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シンワ ルーペ T-2スケール付き(射出瞳径測定用) [天文>機材>その他]

射出瞳径を測定する自分的に分かり易い方法は無いだろうかと模索した結果、スケール付きのルーペが有用とのネットの評判を見てお試しに買ってみたのがこちらです。

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但しこのルーペに標準装備されているスケールは中央に四角の窓が開いているタイプで射出瞳に目盛りを重ねる事が難しく、瞳径を測るのには今一つ向いていませんでした。

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そこでスケールのみ交換出来ないものかと探した結果、Peakと言う(有名)メーカーのスタンダードなルーペ目盛板が良さそうだったので取り寄せたのですが、運が良ければスムーズに交換出来るかも?と思いましたがそうは問屋が卸さず、思案した結果テープで貼り付ける事にしました。

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やや強引な方法でしたが、やはり透明板に目盛りが刻まれているこのタイプに交換する事で瞳径が格段に測り易くなりました。

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まずは気になっていたところで、先日防振双眼鏡12x36ISにテレコンビノを装着する改造を施しましたが、テレコンビノ装着で対物口径がケラレていないかが気になっていたのでまずはテレコンを外したノーマル状態で射出瞳径を測ったところきっかり3mmでした。射出瞳径と対物口径の関係は、

[口径]=[瞳径]×[倍率]

となっていますので、瞳径3mmで倍率が12倍ですので口径は3×12=36mmとスペックに一致します。次にテレコンを装着した状態で測ると約2.2mmで、この時の倍率は1.6倍のテレコン装着により12×1.6=19.2倍となる事から口径は、2.2×19.2=約42mmと算出され、やはり口径が少しアップしている事が確認出来ました。

また別の例では、現在制作中の9cmのオフセット双眼望遠鏡で31.7mm径の天頂プリズムを使用しつつ2インチアイピースを使えるように設計したものの口径がケラレていないかが気になってこのルーペで測定しましたが、計算値通りの射出瞳径でケラレていない事が分かるなど、当初の予想以上に色々な局面で役に立つ事が分かって重宝しています。

防寒対策 その2 [天文>機材>その他]

以前の防寒対策で、上半身は超極暖ヒートテック→ウラモコトレーナー→ウルトラライトダウンベスト→ダウンジャケットの重ね着でかなり耐寒出来るようにはなったのですが、それでもマイナス5℃を下回る気温下では長時間の観望は辛く感じて更に一歩防寒対策を推し進める事になりました。

《ユニクロ ウルトラライトダウン コンパクトジャケット》
ユニクロのウルトラライトダウンベストが軽くて暖かく非常に気に入っていましたが袖が無いので腕が寒くなり、袖のある服を重ね着しようかと考えた挙句、そうだ長袖のウルトラライトダウンを重ね着すればダウン3枚重ねで最強じゃないか!と思い至り買い増ししたのがこちらです。

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ウルトラライトダウンベストのサイズがXL、アウターのダウンジャケットが3Lだったので、その間に着るこのダウンはXXLとしましたが(身長180cm、体重78kg)この選択が見事にハマり、格段に暖かく過ごす事が出来るようになりました。これでも-10℃を切ると長時間は辛くなってきますが、ベランダなどでの短時間の観望ではウルトラライトダウン2枚重ねの上に普通の冬ジャンパーを羽織ればこの寒さでも十分耐えられるレベルになりました。

《Smartwool マウンテニアリング》
靴下は適当な毛糸の靴下を履いて、足元カイロも入れていましたが、やはりこれも不十分に感じ、本格的な登山用の靴下を物色して選んだのがこちらです。

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メリノウールの靴下を履くのは初めてでしたが、非常に柔らかい感触でクッション性があり、とても履き心地が良いものです。保温性も高く感じ、登山用グッズに関しては全くの素人なので極力スタンダードな定番商品を選んだつもりですが文句の付けようはありません。普段履いている靴は27cmなのでこの靴下のサイズはLを選びましたが丁度良く、この靴下を履く時は冬靴は28cmのものを履いています。


ビクセン SG-L01(天体観測用ライト) [天文>機材>その他]

これまで天体観望用のヘッドライトにはPETZL タクティカプラス(E49P)を愛用してきましたが、ブラスチック部品が割れて接着剤で直したり再び壊れたりなどかなりくたびれてきたので、天体観測用と銘打たれたビクセンのこのライトに買い替えてみました。

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パッケージを開封した時の第一印象はプラスチック部品の質感が安っぽく、これでこのお値段はいささか高くないです?と一瞬思ったのですが、少し使ってみて評価はがらりと変わりました。正に天体観測用のヘッドライトとしてとても良く出来ていると思います。ここでタクティカプラスとの違いを列記してみます。

《明るさ》
まずはこの製品の大きな売りとなっているライトの明るさ(暗さ)、やはりタクティカプラスと比べてみても最小光量はこちらが一段暗く、またライトの点灯が最小光量から始まるのが何より便利で、タクティカプラスが最大光量から始まり、最小光量にする為にスイッチを数回押して切り替える手間が必要だった事を考えると、暗順応した目をなるべく刺激したくない天体観測者の要望に応えた設計だと思いました。

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《光量の変更》
光量の変更はタクティカプラスは大→中→小→点滅と段階的にスイッチで切り替えていたのに対し、SG-L01は点灯状態からスイッチを押し続ける事で連続的に光量が変化し、光量が最大に達すると点滅してそこが上限だと知らせてくれます(上限を超えると暗くなって行き、最小光量になるとここでもお知らせで点滅します)。素早く明るさを変えられるのは前者ですが、好みの明るさに調整出来るのは後者のメリットだと思います。

《ライト色の切り替え》
赤ライトと白ライトの切り替えは、タクティカプラスは白色LEDの前に赤い透明プラスチックのシャッターを下ろす事で実現しているのに対し、SG-L01は赤ライト点灯時に素早く(2秒以内)再度スイッチを押す事で白ライトに切り替わります。逆に言えば白ライトでいきなり点灯させる事が出来ないのですが、後継製品のSG-L02では初期点灯色も自由に選べるそうです。

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《白ライトの照らし方》
白ライトで両者を比べると、タクティカプラスは真っ白なLED光に対して、SG-L01は電球色LEDとなっており、光り方もタクティカプラスは光が中央に集中して一部を明るく鋭く照らすのに対し、SG-L01は光の広がりが緩やかで広い範囲を均等に柔らかく照らす違いがあります。パーツの調整など手先の細かい作業をするには前者が向いており、機材の撤収や物を探す作業などでは後者が向いているように感じました。

また電球色は物体の色味が変わって見えますので、機材の色の確認が必要な作業には後者は不向きかも知れませんが、やはり電球色は目を刺激しないので天体観望中の使用には概ね適していると言えます。

《電池交換》
電池の交換はタクティカプラスは単四電池3本に対し、SG-L01は単三電池1本で済み、電池ホルダーの開け閉めの構造もSG-L01がシンプルで扱い易いです。

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どちらのヘッドライトも一長一短があり、両者の機能の違いをよく見極めた上でどちらのタイプが自分に向いているか判断する必要がありますが、やはりSG-L01のウリであるライトの暗さが他のライトには無い特徴であり、天体観測用として一歩抜きん出た存在のように思えます。

またビクセンからはSG-L01の後継の製品としてSG-L02が現在販売されています。大きな違いは電源で、L01は電池駆動ですが、L02はUSB充電式の内蔵バッテリー駆動で、個人的には充電式乾電池のエネループが好きだった事がありこれが使える前者を選びましたが、その様な拘りが無い方はL02の方が軽くて良いかも知れません。


TRUSCO ポケットレベル35×70(アナログ水平器) [天文>機材>その他]

これまで三脚の水平を取る為にスマホの水準器アプリを入れていたのですが、定期的にキャリブレーションをしないと表示が狂う事が多く、いざ使おうとした時にキャリブレーションが必要な状況で、水平な場所が見つからないと水平が取れない時があり、不便に感じる時がありました。

またスマホがデリケートな機械ですので、三脚の架頭に載せる使い方では脚の長さを調整する際に落下させて壊す危険性があり、また厳寒期の観望で気温が氷点下10度を切るような環境ではスマホ自体が動かなくなる可能性も考えられた為、構造が単純な故に信頼性が高く、耐久性、耐候性も高いアナログの気泡管を使った水平器を使ってみる事にしました。

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構造が単純とは言え測定器ですので何となく日本製のこの製品を選びましたが、視覚的にも水平が分かり易く何で素直に最初からこうした製品を使わなかったのかと後悔するレベルの使い易さです。衝撃で壊れる心配もまずありませんので、天体観望の様な半分アウトドアな用途で使うにはこうしたアナログの計測器が向いていると思いました。

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一点難があるとすれば角が尖っていて持っていて手に刺さると痛い点で、面取りしてくれると嬉しかったかも知れません。


ボンド GPクリヤー(接着剤) [天文>機材>その他]

自作アイピースケースなどで個人的に多用しているブロッククッション(Astage ブロッククッション BC-L60)ですが、余ったクッションを有効活用するべく、クッション同士を接着できる100円ショップで買える接着剤を探して見つけたのがこちら(キャンドゥで購入)。

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クッションの素材はポリウレタンで、これを接着できると言う記載は説明書きに特に無かったのですが、試してみたところ問題無く接着でき、アイピースを買い替えたりしてブロックの構成を一部変えたい場合でも、余ったクッションも再利用したり好きなように作り変える事が出来るようになりました。

サーモス ステンレススリムボトル FFM-500 SBK(水筒) [天文>機材>その他]

冬季の観望会を通じて防寒対策を大幅強化した今シーズンでしたが、防寒の手立てとしてまず防寒着を充実させて体温を逃がさない工夫、次にハクキンカイロのような外部熱源を身に付けて外部から暖める方法、そして三つ目が身体の内部から暖める手立て、つまり暖かい飲み物を持ち歩く方法が有効と考え、手頃な保温性の高い水筒を持っていなかったので探して見つけたのがこの製品でした。最近の水筒は直接口をつけて飲む直飲みと呼ばれるタイプが多いようですが、熱い飲み物を飲むのが目的でしたので蓋がコップになって飲めるタイプを探しました。

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サーモスと言うメーカーは個人的には耳慣れなかったのですが、アウトドア界隈では有名なメーカーのようでAmazonで検索する限りでは象印やタイガーと言った馴染みのあるメーカーと並んでここの製品がピックアップされます。ネットでの評判も上々で、容量500mlで探すと直飲みタイプが多く、コップ飲みタイプの選択肢があまり無かったので『水筒 コップ』で検索して一番売れていると思われた今回ボトルを選びました。

Amazonのレビューを見た印象では良い評価では『保温性が高い』と言うものが多く、悪い評価では『直飲みがしにくい』『パッキンやプラスチック部分に臭いがある』『表面塗装が剥がれる』と言ったものが目に付きましたが、個人的には直飲みするつもりは無いのでそこは問題なく、臭いに関しては自分には全く分からず、塗装の剥離に関しては自分の選んだステンレスブラックは表面塗装がありませんので問題は起きずで個人的に困ったところは特にありませんでした。

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保温力に関しては、やかんで沸騰させたお湯をこのボトルに入れても外側が全然熱くならないのでかなりの保温力を予感させ、2月に開催された酷寒の観望会に持って行き、車内(恐らくマイナス10℃以下)に放置していましたが、5、6時間経過しても熱々のコーヒーが飲めて、12時間以上経って帰宅して残りを飲んでもまだ暖かく、これだけの保温性があれば個人的には文句ありません。因みに普通のペットボトルのお茶も持って同様に車内に放置していたところ、帰る頃には完全に凍っていました笑

防寒対策三本の矢の三つ目として暖かい飲み物を体に入れる効果はやはり絶大で、改めて自分が語る事もありませんが、今回ボトルも今後の天体観望のお供として欠かせない存在になりそうです。


防寒グッズ色々(マイナス20℃耐寒編) [天文>機材>その他]

自分は冬季厳寒地に在住している事もあり、今まで冬場は長時間の観望は殆どした事が無かったのですが、昨年から観望会に参加するようになって防寒装備の強化が急務となり、以前のハクキンカイロを皮切りに色々装備を固めてきましたが、去る2月9日に観望会が開催され、折りしも観測至上最強と謳われる寒気が襲来し、予想される最低気温はマイナス20℃以下で、これに耐えられる装備を目指して色々買い揃えましたので、その一部をご紹介します。

と言っても自分は防寒装備に特に造詣が深い訳でもなく(むしろアウトドア素人)、衣類にお金掛けるなら星見機材にお金掛けたい主義ですので、もっと良い装備も色々あるかと思いますが参考まで。

《ユニクロ ウルトラライトダウンベスト》
これは防寒グッズの自分的MVPと言っても差し支えない、中に着込む事ができるダウンで効果は絶大です。天体観望に限らず冬場の外出は常にこれを着用し、日中も氷点下になるような状況では家の中も肌寒いので、室内でもこれを着用して楽に過ごせるようになりました。ただ観望会で使うならベストより袖がある方が良いかも知れません。

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《KENT ダウンジャケット(3L)》
一番外に着るダウンジャケットは安物は買わないほうが良いと思いフンパツしました(2万円超)。肌触りの良さやダウンのフワフワ感の良さで選びましたが、特にこれと言った特徴はありません。

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《ユニクロ 超極暖ヒートテック》
ユニクロのヒートテックにはノーマル、極暖、超極暖と3段階のグレードが存在し、これを見た時に星見に使うなら超極暖以外ありえないっしょ!と即上下購入。更に以前から着ていたノーマルのヒートテックを重ね着していきました。

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《しまむら uramoco(ウラモコ)スウェットトレーナー》
裏地が全面総ボア仕様で吸湿発熱・保温素材を使用したトレーナーで、普通のトレーナーを2枚重ね着した位の(もしくはそれ以上の?)暖かさがあります。但し重さや厚みも普通に2枚分ありそうな感じですが、重ね着を多くすると動き辛くなるので、一枚で極力暖かくなる上着をと探しましたがピッタリのトレーナーでした。

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《しまむら 裏ボアネックウォーマー》
これも裏ボア仕様のネックウォーマーです。とても肌触りが良くて暖かいです。ネックウォーマーも冬場は必需品ですね。

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《コメリ フェイスカバー》
これは自分的にはウルトラライトダウンに次ぐ、効果のある防寒グッズでした。観望中マイナス15℃を超えてから顔の冷たさがかなり厳しくなってきましたが、これで顔を半分覆う事ができるので非常に助かりました。 この上には普通の毛糸の帽子、首には上記ネックウォーマーを被っていましたがこれで頭部は全体として寒くはありませんでした。メーカーはどこでも良いですがマイナス10℃を超える環境ではこの手の装備はあった方が良いかも知れません。但しアイピースを覗く時は口を覆ったままだと息が上に出て曇ってしまうのでその点だけ要注意(覗く時は口は隠さない)です。

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《コメリ 裏フリースパンツ》
裏フリース仕上げのある程度の防滴機能もありそうな防寒ズボンです。上記のヒートテック2枚重ねの上に部屋着のスウェットパンツを穿いて、その上にこのズボンを穿きましたが、下半身の防寒はこれで良いのではと思う程度に今回の観望会は耐えてくれた印象です。フェイスカバーもそうですが、コメリの様なホームセンターであればデザインより機能優先の防寒グッズが揃っているのではないかと探して、価格も安いのでお試し気分で買ってみましたが存外暖かく、良い買い物だったのではと思います。

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《桐灰 足元カイロ》
これもフェイスカバーと同様に重要アイテムでした。今回靴が防寒のものを用意できず、普通の冬靴を履いて行ったのですが、マイナス10℃を超えると足先の冷たさが辛くなり、それを耐えられるぎりぎりに食い止めてくれていたのがこのカイロでした。これをちゃんとした防寒靴と組み合わせれば快適に過ごせそうな気がします。ただもうちょっと熱量が欲しいと正直思いました。

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観望会当日は午前3時頃でマイナス18℃まで下がり、その後帰宅する際の道中の車の外気温計はマイナス26℃を記録しました。この環境下でのべ6時間以上は外に出ていましたが、全体としてマイナス15℃までなら上記の装備で耐えられる感じで、マイナス20℃ならちょっと厳しいかなと言う印象を持ちました。他の参加者の方でマイナス30℃でもへっちゃらで観望できる装備を身に付けている方と比べれば自分の防寒対策はまだまだと言ったところですが、自分的にはマイナス15℃が普通に過ごせれば合格点と思いましたので、改善点はまだありますが、今回装備はそれぞれ頑張ってくれたと思います。


ルネセイコウ リリィチェア CSP-320 [天文>機材>その他]

天文屋の椅子としては割と定番?の日本製、ルネセイコウの高さ調節可能の折り畳み椅子です。今まで使っていた天体観望チェアは無段階に座面の高さを変更可能で調整範囲も広く使い易かったのですが、今の車の荷室が狭く、他の荷物との兼ね合いで載せられないケースがありましたので同等の機能を持つ、一回り小さい椅子が欲しくなり、この椅子をチョイスしました。

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大きさを新旧比べるとかなりコンパクトになり、パイプも全体的に細いので安定性と強度の面で不安に感じましたが実際に座ってみてびっくり、想像以上に頑丈で、以前の椅子だと体を前に倒すと後ろ脚が上がってしまう事がよくあったのですが、こちらは極めて安定性が高く、体の重心を前後左右移動させてもグラつく事が殆ど無く、設計が良いのかとても上手く作られている椅子だと感じました。

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高さ調整で座面を毎回取り外す手間がある事と、調整範囲が以前より狭いのが気になりましたが、やはり畳んだ状態がとてもコンパクトで車の荷室を圧迫しないのが大きく、これであれば個人的にデメリットよりメリットが上回る感じで、今後の移動観測に気軽に持ち運びできそうで気に入りました。

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因みに国際光器で天体観測用椅子として販売しているプロワークチェア(恐らくPW-600S)はこの椅子の上位モデルで高さの調整範囲もリリィチェアより広く(リリィチェアが32cm~62cmに対し、30cm~83cm)、座面にはスウィング(前後左右に傾く)機能、足掛けも装備されており、自分の車に入るのであればこちらも魅力的でした。


Unihedron スカイクオリティメーター SQM-L [天文>機材>その他]

夜空の暗さを測定して数値化してくれるこのスカイクオリティメーター(SQM)ですが、より暗い観望地を探し求める場合などに非常に重宝します。SQMにはいくらか種類があり、SQM-Lの場合『L』は"with Lens"のLで、レンズが付いているので夜空の特定の(一番暗い)場所を狙って測る事ができます。標準タイプのSQMの場合測定範囲が広く、周囲に街灯などの照明が存在するとその明るさを拾ってしまう可能性があるので、純粋に夜空の暗さのみを測定したい場合はこのLタイプが向いているかと思います。

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測定結果は小数点以下二桁までの数値で表示されますが、小数第2位の値は毎回大きく変動するのでそれ程参考にならず、小数第1位までの値で主に判断する事になるでしょう。同じ場所でも測る日時によっても値が変動するので、何度も測って平均を取って判断するのがいいと思います。「さっきより暗くなったかな?」「ここよりあっちの方が暗いかな?」と言った疑問にすぐさま答えてくれるのは大変便利です。

数値と明るさの関連については自分が測ってみたところでは、

・満月時の自宅前:17.5
・月の無い自宅前で肉眼でオリオン大星雲やすばるが見える程度:18.5
・自宅前でほぼ最高に星が見えた時、但し天の川は見えず:19.5
・大停電時の自宅で天の川が見えた時:20.8
・いつもの遠征先(人口5000人程度の農村在住の親戚の家の敷地内):20.9
・いつも参加する観望会が開かれる場所:21.3
・夜にカーテンを閉め切った自室(自分の手が殆ど見えない暗さ):22.2
・限りなく暗闇(布団の中):23.9~計測不能

と言った具合で暗くなればなるほど測定に時間が掛かり、余りに暗いと測定エラーになります。体感では天の川が見えるか見えないかの境界が20位で、21を超えると天の川も明瞭、明るい星座がギラギラ輝いて見え、22以上の星空は見た事無いですがほぼ暗闇に近いだろうと言う印象です。

本体下部に書かれた絵にはSQM値と星空の様子との対比が描かれていて、これを見ると21以上あれば十分と言った表現となっており、メーカーの商品説明でも『「21以上」に測定された場合は、ほぼ真暗状態を意味します。』となっていますので、21以上が測定されれば星見の観望地としては十分合格と言えるでしょう。

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21強の夜空となると冬の天の川も見えますし、ライトを点けなければ人の顔も判別できず、迂闊に歩き回ると足元の機材を蹴っ飛ばしてしまう程の暗さですが、噂に聞くような海外の観望地での天の川で影ができると言った暗さにはまだまだ及ばない印象で、そのレベルだと恐らく22(もしくは23?)は超えるのでは無いかと思います。一度体験してみたいですね。

この値は他のSQMとの比較も可能で、ネットなどで情報交換すれば全国規模でどこの観望地がより暗いのかを比べる事ができますので、「肉眼で○○が見えた」と言う尺度には個人差がありますが、これであれば客観的に答えを出す事が可能です。

例えば『網状がノーフィルターで見えた』や『馬頭が眼視で見えた』と言われて自分の目では見えない場合、自分の眼力が足りないのか、空の暗さが足りないのかと悶々としてしまいますが、SQMで比較できれば白黒結論づける事ができるでしょう。

またLight Pollution Mapと言う光害マップサイト(https://www.lightpollutionmap.info/)を見つけたのですが、このサイトでは光害のレベルを8段階に色分けした地図を見る事ができ、これで見ると自分のいつもの遠征先は黄緑色部分の領域で、いつもの観望会が開催される場所は緑青色の地域(ほぼ青地域との境界)に該当します。

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SQMの値と対比させるなら、黄緑色の領域はSQM値で20、緑青色の地域なら21、青~黒色の地域なら22に迫る夜空を見られるのではないかと予想しますが、このマップの青色の地域で既に人が立ち入るような場所ではありません(山の中)。緑青色の地域でも十分人里から離れていますし、熊の出没にも気を払わねばならず、この領域で安全に観望できるなら恵まれた観望地と言えそうです。

こうしたWebサイトで観望候補地を探す事はできますが、実際現地に行って明るさを確認する、他の候補地と比較したいとなった場合には、SQMは理想の観望地を決める上での大きな一助となる事でしょう。

ハクキンカイロ スタンダード [天文>機材>その他]

これまでソロで天文活動していた時は割と観望時間が短かったので防寒装備も割と適当だったのですが、今年に入って観望会に参加するようになり、これまでより長く遅い時間まで活動する事になってとても今までの装備では耐えられず、自分の体温だけで暖まるのには限界を感じたので何か一つ熱源を持ち歩こうと決意し、ベテラン参加者の方のオススメもあって手に入れたのがこのカイロでした。

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このハクキンカイロ、名前だけは昔から聞いた事がありましたがどんな原理かは全く知らず、改めて調べると気化したベンジン(炭化水素)が白金を触媒として酸化(炭酸ガスと水に分解)する際の反応熱で暖めると言う火を使わない安全な方式である事が購入の決め手となりました。老舗の日本製と言うのも安心感がありますね。

構造的にはタンクの中には綿が詰め込まれており、ここにベンジンを注入して染み込ませ、ここから気化したベンジンが上の『火口』と呼ばれるプラチナとガラス繊維が詰まった部分に触れる事で発熱します。如何にも火が点きそうな見た目ですが、触媒反応を開始させる為のきっかけとして最初にこの火口部分をライターなどを使って数秒火であぶりますが、その後は火口部分が勝手に熱くなり火は使いません。

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取り説を見てぱっと見使い方が分からなかった部分として、このスタンダードの場合2カップベンジンが必要となっていますが、付属のピンク色のカップを横から見ると二本の線が引いてありますが、上の線の分量で1カップとの事です。つまりこのカップで2杯分注入する事になります。尚ベンジンはこのカイロ用のベンジンを用います。

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また2カップで24時間持続するとなっていますが、そんなに長い時間使わないので1カップ、もしくは半カップと燃料を少なく入れる使い方は問題ないのかメーカーに確認しましたが、全く問題ないとの回答でした。

実際使ってみると評判通り十分な熱量で、熱くて触れないくらいになりますので付属の専用袋に入れて持ち歩くのですが、背中の腰の辺りを暖めたいと思ったので別途カイロベルトを購入しました。

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その後の観望会で身に付けてみましたが、カイロ一つで全身が暖まる訳では無いですが自分の身体以外の熱源が存在するだけで格段に暖かく、この時新たにユニクロのダウンベストも新調した事もあってそれまでより遥かに長時間楽に活動できるようになりました。安定した熱量で長時間保つのがこのカイロの長所かと思います。一個で足りない場合は複数持ち歩くのもいいでしょう。

尚途中でこのカイロの使用を中止したい場合はジップロックなどの中に入れて空気を遮断すると消えるそうです。普段使わない時も何かの間違いで暖まる事が無いようにジップロックに入れて保管しています。


ThermoPro デジタル温湿度計 TP50 [天文>機材>その他]

観望時の温度湿度を知りたくなり、デジタル温湿度計を買ってみました。

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当初中華製の150円位の温湿度計で良いかと思いましたが、送料足すと3倍以上の値段になるので却下。amazonで送料無料となるもう少し高めの温湿度計を物色し、当初この温湿度計の上位モデル(TP55)がベストセラー商品になっていてそれにしようかと思ったのですが、こちらの方は違いとして、

・電池が単四一本で済む(TP55は2本)
・TP55のバックライト表示がいらない(星見ではバックライトの明るさが観望の邪魔になる可能性)
・TP55のタッチスクリーンの機能もいらない
・TP55より本体が一回り(二回り?)小さい

と言った理由でより安価ながら自分の用途的には無駄の無いこちらを選びました。温度の測定範囲も-50℃~70℃と実用上十分な範囲です。安価な温度計だと-20℃までしか測れないものもあり、北海道の冬では性能が足りません。

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実物は思ったより小さく手のひらサイズです。リセットボタンを押してからの温度や湿度の変動幅を見る事が出来る機能は当初不要と思っていましたが、あればこれはこれで便利です。

とても使い勝手が良く気に入っていますが唯一気になったところとしては防水ではないので、野外でどれだけちゃんと動くかはまだ未確認ですが、問題点があれば追記していきたいと思います。


タカハシ修整塗料(小)[ライトグリーン] [天文>機材>その他]

TG-S経緯台にぶつけキズがあったのが気になっていたのですが、タカハシ用の修整塗料がKYOEI大阪で単体販売されていたので取り寄せてみました。現行のライトブルー色も取扱いされています。

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以下が塗装前のキズ、

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小さなキズなので爪楊枝でチョイチョイと塗りつけましたが大分目立たなくなりました。

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凸凹がそのままなので何か下処理した方が良かったかも・・・。

塗料缶の大きさが直径4.5cm、高さ2.5cmと小さいので今回の様な小キズの修整には丁度良い量でした(それでも大量に余りましたが・・・)。

HAKUBA ハイパワーブロアープロ KMC-61LBK [天文>機材>その他]

現在使用中のブロワーが劣化したので新しいものを購入しました。なるべく大きな風量の強いものをと探してこのHAKUBAの製品にしました。

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ポンプ容量180cc、全長19cm×直径65mmの寸法で、手が大きめの自分でもこれ以上は大きすぎるかなと感じる大きさです。風量も十分で気に入っています。


Anker SoundCore mini(Bluetoothスピーカー) [天文>機材>その他]

暗闇で無音で星を見ていると野生動物などの接近遭遇を許す場合があるので、今まで防災用のポータブルラジオを鳴らしていましたが、どうせ音を鳴らすなら自分の好きな音楽を鳴らしたいと思い、スマホに入れた音楽を無線(Bluetooth)で鳴らせるスピーカーとしてこれをチョイスしました。

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まず用途からして音質は重視していないのでワンスピーカーで十分で、この製品に関して言えばスピーカーが上向きに付いているので周囲に満遍なく音が広がる点で野外向きです。また非常にコンパクト(直径約6.5cm、高さ約6.5cm)でありながら十分な音量と音楽を楽しめる音質で、自分は車の天井に設置して星見を楽しんでいます。大体車の周囲5~10mの範囲で星を見ていますが、音楽(電波)が途切れる事もそれ程ありません。

内蔵バッテリーで15時間連続再生可能となっていますが、寒冷地の野外でどれだけ動くかはまだ未知数と言ったところで、使えばスマホとスピーカーのバッテリーを消費し続けるので、USBモバイルバッテリーなどはセットで持っていた方が良いかも知れませんね。


Led Lenser P5.2(LEDフラッシュライト) [天文>機材>その他]

遠征観望で使用してる懐中電灯としてLed LenserのP14を重宝していましたが、もう少し暗くてもいいのでもう一回り小さいものが欲しくなり、できれば単三電池一本で済むものを、と考えて該当したのがこのP5.2でした。

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明るさは140ルーメンとP14の350ルーメンより数値的には大分下がりますが、実際点けてみるとこれで電池(エネループ)一本!?と驚く明るさで、スポット照射で比べるとP14が集光度が高く明るいですが、ワイド照射ではぱっと見そんなに明るさが変わりません。よく比べるとやはり差はありますが自分の用途的には必要十分な明るさで、個人的にワイド照射をよく使いますが照射範囲も十分でP14と同等にムラ無く綺麗な広がりを見せてくれます。

何より本体大きさが5倍くらい違い、重さもP14が電池込みで約380gに対しP5.2が約80gと圧倒的に軽いので今後はP5.2を主に持って行く事になりそうです。

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cheero Power Plus 3 13400mAh (USBモバイルバッテリー)+共立USB-DCコンバーターケーブル [天文>機材>その他]

個人的に天体観望で電気を使う機器は極力使いたくない主義なのですが、特にエコな観点でなく、単に重たいバッテリーを持ち運びたくないと言う理由で、電源は大好きなエネループで完結するように使う機器を制限していたのですが、最近USBモバイルバッテリーなる存在を知り、これなら電池より省スペース、重量も軽く済むかも?と考えお試しでamazonで評価の高かったこのバッテリーを購入。評価の高いモバイルバッテリーは他にもありましたがこのcheeroの製品は電池が日本製らしいと言うのが決め手になりました。電源出力は2系統あります。

今のところ使用している電気機器は赤道儀のモータードライブ(SD-1コントローラー)とALTER-7オライオン25cmの換気ファン位で、それぞれDC9Vと12Vの電源が必要となるので、USB出力を電圧変換しつつDCプラグで出力する変換ケーブルを共立エレショップと言うお店で見つけ、またモータードライブの方は極性がセンターマイナスなので、極性変換ケーブルを通す事でモータードライブと換気ファンを同時に動かす事が出来るようになりました。

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このバッテリーで気になるのは時には氷点下となる低温環境でどの位電池が持つかで、エネループは比較的低温に強い部分もお気に入りの理由だったのですが、このバッテリー(リチウムイオン?)が仮に減りが早かったとしてもエネループよりは相当容量が大きいので一晩位は持つだろうと期待しています。


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SONY ICF-B88/S (ポータブルラジオ) [天文>機材>その他]

手回し充電可能なポータブルラジオです。電源は内蔵バッテリーと単三乾電池(2本)の切り替えが可能で内蔵バッテリーでの充電は手回しの他に本体上部の太陽電池でも可能です。ラジオはAM/FM対応で正面にLEDライト付き、内蔵バッテリーから携帯への充電も可能です。

天体観望している時、野生動物の息遣いが聞こえて怖くなった事があり、ラジオあった方がいいなーと防災用に買ったこのラジオを活用しています。

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Led Lenser P14 (LEDフラッシュライト) [天文>機材>その他]

単三電池(エネループ)4本で使用できる強力なLEDフラッシュライトです。明るさは350ルーメンで同じ位の大きさの一般的な懐中電灯の10倍位明るいのではないでしょうか(感覚的に)。ワイド照射した時の光が均等に照らされる感じが気持ち良く、スポット照射した時は遠くまで光の筋が延びて星空案内にも使えます。

天体観望して機材を撤収した後に、忘れ物が無いかチェックする時に欠かせないアイテムです。

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レンズクリーナー(無水エタノール+EE-6310+シルボン紙) [天文>機材>その他]

HCLのレンズクリーニング液(オリンパスEE-3310)が無くなってきたので、他にもっと良い物は・・・と探して見つけたこのセット。EE-6310は普通には売ってないとの事でNetCafePhotoと言うショップでシルボン紙(ダスパー)と一緒に取り寄せました。

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無水エタノールとEE-6310を適当に3:1位の割合で混ぜて使っていますが、HCLのクリーニング液に比べて格段に綺麗になります。綺麗に、と言うのはこの場合拭き残しが残らないと言う意味ですが、シルボン紙との相性も良く、ハンドラップなる入れ物も初めて使いましたがクリーニング液を適量使うのにとても便利で、我が家の定番レンズクリーニングキットとなりそうです。

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その後このクリーニング液で拭き残しが除去できないものをHCLのクリーニング液で綺麗に取れた逆パターンもありました。レンズとの相性があるのか色々試すのがいいようです。


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FUJIFILM レンズクリーナー [天文>機材>その他]

HCLのレンズクリーナーで落ちないヨゴレがある時にこちらを使います。拭き痕がHCLより残り易いですが、しつこい油ヨゴレだけでなく、レンズに物をぶつけてキズを付けてしまった!と思ってこっちのレンズクリーナーを使うと綺麗に取れたりします。

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堀内カラー(HCL) レンズクリーナー [天文>機材>その他]

レンズのヨゴレが気になる方なのでレンズクリーナーは個人的に必須です。オリンパスEEクリーナー(3310)と言うクリーニング液が定番らしいので同液を使用した堀内カラーのこの製品を使用しています。主にアイピースに使用していますが、綺麗に取れる時もありますが、要領が悪いのか大体ちょっとは拭き痕が残ります。それでもクリーニングペーパーは同社製のが相性良いでしょう。息を吹いて液を蒸発させながら拭き取ると痕が残り難くなりますが完全除去は中々難しいです。アイピース使う以上は仕方ないと割り切っています。

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ケンコー 天体観望チェア [天文>機材>その他]

座面の高さを無段階に変えられるのがとても便利で天体観望は座って見ないと落ち着かない自分的に欠かせないアイテムです。この椅子はケンコーから発売後即座に販売終了してしまい、出来が良いのに勿体無いなーと思いましたが、最近国際光器でエコノミー観測チェアーの名前でほぼ同じもの(に見える)が発売された模様です。

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国際光器 ヘッドランプ『HEDDY-RW』 [天文>機材>その他]

ヘッドランプは以前PETZLタクティカプラスを使っていてプラスチック部品が崩壊してこちらを買ってみましたが安いのにめっちゃ使えるヘッドランプです。タクティカプラスは白LEDに赤いアクリルカバーで赤色照明作る仕組みでしたがこちらの方は赤LEDで灯り作っているのでカバーを開閉する手間がありません。最初買ったものは初期不良品で交換してもらいましたが使ってみて具合がいいのでもう一個買い足しました。ただ赤色ランプの一番明るさが小さい状態でもまだ明るいと感じますので何か対策を講じたいところです。

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