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ゆめみちゃん [お絵描き>萌え系]

planetarianのゆめみちゃん。PCゲームが原作でアニメが2016年に公開されました。カールツアイスの投影機(通称イエナさん)が『出演』していて、明石市立天文科学館、アストロアーツの全面協力により見応えのあるプラネタリウム描写を堪能できます。

アストロアーツの紹介記事は以下、
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/8664_planetarian

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アニメは配信版(ちいさなほしのゆめ)と劇場版(星の人)とあり、劇場版は配信版の後日談となる内容ですが、劇場版には配信版の内容が概ね含まれている構成になっていますので、一通り観たい方は劇場版だけ観ても視聴に問題ないかと思います。個人的にはスマホに移植された原作(android版で400円!)も良かったです。


FC-100DL/ブランカ70EDT ロンキーテスト [天文>機材>望遠鏡]

ロンキーアイピースを手に入れたのでFC-100DLブランカ70EDTのロンキーテストを行いました。光源はアークトゥルス、撮影はスマホ(Asus Zenfone3)による手持ちコリメートです。

焦点位置よりドロチューブを縮めた側の像が内像、伸ばした側の像が外像、と言う認識なので、これが正しければ(これを明確に定義した記述がネットで見当たりません;)焦点像付近でFC、ブランカ共に内像は樽型、外像は糸巻き型の曲がりが視認でき、僅かに過修正気味と言えると思います。

・FC-100DLのロンキー像
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焦点内像
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焦点外像

・ブランカ70EDTのロンキー像
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焦点内像
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焦点外像

ロンキー像を見る時に一つ気をつけるべき事はFが長い程、縞の曲がりに対しての許容範囲が大きくなり(大きく曲がっていても性能に影響しない)、Fが短ければそれだけ曲がりに対してシビアになる(性能に影響し易い)と言う事で、ロンキー像の縞の曲がりの量だけ見るのではなく、F値も考慮した上で性能を判断しなければならない、と言う事です。この事は自分も今回初めて知りました。

インチ当たり250本のロンキーアイピースで、縞4本程度(縞の本数が少ない程焦点位置に近くなり、精度の高いテストとなります)のロンキー像でこれだけ真っ直ぐなら、特にFCの方は長焦点である事も考慮すれば球面収差補正は相当優秀なのでは?と思うのですが、個人的にロンキー像を余り見慣れていないので、見る方の判断に委ねたいと思います。

※撮影はスマホ手持ちですので縞の傾きの違いについては参考にされないでください。

ビクセン VMC110L [天文>機材>望遠鏡]

お手軽観望用のTG-S経緯台の出動回数が増えるにつれて、月惑星観望はブランカ70EDTで満足できる見え味が得られていましたが星雲星団にはやはり力不足なのでこの架台に載る口径の大きな鏡筒が次第に欲しくなっていきました。

ブランカに2インチ天頂ミラー、双眼装置を付けるとTG-Sの積載重量的にいっぱいいっぱいな感じがありましたので、同程度の重量で口径を求めるとなるとやはりカセグレン鏡筒しか選択の余地がありません。そこで口径8cm~12.7cm程度のカセグレン鏡筒をピックアップし比較検討しましたが、このクラスになると2インチ接眼部を持たない機種が多く、MarkV双眼装置での観望を想定していた為、この重量を支えきれないと思われるこれらの鏡筒は選択肢から外れていきました。

そこで更に物色している内に見つけたのがこのVMC110L、着目すべきはその接眼部で、直視側と直角視側の2つの接眼部が備わっており、内蔵のフリップミラーで光路を切り替える構造の為、外付けのダイアゴナルを必要としません。これによりアイピース挿し込み部分も本体に直付けされており、MarkVの重量でも関係無く使える事が選定の決め手となりました。

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本体を見るとアリガタプレートを取り付ける場所が2箇所設けられており、個人的にどちらの位置でも使うケースが考えられたので純正のアリガタプレートは外し、BORGのVプレート60S【3164】を2箇所に取り付けました。これにより使わない方のアリガタが持ち手になって持ち運びにも便利です。

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手にしてみるとこの11cmと言う口径はTG-Sには実にマッチしますし、重量もVMCの重量は公称2.1kgとなっていましたが実測は1.9kg弱と軽く、ブランカの様に2インチ天頂ミラーや2インチ→31.7mmADを使わなくて済む分、総重量ではVMCの方がかなり軽くなります。

使用感はやはり天頂ミラーを取り付ける手間が無いのはセッティングに掛かる時間が全然違い、本体を設置して双眼装置を挿すだけなので非常に楽です。また架台に載せると接眼部がアリガタの対面に位置するので、鏡筒の向きを変えても接眼部の高さが変わらないナスミス焦点の様な使い方も可能です。

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見え味は木星を見たところブランカより模様のコントラストが低く、シャープネス、解像度も劣ります。光量はある一方倍率を上げても解像度が付いてこない感じですが、はっきりとでは無いですが大赤斑も確認できますし、土星もカッシーニが見えるかどうかと言った具合で、月などは大変立派に見えます。最高倍率は140倍位までが適性でしょうか。

一方星雲星団は口径なりに見え、小さくは無い中央遮蔽に太めの湾曲型スパイダーの採用など購入前にこの鏡筒の余り良くない評判も目にしていたのですが、ブランカなど優秀な鏡筒と比べなければ普通に見える、と言うのが正直な感想で、実売価格を考えればコストパフォーマンスは高いと思わせる見え味です。

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また光軸は直視側ではほぼ合っていますが、直角視側では少し光軸がずれていました。となるとフリップミラーの角度調整が上手く行っていないのかも知れませんがそれ程大きなズレでもなく、これを直すとなるとかなり細かい角度調整が必要となりそうで、これだけバタバタと大きく稼動する部品にそこまでの精度の動きを要求するのも価格帯を考えると酷な気がします。

またこの鏡筒でミラーシフトを初めて体験しました。ピントを行き来する時に位置がカクっと動くのですが移動量は土星の視直径程度で、通常使用ではそれ程気になりませんでした。

ケースは例によってアイリスオーヤマのAM-45Tを使い、側面と底面にクッションを入れています。口径が小さいのにC6と同じケースとなったのが釈然としませんが、入れてみると意外に余裕は無く、丁度良い大きさです。(C6の方がギリギリすぎるだけかもですが)

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TG-Sでの高倍率観望はブランカで満足しているので、VMCには口径を活かした中倍率観望で使えれば良いと考えていましたが、VMCは双眼装置がバロー無しで合焦する事が分かり、4xバロー併用が必須となるブランカより低い倍率で双眼観望出来る事で、当初思い描いていた使い分けが出来るようになりました。何より軽くてセッティングが楽なのでブランカよりお手軽な鏡筒として対象を選ばず活躍してくれる事でしょう。


笠井 ローレットビス<M4/10mm-LBR> [天文>機材>アクセサリー]

これまでC6SCT→2インチアダプターを取り付けた際、締め切ったところで丁度ピントノブと固定ネジが干渉し、ピント合わせの時にノブが常にネジに擦れている感触が気持ち悪く、正にブチ切れ案件となっていました。

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ネジをもっと短いものに替えたい・・・と思ってネットを物色していて笠井で丁度良いローレットビスが単品で販売されているのを発見。さすが社長!他の店にできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる(ryと言う訳で即注文。

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これによりピントノブとネジの干渉が無くなり地球に平和が訪れました(完)

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