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Baader AstroSolarフィルター(for ミニボーグ45ED) [天文>機材>フィルター]

太陽フィルターは以前Thousand OaksのガラスメッキフィルターをALTER-7用に持っていたのですが、大きいので出番が無くて手放し、よりお手軽に太陽観望を楽しむ為に、ミニボーグ45ED-BINOの先端がφ52mmフィルターネジになっているので、適当な安い中古フィルターをオクで落としてガラスを外し、代わりにこのアストロソーラーフィルターを張ってみました。アストロソーラーはしわが出来るのがどうにも気になっていましたが、謳い文句通り実際の観望では影響ありません。色合いもThousand Oaksのオレンジ色に対して、こちらは白色なのでより自然な感じです。

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ミニボーグ45ED-BINOで使うのに当初φ48mm(2インチ)フィルターにステップアップリングを使う事を考えていましたが、よく考えるとレンズキャップが嵌らないので急遽こちらに計画変更しました。見え味に関してはシャープネスなどフィルターの影響は皆無に等しく、宣伝文句に偽り無しの良く出来たフィルターです。

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英オライオンニュートン25cm主鏡移動改造 [天文>日記]

英オライオンニュートン25cmF6.3の接眼部をMoonLiteのデュアルスピードフォーカサーに換装した事で純正接眼部より光路消費が多くなり、それまで使えていたMarkV双眼装置純正2.6xバローの組み合わせでもピントが出なくなってしまい、裏技的な4xバローを使わざるを得なくなったのですが、これだと倍率が高くなりすぎで双眼装置を月惑星にしか使えなくなってしまい、またかねがねルミコンの2インチフィルターセレクターをこの鏡筒でも使いたいとの思いから、思い切って主鏡を前方に移動させ、バックフォーカスの延長を図りました。

主鏡を2.5cm前方に移動させる事でフィルターセレクターが使えるようになり、双眼装置も2.6xバローでも合焦するようになりましたが、元々このニュートンは極小遮蔽の為、主鏡移動によって斜鏡でケラレが発生する恐れがあり、ぎりぎり回避できていると思いたいですがかなり微妙なところです。

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ポルタ振動対策(運用でカバー編) [天文>日記]

ポルタにFC-100DLで高倍率星見してると揺れて揺れて、ピント合わせや微動による揺れが収まる頃には木星とか視野の外に出てしまう有様なのでストレス溜まると言うかこれは無理ゲーなのでは?と心折れそうになってましたが、微動ハンドルやピントノブを操作して手を離した時、指でピントノブを触れるか触れないか程度で軽く触って、指先で振動を吸収する感じで収まったらそっと指を離すという方法でかなりマシになりました。揺れを吸収するアプローチで三脚石突の下に敷いて振動を吸収するパッドとか試してみたいかも。
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月の地形ウォッチングガイド 白尾元理著 [天文>書籍・ソフトウェア]

愛用している星雲星団ウォッチングの月版と言ってもいいとても使い易いガイド本です。月齢毎に目立つ地形を解説するページと、見所をピックアップして特に詳しく解説するページと大きく分けて2部構成な内容が読み易く、クレーターなど漠然と見ていても面白いですが、やはり地形の固有名や特徴を知っていると俄然楽しめます。個人的に天頂ミラーを常用していても裏像である事はそれ程気にしていなかったのですが、この本と見比べると流石に対比が厄介で正立ダイアゴナルが欲しくなりますね。

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テレコンバージョンレンズ色々 [天文>機材>望遠鏡]

ネットでテレコンビノの記事を見ていて、ワイドビノより良く見えるとの評判を目にしてどんなものかと興味が湧き、ピント調整機構が無いのに使い物になるの?と疑問に思いつつ、まずは一番評価の高かったニコンTC-E2を手に入れたのがテレコン沼にハマるきっかけでしたw

以下今回ピックアップしたテレコンで、右上がSONY VCL-2052K、右中央がニコン TC-E2、右手前がSONY VCL-2037K、中央奥がSONY VCL-1437H、中央真ん中がSONY VCL-1546A、中央手前がSONY VCL-1452H、左奥が大きさの参考に笠井ワイドビノを並べています。

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・ニコン TC-E2
このくらい低倍率になるとピント調整って無くても何とかなるんだなーとまずはテレコンビノの有用性を確認。ワイドビノより見掛け視界は広いし(65度位)覗き易いし、像質も良いし、何でこの光学系にピント調整機構を付けてBINOとして売る人が誰もいないのか疑問に思うレベルです。(目幅の問題がありますが)ただ他のテレコンと比べると目位置は多少シビア?な感じで中央に目を持っていかないと像が大きく崩れます。

・SONY VCL-1546A
BINOにするならTC-E2でFAな気がしましたが、光害地で星座を確認する用途ならBINOでなくても単眼で良いのでは?対物レンズもアイレンズももっと大きいテレコンならより見掛け視界に実視界も広く、覗き易いものがあるのでは?と考え、双眼を意識しない大きなテレコンを覗いてみたくなり、調べた中で対物レンズが大きそうなこのテレコンをチョイス。見掛け視界は70度位で倍率が低い分実視界がTC-E2より圧倒的に広く、これ中々いいんじゃない?とますますテレコン沼にハマる事に。

・SONY VCL-1452H
1546に味を占めてもっと倍率低ければ、より広い実視界が・・・と考え次に選んだこのテレコンですがこれは大当たりでした。対物レンズは1546より小さいながらもアイレンズも含めて曲率が大きく、見掛け視界は1546を上回り90度程度あります。何より1546よりヌケが良く周辺像も良く目位置にも寛容、これをBINOにできたらTC-E2とはまた違う用途のすごいBINOになりそうな予感です。最大径φ83mmくらいあるので切断加工必須ですが;

・SONY VCL-2037K
超低倍率テレコンは1452で満足な感じですが、倍率が1.4倍と低い分集光力が2倍と肉眼とあまり変わらないので、倍率が2倍なら集光力4倍となるので2倍テレコンでTC-E2より大きく、広い見掛け視界が見込めるものはないものかとこのテレコンをチョイス。TC-E2との見比べでは見掛け視界は同じくらいで周辺像の崩れや色収差が大きく、TC-E2を上回る部分は見られませんでした。

・SONY VCL-2052K
2037と同じ理由でより大きそうなこちらのテレコンを入手。テレコンの大きさはネットの画像では分かり難いですが、これは今回試したテレコンの中で一番大きく重かったです。見掛け視界は2037より若干広い(70度位)ですが、周辺像は同じような傾向。悪くは無いと思いましたが、この大きさ重さでは敢えてこれを選ばなくてもいい感じです。

・SONY VCL-1437H
1452は素晴らしいのですが、BINOにするにはでかすぎるので、同じ倍率で小さそうなこのテレコンを入手。今回試したテレコンの中では最小最軽量ですが覗いてみて、覗き易さも見掛け視界の広さ(70度程度)もまあまあですが周辺像の崩れが盛大で良像範囲が狭くて使えない印象です。

尚、これらの感想は昼の景色を見てのもので、夜星を見た場合には印象が変わる知れません。昼使えなくても夜は使えると言うケースは星見機材ではよくある事ですので。

以下は対物レンズの大きさ比較、左上から2052、TC-E2、2037、中央左から1437、1546、1452、下はワイドビノです。対物レンズが一番大きいのは1546で7cmくらいあります。

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以下は接眼側レンズの大きさ比較、並びは一緒です。

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今回試さなかったSONYの他のテレコンに関して、1546と1452との比較で像質の差が大きかったので、世代的に古めのテレコン(VCL-1446、VCL-1537、VCL-1552、VCL-1558、VCL-2046辺り)は選択肢から外しました。今回SONYのテレコンを集中的に試したのは形状がスマートで前後長が短めのものが多く(前後長が短い方が見掛け視界が広いのでは?と考え)他社製のものに比べて中古が安かったからですが、他メーカーでも良さそうなものがあれば試してみたいところです。

その後TC-E2をBINO化しました。

その後VCL-1452HもBINO化しました。
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PENTAX XL40 [天文>機材>アイピース]

ミニボーグ60ED-BINO用の低倍率アイピースを選定する中で、Fが5.8なのでLVW42mmだと有効最低倍率が下回る事と、やはり周辺像の崩れが気になるので、双眼視可能な焦点距離40mmの2インチ広角アイピースで良いものはないかと物色する中でふと目に付いたこのアイピース。XWは周辺像の良さは折り紙つきですがXLってどうなの?結構古いアイピースだよね?と不安に駆られながらも中古品をIYHしましたがLVWと見比べてみてびっくり、像面湾曲も歪曲も見事に抑えられていて、見掛け視界が65度と絞ってある事もあってか良像範囲は9割程度あり、XWを思わせるフラットな視野が気持ちいいです。見え味に納得できるアイピースが見つかったのは良いのですが、今所有しているアイピースは全て新品購入品なので中古品は好きじゃないのですが、こればかりは仕方ないかなあ・・・

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アイピースのスペックはこちら
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