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OPTICS ASIA 天体望遠鏡ケース 30インチ(R200SS用) [天文>機材>アクセサリー]

R200SS用の鏡筒ケースで良いものはないものかと物色していてAmazonで見つけたのがこのソフトケースです。

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普段自分は鏡筒用のケースは三脚用のものを使う事が多いのですが、このケースはブランド名に"OPTICS"の名を冠しているように望遠鏡向けに作られているのが特徴的です。

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大きさが縦32cm×横75cm×高さ26cmとR200SSを入れるのにピッタリの寸法で品質もとても良く、チャックに紐が付いて指の掛かる部分にクッションで保護がされている等ここまで気を遣ったケースはあまり見た事がありません。全体的に格安中華ケースにありがちな縫製の雑さが無く、素材も良く、しっかりしたクッション(12mm厚)も入っており、信頼して使えるソフトケースの印象です。

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チャックはケース底部まで開ける事が出来るので、鏡筒の出し入れもスムーズに行えます。チャックの品質も安いものは嚙み易いものがあったりしますが、その部分もスムーズで上質に感じます。

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中にはアクセサリーポーチ、ケース外側にもポケットが用意されており、ダイアゴナルなどをここに仕舞っています。

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他にもカセグレン用のケースなどもラインナップされており、個人的にはこの様な丁寧な製品を作るメーカーは応援したいですので今後も注目していきたいブランドです。


機材一覧 [天文>機材一覧]

《望遠鏡》
名称 形式 口径 焦点距離 F値 リンク

笠井 BLANCA-150SED 2枚玉アポ屈折 150mm 1200mm F8
笠井 BLANCA-102EDP 2枚玉アポ屈折 102mm 1122mm F11
笠井 BLANCA-70EDT 3枚玉アポ屈折 70mm 420mm F6
タカハシ TSA-120 3枚玉アポ屈折 120mm 900mm F7.5
タカハシ FC-100DL 2枚玉アポ屈折 100mm 900mm F9
セレストロン C6XLT シュミットカセグレン 150mm 1500mm F10
INTES-MICRO ALTER-7 マクストフカセグレン 180mm 1800mm F10
ビクセン FL-90S 2枚玉アポ屈折 90mm 810mm F92
ビクセン VMC110L マクストフカセグレン 110mm 1035mm F9.4
ビクセン A62SS 4枚玉アクロマート屈折 62mm 520mm F8.4
Zeiss C50/540 2枚玉アクロマート屈折 50mm 540mm F10.8
75mm口径拡張太陽望遠鏡 Hα太陽望遠鏡 75mm 560mm F7.5
ミニボーグ50太陽望遠鏡 Hα太陽望遠鏡 40mm 250mm F6.3
ミニボーグ45ED太陽望遠鏡 Hα太陽望遠鏡 40mm 325mm F8.1
オライオンUK VX250-L ニュートン反射 250mm 1600mm F6.3

※機材名が太字のものは現在所有中


《双眼望遠鏡》
名称 タイプ 口径 F値 像 接眼部リンク

R200SS-BINO 反射双眼 200mm F4 裏像 31.7mm 
FL90S-BINO オフセット双眼 90mm F9 裏像 2インチ 
ミニボーグ45ED-BINO 正立P双眼 45mm F7.22 正立像 2インチ 
ミニボーグ60ED-BINO 正立P双眼 60mm F5.83 正立像 2インチ 
ミニボーグ50-BINO 正立P双眼 50mm F5 正立像 2インチ 
ミニボーグ55FL-BINO 正立P双眼 55mm F4.55 正立像 2インチ 
ミニボーグ71FL-BINO 松本式双眼 71mm F5.63 正立像 2インチ 
CUpレンズNo4-BINO 正立P双眼 45mm F5.55 正立像 31.7mm 
CUpレンズNo5-BINO 正立P双眼 39mm F5.13 正立像 2インチ 
GuideFinder50-BINO 正立P双眼 50mm F4 正立像 31.7mm 
カスタム60L-BINO オフセット双眼 60mm F15.2 倒立像 31.7mm 

※機材名が太字のものは現在所有中


《双眼鏡》
名称 形式 アイレリーフ 実視界 重量 リンク

Nikon WX10x50 ダハ 15.3mm 9度2505g 
Nikon 8x30EII ポロ  13.8mm 8.8度 575g
Fujinon HC8x42 ダハ 18mm 8度 788g
APM MS25x100ED ポロ 16mm 2.7度 4080g
APM MS20x80 ポロ 16mm 3.3度 2500g
賞月観星 プリンスED6.5x32WP ポロ 21mm 10度 730g
ヒノデ 6x21-N1 逆ポロ 13mm 7.2度 155g
コーワ SV25-8 ダハ 15mm 6.2度 260g
ビクセン meglass H6x16 ダハ 14mm 8.3度 140g
ミザール SW-525 ダハ 9mm 15.5度 470g
SkyRover 2x54ビノ ガリレオ式 - 36度 384g
笠井 ワイドビノ28 ガリレオ式 - 28度 290g
セレストロン SkyMaster 15x70 ポロ 18mm 4.4度 1360g
Bosma DF12x56ED ポロ 19mm 6.1度 1500g
自作 TC-E2ビノ テレコンビノ - 30度? -g
自作 VCL-1452ビノ テレコンビノ - 60度? -g
Zeiss 7x42T*FL ダハ  16mm 8.6度 740g
Swarovski NL Pure 10x32 ダハ  18mm 7.5度 640g
Canon 10x30IS II 防振双眼鏡 14.5mm 6度 600g
Canon 12x36IS III 防振双眼鏡 14.5mm 5度 660g

※機材名が太字のものは現在所有中


《対空双眼鏡》
名称 形式 口径 焦点距離 F値 リンク

APM10cmSA対空双眼鏡 31.7mmEP交換式/45度対空 100mm 550mm F5.5
APM120mmSA対空双眼鏡 31.7mmEP交換式/90度対空 120mm 660mm F5.5

※機材名が太字のものは現在所有中


《アイピース》
名称 レンズ構成 見掛け視界 アイレリーフ 重量バレル径

笠井AP-12.5mm 3群5枚 50° 10.6mm 90g31.7mm
笠井HC-Or12mm 2群4枚 42° 9.6mm 100g31.7mm
笠井EWV-16mm 3群5枚 85° 9.6mm 120g31.7mm
笠井EWV-32mm 3群5枚 85° 20mm 480g50.8mm
笠井EF-19mm 3群5枚 65° 19mm 110g31.7mm
笠井KONIG-40mm 3群4枚 70° 26mm 320g50.8mm
笠井SWV-24mm 5群8枚 94° 14mm 490g50.8mm
 
CZJ 12,5-O(前期モデル) 2群4枚 40° - 91g24.5mm
CZJ 12,5-O(後期モデル) 2群4枚 40° - 53g24.5mm
CZJ PK20x/w(10) 3群4枚? 46° - g30.0mm
 
ZWG Kpl10x/16 - 37° - g23.2mm
ZWG Kpl20x - 37° - g23.2mm
 
Clave 12mm 2群4枚 51° - 50g31.7mm
 
Leica 20x/12 10446356 - 55° - 48g30.0mm
 
LOMO K20x - 41° - g23.2mm
 
INTES-MICRO ST-12mm 1群3枚 28° 24mm -31.7mm
 
TMBモノセン12mm 1群3枚 30° 10.2mm 70g31.7mm
TMBモノセン18mm 1群3枚 30° 15.1mm 80g31.7mm
 
VS Brandon12mm 2群4枚 45° 9.6mm 41g31.7mm
VS Brandon16mm 2群4枚 45° 12.8mm 45g31.7mm
 
TV PL15mm 2群4枚 50° 10mm 70g31.7mm
TV PL32mm 2群4枚 50° 22mm 180g31.7mm
TV Panoptic24mm 4群6枚 68° 15mm 230g31.7mm
TV Nagler9mm 4群7枚 82° 12mm 190g31.7mm
TV Nagler16mm 4群6枚 82° 10mm 204g31.7mm
TV Nagler22mm 5群7枚 82° 19mm 695g50.8mm
TV Ethos13mm - 100° 15mm 590g兼用
TV Ethos17mm - 100° 15mm 725g50.8mm
TV NZ2-4mm 3群5枚 50° 10mm 160g31.7mm
 
賞月観月 UF15mm 5群8枚 65° 16mm 136g31.7mm
賞月観月 UWA16mm 4群7枚 82° 12mm 167g31.7mm
賞月観月 XWA9mm 6群9枚 100° 15mm 415g31.7mm
 
Explore Scientific ES24mm 4群6枚 68° 18.4mm 329g31.7mm
 
谷Or18mm 2群4枚 44° 14.4mm 75g31.7mm
谷Or25mm 2群4枚 45° 20mm 90g31.7mm
谷Er25mm 3群5枚 62° 21mm 130g31.7mm
 
スコープタウン Or9mm 2群4枚 45° 7mm 53g31.7mm
スコープタウン Or14mm 2群4枚 53° 12mm 70g31.7mm
スコープタウン Ke12mm 2群3枚 ° 4mm g24.5mm
スコープタウン Ke25mm 2群3枚 45° 18mm 76g31.7mm
スコープタウン AH40mm 2群3枚 33° 35mm 55g24.5mm
 
国際光器 HD-OR12.5mm 2群4枚 42° 10.4mm g31.7mm
国際光器 WS20mm 3群5枚 84° 12mm 182g31.7mm
 
Meade SP12.4mm 2群4枚 52° 8mm 88g31.7mm
Meade SP20mm 2群4枚 52° 14mm 110g31.7mm
Meade SP32mm 2群4枚 52° 21mm 145g31.7mm
Meade SP40mm 2群4枚 44° 27mm166g31.7mm
Meade UWA24mm 4群6枚 82° 17.6mm 850g50.8mm
 
Celestron Omni PL12mm 2群4枚 52° 8mm 52g 31.7mm
Celestron Omni PL40mm 2群4枚 43° 31mm 155g 31.7mm
 
Nikon O-12.5 2群4枚 45° 10mm 46g 24.5mm
Nikon UW20x - 69° - 73g 30.0mm
Nikon E20x 2群3枚 55° - 44g 30.0mm
 
PENTAX O-12 2群4枚 42° mm g31.7mm
PENTAX XW3.5 5群8枚 70° 20mm 405g31.7mm
PENTAX XW5 5群8枚 70° 20mm 395g31.7mm
PENTAX XW7 6群8枚 70° 20mm 390g31.7mm
PENTAX XW10 6群7枚 70° 20mm 390g31.7mm
PENTAX XW20 4群6枚 70° 20mm 355g31.7mm
PENTAX XW40 5群6枚 70° 20mm 700g50.8mm
PENTAX XL40 5群5枚 65° 20mm 380g50.8mm
 
Docter UWA12.5mm - 84° 18mm 520g兼用
 
タカハシ TPL-12.5mm 2群4枚 48° 9mm 90g31.7mm
タカハシ LE12.5mm 3群5枚 52° 9mm 103g31.7mm
タカハシ MC Or12.5mm 2群4枚 42° - g24.5mm
 
LongPerng Plossl 12.5mm 2群4枚 55° 7.5mm g31.7mm
 
自作 Kepler12mm 1群1枚 10° mm g31.7mm
自作 Dollond12mm 1群2枚 20° mm g31.7mm
自作 Hastings12.5mm 1群3枚 30° mm g31.7mm
 
EO RKE12mm 2群3枚 45° 9.7mm 60g31.7mm
EO RKE28mm 2群3枚 45° 21mm 80g31.7mm
 
APM UF30mm 5群9枚 72° 22mm 556g50.8mm
 
AstroStreet SWA32mm 4群5枚 70° 24mm 370g50.8mm
 
大井光機 Masuyama32mm 3群5枚 85° 20mm 437g50.8mm
 
ビクセン HM12.5mm 2群2枚 40° - 38g 24.5mm
ビクセン SSW14mm 4群7枚 83° 13mm 210g 31.7mm
ビクセン NPL25mm 2群4枚 50° 19.5mm 130g 31.7mm
ビクセン LVW42mm - 65° 20mm 545g 50.8mm




《三脚・架台》
名称 形式 耐荷重 リンク

ユーハン Tマウント経緯台 片持ちフォーク経緯台 15kg?
アイベル APポルタ経緯台 片持ちフォーク経緯台 7kg?
自作 片持ちフォークSP赤道儀 片持ちフォーク赤道儀 7kg?
笠井 AZ-3経緯台 特殊経緯台 7kg+12kg?
タカハシ TG-S経緯台 片持ちフォーク経緯台 3.5kg?
ビクセン ミニポルタ経緯台 片持ちフォーク経緯台 3kg?
ビクセン ポルタII経緯台 片持ちフォーク経緯台 5kg
ビクセン SP赤道儀 ドイツ式赤道儀 6kg?
ビクセン GP2赤道儀 ドイツ式赤道儀 7kg
ビクセン GP-X赤道儀 ドイツ式赤道儀 14kg?

※機材名が太字のものは現在所有中

Canon 12x36IS III その2(テレコンでパワーアップ編) [天文>機材>双眼鏡]

Canonの防振双眼鏡の12x36ISの対物レンズ前に同じくCanonの1.6倍のテレコンバーター、TC-DC52Bを装着する事で、19.2倍の防振双眼鏡としてパワーアップさせました。

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双眼鏡での天体観望における防振の効果は絶大で、揺れが止まって微光星が浮き出てくるこの見え方を体感してしまうともう普通の双眼鏡に戻る事は出来ません。個人的にはそれ故に対象天体によってはもう一声倍率が欲しいと感じる事がありより倍率の高い15x50ISや18x50ISにも食指が動く中、Twitterのフォロワーさんが対物レンズ前にテレコンバーターを取り付ける事によって倍率を上げる裏技を紹介されていて(どなたかは失念<(__)>)、試しに12x36ISの前に自作テレコンビノのVCL-1452ビノをかざしてみたところ普通に倍率が上がって見え味も防振性能もほぼそのままでこれはイケる!と感じたもののVCL-1452の外径が大きい為に12x36ISの対物レンズの幅に合わせる事が出来ず、もっと外形が小さいテレコンは無いものかと物色する事になりました。

調べるとCNに防振双眼鏡とテレコンを組み合わせるスレッドが存在し(本当あちらは何でもありますねw)その中でも評価の高かった今回のテレコンに自分も狙いを定めたもののやはりそこはとっくの昔にディスコンになった製品、そう簡単には見つからず、その後一年以上掛かってようやく2本揃える事が出来ました。

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このテレコンを2つ並べた間隔が12X36ISの対物レンズの間隔以内に収まるかが第一の懸念点でしたが、何と共に約70mmのジャストの寸法で冷や冷やしましたが、ある意味理想的と言える組み合わせかも知れません。但し先のCNのスレッドで、テレコンに組み合わせる防振双眼鏡は対物にフィルターネジを装備した10x42LIS、15x50ISと言った機種が主でフィルターネジが存在しない12x36ISに取り付ける話は存在しませんでした。

そこでこの双眼鏡に取り付ける方法を思案した結果、Euro EMCの太陽フィルターの取り付け方法からヒントを得て双眼鏡の対物フードに引っ掛ける方法を考えて色々試した結果、ハクバの52mm径レンズフードの対物側の内径が双眼鏡の対物フード外形とほぼ一致(φ58mm)している事が分かり、双眼鏡側がラバーの分だけ僅かに大きかった事が奏功し、レンズフードを逆向きに対物フードに押し込む事でかなりしっかりと取り付ける事が出来て、ここに52mm径の継手リングを介する事でテレコンを取り付ける事が出来ました。

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テレコンでの倍率強化に於ける注意点として、まず左右の視軸が維持されるのかが心配でしたが、今回の組み合わせでは特に問題ありませんでした。但しより倍率が高くなればズレが許容出来なくなる事も予想されるのでやはり1.5倍前後のものに留めておくのが無難ではないかと思います。また無限遠のピント位置がかなりシフト(後退?)し、近距離でピントを合わせる事が出来なくなりましたのでこれ以上の拡大率のテレコンでは無限遠でもピントが合わない(双眼鏡のピント調整範囲を超える)可能性もあります。またテレコンの焦点距離に個体差がある場合ピントが左右で僅かに違う場合がありますが、これは双眼鏡の視度調整の機能で合わせる事が可能です。

また今回のテレコンの後端レンズの径が双眼鏡の対物レンズよりも小さいので口径がケラれる懸念もありましたが、太陽光(並行光線)を接眼レンズから入射させて、テレコンのレンズ前に白いビニールを張って投影される光束の直径を測定したところ約40mmあり、これより元の36mmより若干口径が拡張されていると思われます。だとすれば当初倍率しか求めていなかった自分的には思わぬ副産物と言ったところです。

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倍率が上がった状態での防振の効き具合ですが、正直なところノーマル状態のボタンを押すとピタッと視野が止まる感覚は薄れ、低倍率の双眼鏡を手持ちした感覚に近い少量の小刻みな振動が残ります。特に地上風景より星見の方がより揺れにシビアでピタッとは止まらないので微光星が浮き上がる効果も薄くなりますが、この状態から防振を解除すると手振れでまともな観望が難しいレベルになりますので、それを手持ちの低倍率双眼鏡レベルまで揺れを抑え込むのですから相変わらず防振の効果は絶大と言えます。

そして倍率が上がる事によって対象の詳細が見えてくるようになり、特に月面観望では絶大な威力を発揮し、ノーマル状態(12x)では全景を眺めると言った趣から、テレコン装着では個々のクレーターの様子が観察出来るレベルになって飽きが来ません。メシエ天体などもノーマル倍率では存在確認レベルだったものが一気に見応えが出てきて言ってみれば双眼鏡から望遠鏡の見え味に近くなる印象です。星像もシャープなままでテレコンを付けた事で悪化する印象もありません。

またこの状態でより快適に星を見るテクニックとして車の屋根などに肘を付いて覗くと更にぐっと振動が減ってノーマル状態の微光星が浮かび上がる感覚がこの倍率でも現れてきます。肘を付いていても防振を切ってしまうと小刻みに揺れてやはりこうはならず、この状態であればじっくりとした天体観望も可能になり、双眼鏡の機動力、自由度の高さと望遠鏡の見え味を両立させた観望機材としての強みが一層増してくる印象です。

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但しこの状態での実視界は3.13度となり導入が難しくなる弱点が出てきますので万人向けとは言い難く、ノーマル状態の方が手持ちで視野が止まる感覚が失われない上限の倍率を設定していると思われる点でやはりバランス、完成度が上と感じますが、一部のマニアの需要に特化した性能を求めるならば今回の様な改造もまたメリットが大きいと考えられ、防振双眼鏡でなくても手持ちの双眼鏡の倍率をもう少し上げたいと思われる方にとっても有用な手段となりえるかも知れません。



MARUMI フィルターソフトケース(サイズM、シルバー) [天文>機材>アクセサリー]

Astronomikのネビュラフィルター等は一枚一枚きっちりとしたプラケースが付いているのでそのまま持ち運んでいたのですが、ケンコーのフィルターのケースは上下の蓋がバラバラになってしまう構造上そのまま持ち運ぶ事が出来ず、フィルターの枚数も増えた事もあって出し入れや持ち運びの容易なソフトケースを使う事にしました。

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今回購入したMARUMIのソフトケースですが、生地色はシルバーと黒の2種類から選択出来、今回はシルバーを購入しましたが実物は少し青みの掛かったジャーマングレーっぽい色合いです。サイズはMサイズを選び、62mm径までを収納可能となっていますので、天文用の2インチ(48mm径)フィルターは問題無く収納出来ます。但し折り畳む方向のフィルターのポケットの間隔がやや狭いので折り畳むのがきつく少しパンパンになる印象で、Amazonのレビューにあるようにこれより大きいフィルターではポケットには入っても折り畳んだ時に蓋が閉まらない、と言う苦情もさもありなんと言ったところです。

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フィルターの厚みを考慮してもう少しゆとりのある大きさにしても良かったのではと思わなくもありませんがその分コンパクトではあり、天文用途で2インチフィルターまでを使う分には特に問題を感じる事は無いだろうと思います。個人的にはAmazonで言えば★4.5位の満足度です。