニボーグHα太陽望遠鏡で使う31.7mm径の焦点距離40mmのアイピースはセレストロンのOmniプローセルで特に不満はありませんでしたが、日本製の40mmと言えばMeadeのかつてのSPシリーズに存在していた事を思い出し、現所有の日本製SP20mmの性能の高さは知っていたので見比べてみたくなり、気長に中古が出てくるのを待って2本入手する事ができました。

eyep-sp40.jpg

Omniプローセルはよく出来た台湾製プローセルより良く見えたので中華製アイピースも侮れないと感じて、SP40mmが日本製と言えども目に見える差は無いだろうと思いつつ見比べたところプロミネンスやプラージュの見え方(主に解像感)で思いの他差がある事が分かり、こちらを太陽観望の常用アイピースとする事になりました。Omniプローセルの方は外観の造りも雑なところがありましたが日本製SPは流石に隙の無い造りで、これにより日本製アイピースに対する思い入れが再び強くなりましたw

日本製のプローセルと言えばテレビューのPLシリーズが現行品でありますが、TVの長焦点プローセルはごつい外観が個人的にマイナスポイントで、その代わりアイレンズが大きいので目位置に比較的寛容で覗き易い長所がありますが、Meade SPとは一長一短と言ったところでしょうか。現行の中華製のSPシリーズとの差も気になるところです。

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

スコープタウン Ke25mm [天文>機材>アイピース]

双眼装置で太陽観望や星雲観望する際に出番となる25mmアイピースですが、谷Er25mmに特に不満はありませんでしたが、ケルナーのアイピースは今まで一つも覗いた事が無かったので以前から興味があり、レンズ枚数が3枚と少ないので見掛け視界が狭くてもプロミネンスや散光星雲など淡い対象の検出で有利に働くのではと期待してこのアイピースを試してみる事にしました。お安いですし。

eyep-stke25_1.jpg

昼間の景色を見ると明らかに谷Erより明るく、色が薄い感じがしましたがヌケも良いと感じました。木星観望でも使ってみたところ(TSA-120で4xバロー使用で144倍)、明るさ、解像度、シャープネスで谷Erを上回っており、谷Erも優秀なアイピースですが、自分の中のケルナーの認識を改める驚きの見え味でした。木星ではコントラストも悪くありません。

Or14mmでも思いましたがここのアイピースは値段を考えると破格の性能と言っていいかも知れません。日本製でこの安さを実現できているのは正直驚きで、初心者だけでなくマニアの使用にも十分耐えうるアイピースだと思います。

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

スコープタウン Or14mm(PLタイプ) [天文>機材>アイピース]

双眼装置での惑星観望で12mmと15mmの間のアイピースが欲しいと感じる事が何度もあったのですが、その焦点距離で日本製(or欧米製)のクラシックアイピースとなると選択肢が殆ど無く、その意味ではこのアイピースは貴重な存在と言えるかも知れません。4xバローとの組み合わせで使うのでこの場合3.5mm相当の焦点距離になります。

eyep-stor14_1.jpg

このアイピースが独特なのは焦点距離だけでなく、目を引くのがプローセルの14mmにしては大きいアイレンズで、TV PL15mmはおろか谷Or18mmより大きい程で視野レンズも同様に大きく、アイレリーフもTV PL15mmより長く覗き易いのでこれ本当にプローセルの14mm?と不安になってw倍率を確認するとちゃんと15mm以上12mm以下の倍率が出ていて、ここで気づいたのが見掛け視界の広さでした。明らかにTV PL15mmより広く、他のアイピースとの比較したところでは55度程度あり、プローセルにしては異例の広さで、実視界もこちらが広いです。

高倍率惑星観望に用いても高級アイピースに引けを取らない見え味で、これまでの自分の中のプローセルの常識を覆された気分でwとても魅力あるアイピースだと思います。覗き易く視界が広い部分で使い勝手が良いので経緯台での観望などで重宝しています。

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

Celestron Omni 40mm Plossl [天文>機材>アイピース]

ミニボーグHα太陽望遠鏡で双眼装置用のアイピースとしてTV PL32mmでも若干倍率が高く感じたので、40mmのアイピースとして候補としたのがこのアイピース(以下Omni PL40mmと呼称)です。個人的に使うアイピースは日本製に拘っていましたが、200gを切る日本製の40mmアイピースが見当たらなかったので妥協する事にしました。

eyep-omn40pl_1.jpg

外観の造りは新品に関わらず小キズがあちこち見受けられたり、ゴム部品の成型が整っていなかったりと(レンズは問題ありませんが)中華クオリティが随所に見受けられ正直良い印象はありませんでした。ので他の候補として某台湾製のPL40mmを取り寄せ、こちらはOmniの様な造りの粗さが無く、かつての日本製のような真面目さがあり好印象でこちらを使おうと考え性能をチェックしていたのですが、折角手元にあるんだしOmniの方も覗いてみるかと比較したところ、何とこちらの方が良く見えると感じました。台湾製PLは一見やや暗い像なのに対し、Omniの方がプロミネンスの明るさや解像感が上と言う印象です。

外観的には台湾PLが好印象だったので正直複雑な気分でしたが、数回比較観望してどうもやっぱりOmniの方が良く見える印象だったのでこちらを正式採用する事としました。しかしあくまで個人的な印象です。

このアイピースで太陽観望すると、長焦点のPLと言う事でアイポイントがシビアで、双眼装置4xバローを付けているせいかアイレリーフが更に伸長してる可能性もあり、実用に耐えないレベルの覗き難さだったので、紙筒の内側に植毛紙を張った自作の見口を作る事で何とか実用レベルになりました。見口が有っても暗幕を被っての暗順応は必須です。

eyep-omn40pl_2.jpg

正直もう少し小さく明るい太陽が見たかったのですが、31.7mm径で50mmとかのアイピースは見たことが無いのでここは40mmで納得するしかありません。これ以上の長焦点で更に目位置がシビアだと実用が難しいと思われる為、これ位が妥当なところかも知れません。

今回中華製のアイピースを選んだ事で、今後の購入対象も中華製が視野に入ることになり、そうなると購入の選択肢が大幅に広がるのでアイピースの選定に一層悩む事になりそうです笑

アイピースのスペックはこちら


nice!(0) 

過去に所有したアイピース その5 [天文>機材>アイピース]

・INTES-MICRO ST-12mm

モノセントリックと言えばTMBのスーパーモノセントリックが有名でしたが、高価な価格で当時はディスコンだった(後に再販されましたが)事もあり、一方こちらのモノセントリックも在庫限りと言う状況だったのでどんなものかと思い慌てて手に入れました。

まず感じたのが視野の狭さでこれを見るとTMBモノセンすら相当広く感じます。次に驚いたのがアイピース単体で中空に向けて覗くとレンズが曇っているように見え、これでまともに見えるのか正直不安になりました。おまけに視野環がガタガタでロシア製のアイピースはSWV-24mmを所有していたのである程度の造りの悪さは想像していましたが、ある意味想像通りでした笑

これが望遠鏡を通すと普通に良く見えるのが逆に驚きで、HC-Or12mmとの比較ではシャープネスでは甲乙付け難く、コントラストはSTが上、ヌケはHC-Orが上と言う印象でした。このアイピースは中心から点対称にゴーストが出るのは有名で、実際惑星を見る場合には対象を中心からずらして見る形になります。しかしこの非常に狭い視野の中においても像面湾曲が顕著に見受けられ、あまり中心から対象が離れすぎても像が劣化してしまうのでその点では扱いは難しく、モータードライブによる自動追尾は必須です。

ゴーストは慣れれば気にならなくなる部分もありますが、HC-Orとの比較で明確なアドバンテージが無かったので手放しましたが、アイピースの個性と言う点においては並ぶものは無い位の存在だったかも知れませんw

eyep-st12.jpg

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

過去に所有したアイピース その4 [天文>機材>アイピース]

・TeleVue Nagler Type4 22mm

双眼視可能な鏡胴径で最も長焦点のナグラーと言う点でEMSユーザーからの支持も厚いアイピースです。単眼で用いても月並みですが星が綺麗に見えるアイピースと言う印象で、XW20と比べるとXW程フラットではありませんが、深み、階調の豊かさと言った部分でこちらに分があると思いました。

ナグラーのType4にはインスタアジャスタ機構なる見口がスライドする機構が備わっているのですが、XWの様なツイストアップ式ではなく、力で縦に段階的に伸縮させる(2mm間隔で7段階)タイプなので、キャップを着脱するときなどに予期せずガガガガっと見口全体がスライドするのが個人的にはあまり好きではありませんでした。

割とコンパクトな外見と裏腹に持つとかなりずっしりと重たく感じます。アイレンズは十分に大きくて覗き易く、アイレリーフ19mmとナグラーシリーズ最長で(ナグラー31mmでも19mm)、それでも慣れないと目位置が少しシビアに感じることもあるかも知れませんが、この対策として瞳ガイドプレートなるオプションが商品に付属していました。

eyep-nagler22.jpg



・TeleVue Panoptic 24mm

ナグラー22mmは星が綺麗に見えると書きましたが、その点パンオプ24mmはそれ以上かも知れません。谷エルフレ25mmと見比べした際、谷エルフレを見た後でパンオプを見ると星々がゴージャスに見え、階調豊かで表現力にかなりの差を感じました。 31.7mm径とナグラー22mmより実視界はやや狭くなりますが大きく変わりなく、軽さやコストの面からこちらを選択する事も十分アリだと思います。イーソス17mmを手に入れてナグラー22mmを手放しましたが、パンオプ24mmは買い戻したい魅力があります。

eyep-panoptic24.jpg



アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

過去に所有したアイピース その3 [天文>機材>アイピース]

・笠井 EWV-32mm

中心像に関しては、シャープで癖の無いクリアな像が印象的で、周辺像に関しては、良像範囲70%程度でそれ以上は穏やかに星像が肥大、端に行くに従って円周方向に弧を描く様な収差が若干見受けられる傾向はEWV-16mmと似ています。EWV-16mmもそうですが、85度と言う超広角の割に周辺の歪曲収差はあまり目立たず、視野を移動させても空間が歪む様な違和感を感じさせない点に関してはナグラーよりも優れていると思います。

この32mmの長焦点で85度に及ぶ広視界は、2インチバレルで得られる最大に近い実視界を確保でき、またこのスペックでは珍しく鏡胴最大径は60mmに収まっている為、双眼視が可能で、できるだけ低倍率で、できるだけ広い見掛け視界と実視界を得たい場合には、EWV-32mmは理想的な性能のアイピースの一つと言えるでしょう。

このアイピースで目を引くのが巨大なアイレンズで直径が44mmもあり、アイレリーフも必要十分で、見掛け視界の広さを考えれば覗き易い部類と言えます。当初周辺像の崩れが気になって一旦手放したのですが、他に類を見ない特性を再認識して再購入を考えたのですが丁度ディスコンとなってしまい、手放したのを今でも後悔しています;

eyep_ewv32.jpg

・笠井 EF-19mm

このアイピースは本当に優秀でした。見え味に関してEF(エクストラフラット)の名の通り、癖の無いフラットな像面が気持ち良く、全体的にXWの小型版と言った印象です。ツイストアップ見口がとても効果的な作りで、目位置がシビアでなく、覗き易さに関しては抜群の性能を誇ります。特にEFシリーズの中でもこの19mmはスマイスレンズを含まない事もあって、双眼装置用のアイピースとしても相性が良く、広くて、軽くて、安くて、覗き易くてよく見える、と5拍子揃った、トータルバランスで考えると自分の触ってきたアイピースの中でもトップクラスの性能を持つ、万人にオススメできるアイピースです。

手放した理由は解像度でMeade SP20mm(国産)が僅かに上回っていた事とアイピースを国産で揃えようと考えたからで、国産に拘らなければ手元に置いておきたいアイピースでした。と言うか買い直すかも知れませんが。

eyep-ef19.jpg

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

過去に所有したアイピース その2 [天文>機材>アイピース]

・Meade 5000 UWA24mm

外観は中国製らしく雑で安っぽい感じですが光学性能は中々良く、中心像もシャープで周辺像も良好で、ナグラー22mmとの比較でもUWAは予想以上に健闘していたと言うのが率直な感想でした。

このスペックの競合他社製品が少なかった当時の国内の販売価格がやや高過ぎた印象で、US本国と同程度の価格であれば、この光学性能ならまずまずのコストパフォーマンスで、もっと受け入れられただろうと思います。

eyep-uwa24.jpg

・Meade 4000 SP32mm

日本製だった頃の物でしたが、像は固めながらとてもシャープで、目位置が若干シビアでブラックアウトし易い以外は高級アイピースと遜色ない見え味だったと思います。

その後中国製となったMeade 4000シリーズのアイピースも触った事がありますが、デザイン的な相違点は殆ど無いにも関わらず、明らかに安っぽく感じるのが不思議でしたw

eyep-mdsp32.jpg

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

過去に所有したアイピース その1 [天文>機材>アイピース]

・TeleVue Nagler 16mm

自分が初めて手にしたナグラーで、高校時代に足繁く通った眼鏡屋さんで初代ナグラーを覗かせてもらい、その革命的な見え方に大いなるカルチャーショックを受け、「見掛け視界」の概念を初めて認識し、「いつかはナグラー」の想いを心に秘め笑、ン年後にこれを手に入れた時の感慨はひとしおでした。しかしこのナグラーが購入した時には広角アイピースが多種多様に出回っており、当時覗いた時ほどの感動が無かったのが残念でしたが、この16mmは31.7mm径で最も長焦点のナグラーとして今でも有用性は高いと思います。

eyep-nagler16.jpg



・笠井 SWV-24mm

このアイピースは見掛け視界が94度とナグラーを超える見掛け視界を誇りますが、元はロシア製の軍用超広角大型双眼鏡の接眼レンズを望遠鏡用としてリファインされたと言う代物で、外観も国産や西側諸国が作る製品とは一線を画す無骨さが如何にも東側の製品と言った趣で、改良ベルテレと言うあまり耳にしない設計を採用した怪しげな雰囲気も魅力的でしたw

見え味はロシア製の光学系に良く見られる黄色い着色があり、その分コントラストは良かったと思います。中心はそこそこシャープですが周辺像に難があり、良像範囲は5割程度で8割以上はあまり使えないかなと言う印象でしたが、このアイピース特筆すべきは94度と言う超広角でありながら、アイポイントに非常に寛容な他に類を見ない覗き易さで、多少星像に難があってもこれだけでも所有する価値ありと思わせるアイピースでした。

eyep_swv24.jpg

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

PENTAX XL40 [天文>機材>アイピース]

ミニボーグ60ED-BINO用の低倍率アイピースを選定する中で、Fが5.8なのでLVW42mmだと有効最低倍率が下回る事と、やはり周辺像の崩れが気になるので、双眼視可能な焦点距離40mmの2インチ広角アイピースで良いものはないかと物色する中でふと目に付いたこのアイピース。XWは周辺像の良さは折り紙つきですがXLってどうなの?結構古いアイピースだよね?と不安に駆られながらも中古品をIYHしましたがLVWと見比べてみてびっくり、像面湾曲も歪曲も見事に抑えられていて、見掛け視界が65度と絞ってある事もあってか良像範囲は9割程度あり、XWを思わせるフラットな視野が気持ちいいです。見え味に納得できるアイピースが見つかったのは良いのですが、今所有しているアイピースは全て新品購入品なので中古品は好きじゃないのですが、こればかりは仕方ないかなあ・・・

eyep-xl40.jpg

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

笠井 AP-12.5mm [天文>機材>アイピース]

アストロプラン設計との事でアッベオルソより構成レンズが一枚多いですが、アッベオルソに比肩するとの商品説明の通り惑星などとても良く見えて密かなお気に入りです。アイレンズの大きさやアイレリーフ、見掛け視界などがHC-Or12mmよりスペック的に若干上回るので見易くて使い勝手が良く(0.5mmの焦点距離の違いかもですが)HC-Orより出番が多いです。価格も安めで販売期間が長ければもっと評価されたアイピースかも知れません。

eyep-ap12.jpg

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 

TeleVue Ethos 17mm [天文>機材>アイピース]

見掛け視界100度のアイピースもTV以外でも見られるようになった昨今ですが、イーソスの17mmは鏡胴径が62.5mmと双眼で使える中で最も長焦点のアイピースではないかと思います(ニコンもありますが)。100度の双眼視は圧巻の一言で、よく宇宙船の丸窓から覗いた様との表現がありますが、これは宇宙酔いしそうな感覚が味わえます笑

昨今の円安で内外価格差が無かったのでこちらは国内で購入しましたが、取説が代理店作成の日本語版が入ってたのは良いのですが、オリジナルの英語版が無くしてあったのが残念でした。

eyep-ethos17.jpg

アイピースのスペックはこちら


nice!(0) 

Docter UWA12.5mm [天文>機材>アイピース]

イーソス13mmと昼間の景色を見比べてみましたがこのレベルになると自分の眼力では殆ど差を感じません。むしろ見掛け視界の広いイーソスの方が景色はぱっと見良く見える印象もありましたが、星見で球状星団を観た時のきめ細やかさ、ガス星雲を観た時の諧調表現などは流石と言う印象です。アイレリーフが長く(18mm)、アイポイントにも寛容でイーソスやナグラーより覗き易いのも良いですね。願わくば前後キャップが欲しかったのとふにゃふにゃの見口がやや残念。12~13mm前後のアイピースは個人的に対象の中心をじっくり観る用途が多いのでイーソス程の見掛け視界でなくても気にならないです、と言うかこのアイピースも十分超広角なのですが。ナグラースペックのナグラーに及ばないアイピースはあちこち出回ってますが、正面からナグラー超えの性能を実現しているところは何気に凄いと思います。

eyep-dctr-uwa125.jpg

アイピースのスペックはこちら


nice!(0) 

ビクセン NPL25mm [天文>機材>アイピース]

GuideFinder用アイピースに谷エルフレ25mmを使っていましたが、視野の周辺がケラレていて谷エルフレの視野の広さが活かされていないのと、GuideFinderのアイピース固定方法がネジ止めなのでアイピースのバレルが傷つくのが嫌だった為、谷エルフレより若干視野が狭く、安価なこちらのアイピースに替えてみました。

谷エルフレとの見比べでは星像に締まり具合、視野の明るさ、ヌケが一見して分かるほど差があり、全体の造りもかなり粗が目立つと言うよりはっきり言って雑ですが、視野のケラレも無く、周辺像はNPLが良く、谷エルフレに比べて視野環がくっきりしていて気持ち良く、クラシックアイピースには無いツイストアップ見口が装備されアイポイントも寛容なのでとても覗き易いなど、GuideFinder用のアイピースとしてはうってつけです。

eyep-npl25.jpg

アイピースのスペックはこちら


nice!(0) 

ビクセン LVW42mm [天文>機材>アイピース]

2インチ低倍率用アイピースとして笠井KONIG-40mmを気に入っていたのですが、ミニボーグ45ED対空双眼鏡で使うのに2本揃える必要が生じて、KONIGをもう一本入手できる見込みが無いので手放し、同等のスペックで日本製と言う事でディスコンが決まって安売りされていたこのアイピースを代替としました。見掛け視界は65度となっていますがXW40と見比べてほぼ同じなので70度あると思います。以前は72度のカタログスペックでしたが大人の事情があるのかも知れません。XWやKONIGと比べる周辺像が若干劣る感じでミニボーグ45EDで見たところでは良像範囲は7~8割くらいでしょうか。逆にこのスペックのアイピースにしては覗き易いのが特徴で、シャープネスやコントラストは良好で、ビクセンらしい堅実な造りに好感が持てるアイピースです。

eyep-lvw42.jpg

アイピースのスペックはこちら



現在各ショップ在庫処分特価となっていますが、双眼で使える太さで、2インチフルカバーする実視界を確保できる日本製のアイピースはこれで最後となるかも知れません。
nice!(0) 

TeleVue Nagler 9mm [天文>機材>アイピース]

この2本は双眼装置では使わず、対空双眼鏡の中倍率域で使う用アイピースです。クラシックアイピースの切れ味良くヌケが良い見え味は惑星向け、ナグラーのしっとりした階調深い見え味は星雲星団向けと言う印象で星が綺麗に見えるアイピースです。

eyep-nagler9.jpg

アイピースのスペックはこちら


nice!(0) 

TeleVue Plossl 15mm、32mm [天文>機材>アイピース]

双眼装置で12mmと18mmの間の倍率が欲しいと購入したのがテレビューのPL15mmで、アイレリーフが10mm以上のテレビューのプルーセルの中で最も短焦点のアイピースになります。日本製で良く出来たプルーセルのお手本のようなアイピースで欠点らしいところは特にありません。

32mmは双眼装置での星雲星団観望用途で揃えましたが、入手当初重量が重く感じたので同じ焦点距離で非常に軽いBRANDONの32mmを入手して見比べましたが見え味が互角、アイレンズが大きいテレビューの方が覗き易い事が決め手となりBRANDONの方は手放してしまいました。

ただ淡い星雲の検出ではMarkV双眼装置の性能を持ってしても単眼のアイピースに及ばないと感じる事があり、出番が一時期少な目になりましたが、ミニボーグHα太陽望遠鏡を使うようになって4倍バローとの併用でこの32mmで得られる倍率が丁度良く、思わぬところで出番が増える事になりました。尚アイレリーフが長めなのでアイガードエクステンダーを付ける事でより見易くしています。

eyep-tv-pl.jpg

アイピースのスペックはこちら


nice!(0) 

笠井 EWV-16mm [天文>機材>アイピース]

見掛け視界85度の超広角アイピースながらスマイスレンズを含まない設計の為、双眼装置での超広角双眼視を可能(自分的基準内で)としたアイピースで、月面など面積のある対象を見るとその迫力に圧倒されます。Fが短い筒だと周辺が大きく崩れますが歪曲は少なく、双眼装置で拡大率の高いバローを使う場合は周辺の崩れも殆ど感じられず、経緯台での惑星観望で俄然威力を発揮します。超広角アイピースの割にレンズ枚数が少ないせいかナグラーなどに比べてヌケの良いとてもすっきりした見え味も印象的です。

eyep-ewv16.jpg

アイピースのスペックはこちら
nice!(0) 
前の30件 | - 天文>機材>アイピース ブログトップ