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バニーあおちゃん [お絵描き]

恋アスアニメ面白いですね!

かつての星咲高校天文部(現地学部)に存在したバニーコスプレで歓待する伝統(?)の復活に願いを込めました。

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笠井 BLANCA-150SED その2(落下防止対策編) [天文>機材>望遠鏡]

鏡筒を架台に載せる際にアリミゾにアリガタ底面がちゃんと接しておらず、僅かに斜めになって浮いている事に気付かす固定ネジをしっかりと締めつけたつもりが、その後グラつきを確認してちゃんと固定されていなかった事に気付いたヒヤリハットが何度かあり、もしこの状態で鏡筒を振り回せばストーンと落下する事態は間逃れませんので、特にブランカ150SEDの様な重くて割と高く持ち上げる必要がある鏡筒に関してはその様なヒューマンエラーが起こり易いと感じたので万一の為の落下防止策を講じる事にしました。

アリミゾから滑り落ちるのを防止する事態を防ぐ一般的な方法はアリガタの端に突起を付ける方法ですが、この鏡筒のアリガタにそれができるのか、加工や買い替えが必要になるかどうかチェックしたところ、アリガタを固定する前方のネジ穴が長穴になっている事に気付き、ここにストッパーネジを取り付けられないかを試してみる事にしました。

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このアリガタの上面はRが付いており、中央が凹んだ形になっていた事からナットを一個入れるぎりぎりの隙間があった事が幸いし、適当なネジを立てる事ができました。ちょっとネジが長すぎる気がしましたが、丁度良い長さのものが手持ちの中では見当たらず、この場合長は短を兼ねると考えてこのままで。

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150SEDの鏡筒バンドは上に取っ手が付いている関係上バンド幅を動かす事ができなかったので、ストッパーネジを追加した状態でアリガタの固定ネジが入るのか微妙でしたが、ぎりぎり固定する事ができました。よってストッパーネジをこれ以上太くする余裕はありません。

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結果として無加工でストッパーネジを立てる事ができましたが、このネジを追加してももし滑り落ちて架台にこのネジが引っ掛かった場合に、反動で三脚架台ごとひっくり返る危険性もあって完全に安心はできないのですが、ダブルブロック締め付け式のアリミゾとの組み合わせでフェイルセーフ的な機構になった事である程度は安心して使えそうです。

TRUSCO ポケットレベル35×70(アナログ水平器) [天文>機材>その他]

これまで三脚の水平を取る為にスマホの水準器アプリを入れていたのですが、定期的にキャリブレーションをしないと表示が狂う事が多く、いざ使おうとした時にキャリブレーションが必要な状況で、水平な場所が見つからないと水平が取れない時があり、不便に感じる時がありました。

またスマホがデリケートな機械ですので、三脚の架頭に載せる使い方では脚の長さを調整する際に落下させて壊す危険性があり、また厳寒期の観望で気温が氷点下10度を切るような環境ではスマホ自体が動かなくなる可能性も考えられた為、構造が単純な故に信頼性が高く、耐久性、耐候性も高いアナログの気泡管を使った水平器を使ってみる事にしました。

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構造が単純とは言え測定器ですので何となく日本製のこの製品を選びましたが、視覚的にも水平が分かり易く何で素直に最初からこうした製品を使わなかったのかと後悔するレベルの使い易さです。衝撃で壊れる心配もまずありませんので、天体観望の様な半分アウトドアな用途で使うにはこうしたアナログの計測器が向いていると思いました。

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一点難があるとすれば角が尖っていて持っていて手に刺さると痛い点で、面取りしてくれると嬉しかったかも知れません。


恒星の仮想等級、及び2つの恒星の明るさの比の算出ツール Ver1.0 [天文>Webツール]


【 恒星の仮想距離における明るさの算出 】

実視等級: 距離:光年
仮想距離:光年

【仮想等級】: -
【絶対等級】: -



これは恒星までの距離を任意に変更した場合に、見た目の明るさがどのように変化するかを計算するツールです。絶対等級も併せて求めています。

使い方としては、例えばリゲルがシリウスの距離にあった場合にどの位の明るさになるかを知りたい場合、リゲルの明るさ(0.28等)と距離(860光年)をそれぞれ入力し、シリウスの距離(8.58光年)を仮想距離として入力する事で、仮想距離における明るさを仮想等級として算出する事ができます。この場合-9.73等となり、シリウスの-1.44等よりも相当明るくなる事が分かります。

【 2つの恒星の明るさの比の算出 】

《恒星A》
実視等級: 距離:光年
《恒星B》
実視等級: 距離:光年

【Aの絶対等級】: -
【Bの絶対等級】: -
AはBの: -倍の明るさ



これは任意の明るさ、距離を持つ2つの恒星AとBの本来の明るさがどの程度違うのかを算出するツールです。それぞれの恒星の絶対等級も併せて算出します。

使い方としては、例えばデネブとベガはそれぞれ1.33等と0.02等でベガの方が明るいですが、距離はそれぞれ1400光年と25光年とデネブの方が相当遠く、もしこの二つの恒星を並べた場合どちらが何倍明るいかをそれぞれの値を入力する事で算出できます。この場合約938倍デネブがベガより明るい星である事が分かります。

※注意事項
PCでの使用を前提としています。モバイル環境では上手く動作しない可能性があります。

※変更履歴
Ver1.0:公開



参考までに上記二つのツールの算出式を以下に示します。

参考にしたのは『物理のメモノート(https://physmemo.shakunage.net/)』HPより、天体の見かけの等級と絶対等級の項で紹介される、ポグソンの式、

m1 - m2 = -2.5log(F1/F2) ・・・①

星1の等級をm1、明るさ (フラックス)をF1、星2の等級をm2、明るさ (フラックス)をF2とした場合の上記の関係式を用い、また二つの星の明るさの比は距離の比の二乗の逆数、例えば距離が100倍大きい(遠い)と明るさが1/10000となる事から、

F1/F2 = (r2/r1)2 ・・・②

の式が成り立ち、①と②から、

m1 = m2 -5log(r2/r1) ・・・③

と求まります。このm1が仮想等級、m2が実視等級、r1は仮想距離、r2は実距離として求めています。

二番目のツールの二つの恒星の明るさの比の出し方は、まず③の式からr1=32.61564光年(=10パーセク)する事でそれぞれ絶対等級を求め、これをma1、ma2とすると、①の式にこれらを代入し、

F1/F2 = 10-(ma1-ma2)/2.5

として絶対等級から明るさ(フラックス)の比を求めています。

賞月観星の製品リンク [天文>日記]

アイピースのXWAシリーズや双眼鏡のプリンスEDシリーズなど、コスパの高い製品の取り扱いで話題の賞月観星ですが、メーカーHPがブログ形式になっており、製品のスペックなどを参照したい時に該当の記事をすぐに見つけるのが難しかった事から、製品ページへのリンクを作ってみる事にしました。

《アイピース》
・XWAシリーズ(100°~110°)
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/76362468.html

・UWAシリーズ(82°)
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/77785020.html

・SWA原点シリーズ(70°)
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/78710459.html

・UFシリーズ(フラットナーアイピース)
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/77236765.html

《双眼鏡》
・プリンスUWAシリーズ
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/81435269.html

・プリンスED9x32WP&11x42WP
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/80678544.html

・プリンスED6.5x32WP&8x42WP
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/76850170.html

・Pleasing Goddessシリーズ
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/79460928.html

・PleasingⅡ(原点)シリーズ
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/79022896.html

・Pleasing HR8x25WP
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/80661574.html

・Pleasing(原点)シリーズ
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/67965554.html

・ED KING 80mm径シリーズ
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/78701995.html

・ED KING 50mm&70mm径シリーズ
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/75951282.html

《単眼鏡》
・Pleasing ED Mono 32㎜径単眼シリーズ
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/78424869.html

・Pleasing ED Mono HR8×25WP
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/73696890.html

《フィールドスコープ》
・W-ED 25-75x95APO-S直視型
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/80763113.html

・W-ED APO-A 傾斜型
http://blog.livedoor.jp/forrest1437/archives/76277403.html

主要な製品はこんなところでしょうか。漏れががあったらすみません。

笠井 BLANCA-150SED [天文>機材>望遠鏡]

TSA-120は見え味と使い勝手のバランスが傑出していて非の打ち所の無い鏡筒と言う自分の中での評価に変わりはありませんが、FC-100DLとの2cmの口径差が徐々に微妙に感じ始め、FCもとても良く見える鏡筒だった事からより見え味の差が大きい、より大口径のアポへステップアップしたい気持ちが強くなっていきました。

しかし国産、欧米製の大口径アポは価格的に自分には非現実的でしたので、ここ最近大口径の選択肢も増えてきた中華アポに狙いを定め、当初候補としたのはAPMのZTA140 SDアポでした。対物レンズの硝材が最近評判のFPL-53とランタン素材の組み合わせで、中華アポはとにかく製造品質が心配でしたが、TMB時代からアポ製造の高い実績を持つAPMの製品であれば品質管理面で比較的安心できそうと考え、ほぼこの鏡筒への乗り換えを決め掛けていました。

そんな折、ZTA140と同じFPL-53(+ランタン素材)を採用しつつ15cmF8のスペックを引っ下げて突如笠井から発売されたのがこのBLANCA-150SEDでした。大口径アポ導入に当たり、高倍率性能、惑星の見え味を最重要視する自分にとってはZTA140はF7とやや短焦点である事が唯一気になる点でしたが、よりFも長く、かねてより15cmアポへの憧れも持っていた自分にとっては150SEDのスペックは正に理想的で、それでいて価格も同じ(その後、ZTA140の価格は若干下がった模様です)と言う事で、これはもう買うしかないでしょ!と急遽方針転換したのでした。

しかし考える事は皆同じなのか、150SEDの初回ロットは何と発売後数日で『瞬殺』完売してしまい、このスペック、価格の鏡筒が待ち望まれていた事が窺えます。自分も本来ネットで評判を見聞きするまではいきなり新製品に手を出す事はしないのですが、笠井のBLANCAシリーズに関しては既に所有している70EDTがとても良く見える事、観望仲間の方が所有するビノテクノ102SED-BINOも高倍率性能が高く、125SEDもTSA-120とも遜色無い見え味とのもっぱらの評判でしたので、笠井がこの基準で販売する製品を選定しているのであれば150SEDにも期待できると判断し、通算n回目の清水ダイブを決行したのでした。

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次ロット納期は3ヵ月後の9月予定との事でしたが、実際に届いたのは更に3ヵ月後の12月に入ってからでした。サイズ200オーバーの巨大な箱が玄関に届いた時は眩暈がしましたが、それでもこの鏡筒にはアルミケースが付属していない事が逆に自分にとっては幸いでした。保管や運搬には適当なソフトケースを見繕うつもりでいましたので、巨大で重いアルミケースが付属していても持て余す事が目に見えていたからで、この部分もこの鏡筒の購入を後押しした小さくない理由でした。

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本体もやはり重く大きく、TSAの手軽さは失われた感はありましたが、GPX赤道儀に載せると無理なく運用できそうな感触で、2枚玉なので極端にトップヘビーではなく、15cmアポとしては扱い易い部類なのではないかと思います。重量を測るとバンドアリガタ込みで11kgを切っており(+キャリーハンドルで約11.3kg)、FPL-53を使用した15cmアポとしては最軽量の部類と思われ、アリガタもビクセン規格のものが装着されていましたので、ビクセン規格のアリミゾの架台しか持っていない自分的には面倒が無くて助かりました。

以下の写真は150SED、FC-100DL、BLANCA-70EDTを並べたところです(でかい!)。

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鏡筒表面の処理は70EDTと同様の少しザラザラな仕上げ(サテンホワイトフィニッシュ)で質感は可もなく不可もなくと言ったところで、特に高級感がある訳でもありませんが安っぽくも無く、中華鏡筒でありながら造りに雑に感じるところが特に見受けられないのは大いに評価できるポイントだと思います。ストロークが大きめの伸縮式フードの移動も滑らかで縮めると思いの外コンパクトになり、ソフトケースに入れて自分のコンパクトカーの後部座席に横にして置く事も可能で、これにより運搬の労力が格段に軽減されるので遠征用の機材としても活躍してくれそうです。

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接眼部は2.5インチのラックアンドピニオンですが、今まで笠井鏡筒の接眼部にはあまり良い印象が無く、具体的には重量アクセサリーを取り付けた場合にドロチューブのテンションを締め付けるとデュアルスピードフォーカサーの微動が空回りする現象がとても使い難いと感じていましたが、150SEDの接眼部では双眼装置を含めた重量アクセサリーをフルで取り付けても微動が問題なく使用でき、不満を感じずに使える中華接眼部に初めて出会えた気がします。最近は大口径アポには3インチや4インチと言った太い接眼部の採用も多く見受けられますが、眼視オンリーの自分的にはこの控え目な2.5インチ接眼部が鏡筒重量の軽量化にも寄与していると考えれば丁度良い大きさに思えました。

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見え味に関しては惑星シーズンが終わってしまったので、今年の惑星シーズン到来までどうこうは言えませんが、光軸に関してはしっかり調整されており、300倍超でリゲルやシリウスを見ても焦点内外像から中心に像が収束していく様子は見ていて気持ちが良く、焦点像も十分シャープに感じられ、これであれば惑星もかなり見えそうな手応えが感じられます。

後日の観望会にこの鏡筒を持ち出して半月の欠け際を350~400倍で観察しましたが、これまで見た事が無いようなクレーターの詳細が見え(月は個人的にあまり見ていない事もありますが)、解像度にはまだ余裕が感じられ、15cmアポの実力が垣間見えました。過剰倍率での像のシャープさ、ヌケやキレに関してはTSAには及ばない気がしますし、色も僅かにあったかも知れませんが、そこに完璧を求めるとなるとやはりTOA-150の様なハイエンドアポが必要になると思いますし、この鏡筒が15cmの2枚玉である事を考えると十分良好な収差補正がなされている様に感じました。

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ただ現時点では見え味云々よりも心配していた調整面に問題を感じなかったので気持ち良く使える点を評価したいところです。外観や可動部分を含めた全体を通して不満に感じる部分が(現時点では)特に無いと言う点も、大口径の中華アポと言うリスクが高そうな鏡筒である事を考えれば実はすごい事かも知れません。光学系にも期待できそうですので今年の火星木星土星が揃い踏みの惑星シーズンが今から楽しみです。

Celestron Omni 12mm Plossl [天文>機材>アイピース]

12mmクラシックアイピース対決を実施するにあたり、欧米の評価の高いアイピースに加えてごく標準的な、中華製の低廉なアイピースも比較対象として加えたいと考えて、以前太陽望遠鏡用に購入したセレストロンのOmniプローセルの印象が良かったので、この12mmを手に入れてみました。

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外観の造りはやはり若干荒っぽく、ゴム見口はヘナヘナでその内千切れそうな予感がしたので(個人的にゴム見口が好きではない事もあって)取り払ってしまいましたが、鏡胴がシルバーのデザインが中々カッコイイ様に思えます。

上述の対決では見え味はB+ランクとしましたが、当初の予想通りとても良く見えるアイピースでこれはAランクでも良いかなと考えた程です。迷光処理は若干甘いかも知れませんが、月惑星を見る限り中心解像力においては高級アイピースとの差異は殆ど感じられません(自分の眼では)。

とにかく手荒に使っても惜しくない安さで、扱いに神経質にならなくて良いので使っていて気が楽で、それでいて信頼の置ける性能を持っているので、最近観望会に行く時は12mmは専らこのアイピースしか使っていません。

アイピースに特段の拘りが無ければ、安くて性能も必要十分なアイピースとしてオススメです。


Nikon O-12.5 [天文>機材>アイピース]

12mmクラシックアイピース見比べ企画での参加アイピースとして、この往年の銘アイピースは外せませんでした。我が家で初めてのニコンのアイピースとなり、ツァイスサイズでありながら古さを感じさせないデザインにPentaxと並ぶニコンのセンスの良さを感じます。

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手に入れる前はこのアイピースの形式はプローセル系らしいと言う事しか知らなかったのですが、後に調べてみるとどんなプローセルかと言う事が少し分かってきました。twitterでこもロハスさんより見せて頂いた資料(地人書館『天体望遠鏡のすべて'87年版』)によればBrandonに似た非対称の改良プローセル設計(O-5のみ3群5枚のアストロプラン設計)となっており、abe1998さんのブログ(Zeiss_Telementor_World:https://blogs.yahoo.co.jp/abe1998)を読むと、かつてA.ケーニヒがプローセルの視野レンズ側を凸面にした改良プローセルの設計を考案し(ケーニヒが考案した多くのアイピース設計の一つとして)、これを採用したのがかの有名なフランスのClaveとの事で、これに対しアイレンズ側を凸面に設計したのが米国のBrandonであり、ニコンOはこれに対し視野レンズを凹面にした設計を採用しています。これを略図で表すと、

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設計 視野レンズ側  アイレンズ側 
 Konig/Clave凸面平面
 Brandon平面凸面
 Nikon凹面凸面
表:各プローセルの設計の違い

このような違いがあり、プローセルを元により優れたアイピースを作ろうと世界各地で模索されてきた経緯を知ると、後発のニコンがClaveやBrandonに対してどの程度勝負できるプローセルを作ったのか、見比べが一層楽しみになりました。因みにテレビューのプローセルはこれら3種とも違う、アイレンズ側を凹面とした(恐らくは視野レンズ側も)設計を採用していたり、北軽のRPLのような広角を実現した意欲的な設計のプローセルもあり、市場には多種多様なプローセルの亜種が出回っているのかも知れませんね。

ニコンのオルソ(以下ニコンOと呼称)のラインナップはO-5/O-7/O-9/O-12.5/O-18の種類が存在し、手持ちの天文ガイドで確認する限りでは、10cmEDや8cmEDではO-7、O-12.5、K-25が標準付属アイピースとなっており、O-12.5は比較的入手し易い方、なのかも知れませんが、これらは中古市場では既に定価の2~3倍のプレミアが付いています。

肝心の見え味に関してはやはりとても良く見える印象で、今回見比べた他の国産クラシックアイピースより頭一つ抜きん出ている気もします。特に印象的なのが視野のバックグラウンドの暗さで迷光処理が優秀なお陰か、土星の立体感や木星の表面模様などの表現力に優れたアイピースの印象を受けました。Brandonとの見比べでは当初はBrandonが上回っている印象でしたが、見比べる回数を重ねるごとにニコンOが追い上げている気がします。

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来年の惑星観望シーズンで更に見比べる予定ですが、30年前の製品ながら現在でも十分通用する優秀なアイピースである事は間違い無さそうです。

ACクローズアップレンズ自作アイピース(広角化編) [天文>機材>アイピース]

今回は例のACクローズアップレンズNo.17を使用した自作60mmアイピースにACクローズアップレンズNo.5、更にMCクローズアップレンズNEO No.4を足す事で、見掛け視界を60度程度に広角化させてみました。これにより焦点距離は45mm程度に短縮されています。

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構成は、

----<アイカップ部分>
・ノーブランド 55mm→37mmステップダウンリング
・ノーブランド 58mm→55mmステップダウンリング
・ノーブランド 58mm継手リング(メスーメス)
----<本体部分>
・ケンコー MCクローズアップレンズ NEO No.4 58mm
・ケンコー ACクローズアップレンズ No.5 58mm
・ノーブランド 58mm継手リング(オスーオス)
・ケンコー ACクローズアップレンズ No.17 58mm
・ノーブランド 58mm継手リング(メスーメス)
・BORG M57→M58AD【7407】
・BORG 50.8→M57/60AD【7425】

となり、これによりレンズ構成は6群7枚、重量は約414gと、見た目も普通の2インチ広角アイピースの風格が出てきました笑。

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広角化のきっかけとなったのはふと見掛けた古い天文ガイドの元祖マスヤマアイピースの広告で、マスヤマアイピースのラインナップの中で25mmのみ広角のモデルが存在していましたが、そのレンズ構成図を見たところではマスヤマアイピースの基本となる構成(アストロプラン設計)の手前に平凸レンズを一枚足しただけのように見えました。

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また以前12mmクラシックアイピース対決で使用したSVBONYのWA-12mmのレンズ構成も2群3枚のケーニヒの構成にやはり手前側に平凸レンズを足したような構成でしたので、これは標準視界のクラシックな構成のアイピースの手前に平凸レンズを足せばお手軽広角アイピースになるのでは?と考えて手元にあったACクローズアップレンズNo.9をNo.17にかざしてみたところ予想通り見掛け視界が70度程度に大きく広がり、これはいけるかも!?と期待に胸が膨らみます。

実際にブランカ70EDTでオリオン座周辺をPentax XL40と見比べてみたところまずまずの見え味でしたが、周辺像の崩れが大きかったのでNo.9では値が大き過ぎると判断、今度はAC No.5で試してみると見掛け視界は60度弱に下がったものの周辺像の崩れも少なく、これならもう少し広角にできるのでは?と欲が出て、更にMC No4を足してみたところ見掛け視界65度弱となり周辺像もまずまず、これによりアイレリーフも短縮し、ブラックアウトも殆ど発生しなくなり格段に覗き易くなったのでこの組み合わせで完成させる事にしました。

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また視野最周辺の星像の崩れが少し気になったのでほんの少し絞れないかと考え、2インチバレル部分を構成する50.8→M57/60AD【7425】の内側に48mmのフィルターネジが切ってある事を利用して、この内側から2インチフィルターの枠のみ取り付ける事で丁度良い絞り環となり、見掛け視界は60度程度に下がりましたが普通のアイピースと変わらない視野環がくっきりとした見え方となりました。

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出来上がったアイピースの性能を確かめようとミニボーグ60ED-BINOを使用し、XL40とサイドバイサイドで見比べたところ、周辺像はこちらのアイピースが上回ってましたが微光星の見え味で結構な差があり、やはりレンズを追加した事により透過率が下がってしまった可能性があるので素直に60mmアイピースとして使う方が無難だったかも知れません。しかしクローズアップレンズを適当に組み合わせたこのアイピースがPENTAXの高性能アイピースにまともに勝負ができる時点で既に驚きと言えましょう。

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後日ヌプカの観望会にこのアイピースを持参し、再び施設のPentax 150EDで覗かせてもらえましたが、導入されていたペルセ二重星団がかなり綺麗に見えました。鏡筒のFがかなり長い事もあって周辺の崩れは認められず、透過率が特に悪いようにも感じられませんでしたので、高性能アイピースとサイドバイサイドで見比べなければこれでも十分実用になるように思えました。

あわよくばXL40からこのアイピースに乗り換えられればと考えていましたが、そこまでは行かなかったとしても構成を組み替えるだけで60mm~40mmの間で焦点距離を可変できる非常にユニークなアイピースとして今後の活躍も見込めそうです。


国際光器 Fujiyama HD-OR12.5mm(起源考察編) [天文>機材>アイピース]

現行の貴重な国産アッベオルソです。かつて笠井HC-Orが販売終了後まもなく谷オルソも販売終了となり、国産アッベオルソの供給が途絶えたと思われた中で国際光器からこのHD-ORを始め、サイトロン、BORG、タカハシから一斉に似たような国産アッベオルソが発売されましたが、これらは全てマスヤマアイピースで有名な大井光機(http://www.ohi-optical.co.jp/)で製造されたOEM製品と思われます。海外での評判も上々の様子でプアマンズZAO(ツァイス・アッベ・オルソ)との呼び声も高く、個人的にはリーズナブルでゴム見口が無いアイピースが好みなのでこのHD-ORを手に入れてみました。

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HD-OR発売以前は国産のアッベオルソと言えば笠井のHC-Or、そして谷光学研究所の谷オルソが有名でしたが、このHD-ORがどっちの流れを汲むアイピースなのかずっと気になっていました。笠井HC-Orの焦点距離のラインナップは5mm/6mm/7mm/9mm/12mm/18mmとなっており、一方谷オルソのラインナップは4mm/5mm/6mm/7mm/9mm/12.5mm/18mm/25mmと2種類多く、HD-ORのラインナップは谷オルソのラインナップと同一だったので、当初HD-ORは谷オルソのマルチコート版では?と仮説を立てていました。

しかしtwitterのフォロワーのLambdaさんとこの件について情報交換している内に、笠井HC-Orと同じOEMと思われる海外アイピース、University OpticsのHDオルソシリーズ(見た目はほぼHC-Orと同一)に後から4mmと25mmが追加された情報が得られ、これで谷オルソとラインナップがほぼ一緒になった事から焦点距離からHD-ORのルーツを推測する根拠が薄れてしまいました。

ここで手元にあるHC-OrとHD-ORを見比べてみます。

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外観的には多少違いがあり、HD-ORの方がよりコンパクトで、想像以上に上質な造りです。スコープタウンのOrなどは値段の割に見え味が良いと評判ですが外観はやはり安っぽさが感じられるのに対し、HD-ORはHC-Orと同様に品質面でも手を抜いていないように感じられ好感が持てました。何よりバレルから脱落防止溝を廃した判断は素晴らしいです。

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アイレンズの大きさに着目して見比べるとほぼ一緒に見えます。ここでアイレンズを電灯にかざした反射像を見比べてみます。

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こちらがHC-Or、

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こちらがHD-ORで画像の通りコーティングの色こそ異なりますが、5つ見える電灯の反射像の出方がほぼ一緒でした。

HC-Orは笠井の商品説明曰く、「3枚+1枚のクラシックなアッベオルソ設計を忠実に踏襲し」となっており、一方谷オルソはスコープタウンの解説(https://scopetown.co.jp/SHOP/696464/list.html)によれば「正確にはアッベオルソとは相違あります」「アッベの視野レンズの1面について、凸面のところが平面になっています。」となっていますので、この説明を信じるならばHC-Orと谷オルソでは視野レンズの設計が大きく異なっており、HD-ORがもし谷オルソと同じ設計であれば反射像の内一つはHC-Orとは大きく異なるはずと予想していましたが、この結果からHC-OrはHD-ORとほぼ同様の設計で、その光学設計や製造は大井光機が担い、一方谷オルソは光学設計は谷光学によるもので、上記のリンクに書かれているように大井光機からレンズ供給を受けた上で手作りで製造されていたのではないかと推測しています。

そう考えると谷光学が廃業したにも関わらず谷オルソの設計が何故か残ったと考えるよりは、大井光機がHC-Orをリニューアルし、各所への販売を再開させたと考える方がしっくりくる気がします。

海外の評判を見てもHC-Orの系列アイピース(Baader GenuineオルソやUniversity Optics HDオルソ)もかつてプアマンズZAOとの評価を受けており、HD-ORも同様の評価を受けているのもある意味当然なのかも知れません(下手すると光学設計は変わっていないので)。

なので当時HC-Orが販売終了となった時は残念に思ったものですが、実はその設計は今でも生きていたと考えると今度こそ国産アッベオルソが途絶えてしまわないように応援してあげたい気持ちになりました。とは言えHC-Orを既に所有している現状で、中身がほぼ一緒と考えると双眼での見比べ用として2本揃えるかどうか少々悩ましいところです。

勿論この推測は個人的な仮定に基づいたものですのでどこか間違えているかも知れず、業界の方が見たらそんな事も知らなかったの?の一言で済まされそうな内容かも知れませんが、一般人には知る由もない話ですので、自分の中でひとまず答えが導き出せたのはスッキリできて良かったです。

12mmクラシックアイピース対決 その2 [天文>機材>アイピース]

以前は新品で手に入るアイピースにしか関心が無く、双眼装置での最高倍率用として個人的に使用する12mmのアイピースに関してはTMBモノセン、Brandon、笠井HC-Or、笠井APの4種をそれぞれ新品購入し、その見え味の違いを楽しんでいましたが、アイピースを中古で購入する事に徐々に抵抗が無くなった事で往年の銘アイピースの見え味に興味が湧いてしまい、その後手始めにニコンO-12.5を入手してしまいました。

それまで古アイピースには目を向けない事でアイピースの増殖を抑えてきた自分でしたが、中古で、あまつさえツァイスサイズのアイピースに手を出してしまったとなってはもう誰にも止める事はできません汗;あらゆる種類の焦点距離12mmのクラシックアイピースを見比べてみたくなり、集めたのが以下のアイピースです。

名称生産国形式バレル径
TMB スーパーモノセントリック12mm ドイツ モノセントリック 31.7mm
Brandon 12mm 米国 改良プローセル 31.7mm
笠井 HC-Or12mm 国産 アッベオルソ 31.7mm
笠井 AP12.5mm 国産 アストロプラン 31.7mm
Nikon O-12.5 国産 改良プローセル 24.5mm
Pentax O-12 国産 改良アッベ 24.5mm
スコープタウン Ke12mm 国産 ケルナー 24.5mm
SVBONY WA-12mm 中華 改良ケーニヒ 31.7mm
Celestron Omni PL12mm 中華 プローセル 31.7mm
ビクセン HM12.5mm 国産 ミッテンゼーハイゲンス 24.5mm

本当は現行品である、国際光器 Fujiyama HD-OR12.5mm、タカハシ LE12.5mmも比較対象に加えたかったのですが、前者は同じ国産アッベオルソのHC-Or12mm、後者は国産アストロプランのAP12.5mmと殆ど差異は無いだろうと判断し、今回は見送りました。

鏡筒は主にFC-100DLを用い、たまにブランカ70EDTも使いました。今回見比べは殆ど木星と土星で行い、主に中心像(見掛け視界で言えば30度程度の範囲)を使って見え味を評価していましたので周辺像の良し悪しは殆ど評価しておらず、また高拡大率バロー(+双眼装置)を使用した評価の為、短焦点鏡筒との相性なども評価の対象としていません。故に長焦点鏡筒における惑星の見え味をメインとした、中心像に着目したアイピースの評価とお考えください。評価項目は解像度、コントラスト、明るさ、ヌケなどの要素に加え、迷光処理や覗き易さも加味した総合力をアイピースの実力として以下にランク付けしてみました。

《S+ランク》
・TMB スーパーモノセントリック12mm
《Sランク》
・Brandon 12mm
《A+ランク》
・Nikon O-12.5
《Aランク》
・Pentax O-12
・笠井 AP12.5mm
・笠井 HC-Or12mm
《B+ランク》
・スコープタウン Ke12mm
・Celestron Omni PL12mm
・ビクセン HM12.5mm
《Bランク》
・SVBONY WA-12mm

A+とAの差は小さく、A+のアイピースの方がよく見えるような『気がする』程度の差しかありません。条件によっては評価が逆転してもおかしくない微妙な差で、木星の表面模様はペンタOが一番見えると感じた時もあれば、土星は笠井APが一番見えた気がする時もあり、見る対象によっても順位が入れ替わるかも知れません。この4種でコンスタントに良く見えると感じたのがニコンOでしたので現時点ではこの様なランク付けとなっています。

またAとBも惑星の表面模様の詳細を見る事ができる解像力と言う点では殆ど差はありません。Bランクでもここまで見えれば十分と思えるレベルで、ブラインドテストで判別できるか?と言われれば見分ける自信は正直ありません汗;ただ例えばWA-12mmであれば木星の両端に色が付く、Ke12mmはゴーストが発生する、Omni PL12mmやHM12.5mmは木星などを見ると光条や迷光が目に付くと言った点で差を付けています。

またBよりAの方が例えば土星を見た時の本体の立体感や環の前後が判別し易いなどの表現力の様な部分で差を感じた事がありその点を加味していますが、低廉な中華製アイピース代表として比較対象に加えたOmni PL12mmや、子供の頃に見たイメージの再確認の目的で入手したHM12.5mmが高価なアイピースと比べてもそれ程遜色無く見えたのはある意味ショックだったかも知れません笑

一方Sランクですが、A以下のアイピースから交換した時にはっとするような見え味の違いを感じ、模様の詳細に関してはAでもBでも見えているのですが、Sのアイピースはそれらが見易い、くっきりあるいは立体的に見えると言った差を感じます。個人的には欧米アイピースを特に信仰してはいないつもりですが、評価の高いアイピースにはやはりそれなりの理由があるのかなと得心するところです。TMBとBrandonの差は特に明るさで、どのアイピースと比べてもまず明るいと感じさせるTMBはやはり特異なアイピースなのかも知れません。

これらのアイピースを見比べて感じたのは、今時普通に手に入るアイピースで、標準視界のクラシックアイピースと言う範疇であれば、これは見えない、使えない、と言う製品は殆ど存在しないのでは?と言う印象で(製造不良による個体差はもしかするとあるかも知れませんが、設計的にはおかしいものは無さそう)、ある意味初心者の方でも安くて良く見えるアイピースが手に入る良い時代になったのかなと思うところです。自分は特に鋭眼の持ち主ではありませんので、逆に言えば今のアイピースは安価な製品でも普通の眼力の人であれば高価なアイピースと比較しても差が殆ど分からないレベルには仕上がっている、と今回のテストでは言えるのかも知れません。

一方BrandonやTMBが他より良く見える、と感じた事も事実で、高くても良いので一本最上級の惑星用クラシックアイピースが欲しいと考える方には、現行品で入手可能なBrandonを買えば間違いないだろうと個人的には思うところです。それでも価格に見合う見え味かどうか気になる方は丁度国際光器でBrandonのデモ品がレンタル(それも現時点ではタダ!)されていますのでこれを利用してみるのも良いかと思います。

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本来はこの見比べは評価の高い欧米、国産のアイピースが良く見える事を実感したくて始めたつもりだったのですが、安価なアイピースと見比べる程、思った(期待した?)程の差が無い事が分かり、今時の低廉なアイピースの基本性能の良さを逆に実感する結果となりました。とは言え良し悪しの感じ方も個人差があるかも知れませんし、何度も見比べている内に評価が変わる事もありますので、あくまでご参考までです。

夕焼けと宵の明星 [お絵描き]

前回より赤色成分多めの夕焼けを描いてみました。

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スコープタウン Ke12mm [天文>機材>アイピース]

12mmアイピース見比べ企画でこの焦点距離のケルナーの見え味も確認してみたくなり、谷ケルナーなどの中古品の入手も考えましたが、スコープタウンのケルナーは25mmを持っていて非常に良く見える事と、現行品の国産ケルナーと言う部分で応援する気持ちも込めて、このアイピースを新品購入しました。

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スコープタウンの日本製アイピースは31.7mm径と24.5mm径のラインナップがありますが、24.5mm径にしか存在しない製品もあり、この中でもKe6mmと12mmは鏡胴のデザインが他のラインナップと毛色が違った為、手持ちのKe25mmと製造が別なのでは?と気になって聞いてみましたが、両者とも同じ大一光学製との事でした。

見え味は予想通り良く見えますが、木星などを見るとゴーストが発生が目に付きます。これはかつて持っていたINTESのモノセントリックの見え味を想い出しますが、これと同様に対象と点対称の位置にゴーストが発生するので対象を中心から外せば重なりを回避できます。この部分が気にならなければ解像度はとても高い見え味ですので、惑星観望用にも適していると思います。

ビクセン HM12.5mm [天文>機材>アイピース]

12mmクラシックアイピース見比べ企画で古いアイピースに手を出してしまった事で、どうせなら子供の頃覗いてたミッテンゼーハイゲンスの見え味も確かめてみたいと思い、数あるMHの中で特に高級でも低廉でもない、ごく標準的な出来と思われたビクセンのHMを中古で(千円以下)手に入れました。

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アイレンズが他の12mmアイピースに比べると極小で、個人的にアイレリーフの短い、覗き難いアイピースは好みでは無いのですが、バロー併用の双眼装置越しに見ているせいか、見掛け視界も広くない事もあり(公称40度)、目を密着させなくても普通に視野を見渡せて思った程見辛くありません。

さてさて当時の見え味は?と正直全く期待していなかったのですが、覗いた瞬間、は?・・・良く見えるじゃん!?と一見他のアイピースと遜色ない見え味に衝撃を受けましたw 色々見比べましたが、ペンタOで見たNEBの微細な輪郭は・・・見えるじゃん!笠井APで見たカッシーニのキレの良さは・・・見えるじゃん!これ、レンズ2枚なんだよね??とミッテンゼーハイゲンスのポテンシャルの高さに驚く結果となったのでした。

迷光処理が若干甘いのかフレアが対象によっては目に付きますが、解像度そのものは現行のアイピースに引けを取りません。他のアイピースより特別良く見える、とまでは行かないかも知れませんが、普通に高倍率観望に耐えます。

本当はちょっと懐かしの見え味を確認したらすぐに手放すつもりだったのですが、鏡筒が高性能ならちゃんと期待に応えられるアイピースと分かり、初心に帰る、原点に立ち返る意味でこれは持っておこうかと思い直しました。アイピースの見比べなどに疲れた時にこのアイピースを覗くと何故か癒される気がします笑 心の故郷アイピース(←?)と言ったところでしょうか。

AC-No17アイピース その2(アイカップ構築編) [天文>機材>アイピース]

ACクローズアップレンズNo.17を使った自作アイピースですが、アイポイントがシビアで実用が厳しいと感じていたのでレンズフード等を利用したアイカップを構築する事により、更に怪しいアイピースへと進化しました笑。

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構成は、

----<アイカップ部分>
・Neewer 43mm→37mmステップダウンリング
・Neewer 52mm→43mmステップダウンリング
・Neewer 55mm→52mmステップダウンリング
・Neewer 62mm→55mmステップダウンリング
・Kenko LMH58-62 BK(レンズメタルフード)
----<本体部分>
・ケンコー ACクローズアップレンズ No.17
・ノーブランド 継手リングφ58mm径 (メスーメス)
・BORG M57→M58AD【7407】
・BORG M57/60延長筒S【7602】
・BORG 50.8→M57/60AD【7425】

となりました。重量は約350gです。

アイカップはステップダウンリングを重ねる事で高さの調整と覗き口のセンタリング誘導を実現しています。

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これでかなりブラックアウトの発生も収まって覗き易くなったのですが、ベランダ観望での確認では今一つ有効性が分かりません(バックグラウンドが明るいのでブラックアウトの影響を感じ難い)。これはもっと暗い空で試さなくては、と言う事で士幌高原ヌプカの観望会にこれを持参、何とこの施設備え付けのPentax 150EDに装着する機会に恵まれました。このアイピースの60mmと言う焦点距離は公共天文台で使うようなスペックですので、F12のペンタ150EDとの相性は悪くないだろうと自分でも思っていました。

OIIIフィルターを使用して網状星雲などを観望しましたが、問題無く、いや結構良く見えていると感じました。正直クローズアップレンズで作ったアイピースである事と他の同じクラスの望遠鏡用アイピース(マスヤマ60mmやラベンデュラ63mm等)を覗いた事が無かったので、この見え味がまともなのかどうか確信が持てなかったのですが、他の観望仲間の方に覗いて頂いて、周辺まで点像で良く見える、と評価して頂いたので自信になりました。覗き易さに関しても一般参加者の方が概ね普通に覗いていた様子だったので、普通のアイピースとしての及第点はあげられるかと思いました。

自分で見る限りは覗き易さはやはりアイカップの使用で劇的に改善した印象で、以前ナグラー22mmを使用していた時、瞳ガイドプレートなるオプションが付属していましたが、瞳位置を正しく誘導する事が如何に重要かをこのアイピースで再認識した次第です。

その様な訳でほぼネタで作ったこのアイピースでしたが、我が家の主力アイピースの一員として正式に加わる事になりました。いらっしゃいませ。

その後、広角アイピースとして更に進化しました。


ビクセン A62SS(見え味編) [天文>機材>望遠鏡]

前回の外観編に続き、今回はA62SSの見え味についてのインプレですが、自分はアクロ鏡筒を見慣れてない事もあり、A62SS単体で観望しても良し悪しが判断できないだろうと思われたので、手持ちの鏡筒の中で焦点距離が近いアクロと言う事でZeiss C50/540とサイドバイサイドで見比べる事にしました。

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まずは地上風景を見比べてみましたが、全体的な印象としてA62SSの方が色収差が多く、C50/540の方が明るくシャープで良く見えました。折角なのでスマホ手持ちコリメートで写真を撮ってみました。アイピースはMeade SP20mmで26倍前後です。

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こちら↑がA62SS

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こちら↑がC50/540

更に笠井の5倍バローを入れてみました(130倍前後)。

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こちら↑がA62SS

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こちら↑がC50/540

写真下手くそマンなので申し訳ありませんが、何か感じ取って頂ければ幸いです。この時点では、あーやっぱり口径が大きくてもツァイスには敵わないかーと思いましたが、日が沈んで本命の木星が見えてきたのですぐさまそちらに向けてみました。

シーイングはまずまず(3~4/10)で木星の模様を観察しましたが、こちらでは評価が逆転、割とはっきりとA62SSの方が良く見えます。眼視のイメージをお絵描きソフトで手描きしてみました。

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こちら↑がA62SS

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こちら↑がC50/540

感じた事をまとめると、

・A62SSの方がNEBの輪郭が明瞭、全体的に模様がシャープ
・A62SSではNTBの白い帯も見え、C50/540ではこれが不明瞭
・C50/540の木星像は若干暗く、全体的に解像度が低い
・C50/540の木星は上下に何故か色が付く(赤と青)
・但しA62SSはハロが目立ち、模様のコントラストを下げている感じ

やはり口径の差なのか、A62SSはC50/540と比べて明るさと解像度に結構な差があるように感じました。このクラスで1cmの口径差は思った以上に大きいのかも知れません。A62SSではC50/540に比べてハロが結構目に付きますが、明るさのより暗い土星ではこれも目立たなくなり、C50/540との見え味の差は更に広がる感じです。逆に月だと昼の景色のようにC50/540の方が良く見える可能性はあります。

またサイドバイサイドで見比べるのにほぼ同倍率を掛けていましたが、A62SSは口径の約3倍の倍率に対して、C50/540は約4倍の倍率となっていて、流石にC50/540の方は過剰倍率が過ぎるのでは?と思わなくもありませんので、これを以ってA62SSの方が優秀な光学系と結論付けるのは早計に思えます。

C50/540も最初VMC110Lと見比べてアクロってこんなに見えるのかと驚いた程でしたので、良く見えるアクロなのではと思うのですが、それを概ね(木星土星を見る限りは)上回る見え味のA62SSも悪くない光学系の様に思えます。

本体の上質な造りと現在の投売り状況を考えれば、お手軽観望用として持っていても損はしない鏡筒かも知れません。鏡筒単体も安くなっていますが、モバイルポルタ経緯台とのセットも3万強と相当安い気がします。以前ミニポルタを使用していましたが、この鏡筒とモバイルポルタであれば恐らく無理の無い組み合わせと思われ、個人的に最初の望遠鏡セットとしても薦められると感じました。


ビクセン A62SS(外観編) [天文>機材>望遠鏡]

この製品、6cmのアクロマートにしては当初かなりのお値段で販売されていて、それ故あまり売れ行きが芳しくなかったのかは定かではありませんが、最近実売価格が1/3以下に下がり、これはフェラーリの再来か!?(←?)と脊髄反射でまた生やしてしまったのでした汗;

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スペックは口径62mm、焦点距離520mm、F8.4の何と4枚玉のアクロマートです。その実力は如何に?の前に、取り急ぎ外観のみのご紹介です。

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表面処理がめっちゃ上質です。

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ビクセン規格のこんなファインダーアリミゾ見た事無いのですが、かっちょいいですね。

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ドロチューブを目一杯引き出したところです。どうも2インチアクセサリーは付かなそうでそこが個人的には残念。

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「4 elements」「High-resolution」の対物セルの印字がテンションを高めてくれますw

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台座は当然ビクセン規格のアリガタで、底面には1/4インチカメラネジ穴が2箇所、3/8インチカメラネジ穴が1箇所開いています。

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接眼部は回転可能です。

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重量はこんな感じです。

外観の印象はとにかく造りが良い、と言う点で、WOの製品を彷彿とさせます。雑な感じが全く無く、持つ喜びを感じさせるレベル?かも知れません。この望遠鏡のスペックは入門機のそれと思いますが、それ故入門用としては過剰品質では?と思わなくもありません。上品に、オシャレに天体観望を楽しみたい方には合っていると思います。最近のビクセンは宙ジュエリーなども扱ってますし、ひょっとしてこの望遠鏡はそう言う方向性(富裕層向け?)で作られたのかなあ・・・。

取り急ぎ外観のみのレビューでした。

見え味編に続きます。

ACクローズアップレンズNo.4-BINO [天文>機材>望遠鏡]

ミニボーグ45ED-BINOの最小目幅を63.5mmと狭く出来た事で観望会で他の参加者の方に覗いてもらう事ができ、イーソス17mmでの100度双眼視がとても好評だったのですが、女性子供の方からこのBINOに興味を持たれても目幅の関係でお断りせざるを得なかったのが残念だったので、もっと狭い目幅でも100度双眼視が可能なBINOを新たに作ってみました。

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対物レンズはケンコーACクローズアップレンズNo.4を使用、アイピースはXWA9mmを使用する事で最小目幅は58mm、倍率27.8倍、実視界3.6度の100度双眼視が可能となりました。鏡筒部分の構成は、

・Kenko LMH52-55 BK(レンズメタルフード、最大外径57mm)
・ノーブランド 55mm→52mmステップダウンリング
・Kenko LMH52-55 BK(レンズメタルフード、最大外径57mm)
・Kenko ACクローズアップレンズNo.4(52mm径)
・ノーブランド 48mm→52mmステップアップリング
・笠井 2インチバレル延長筒WF(M48延長筒として使用)
・笠井 M48/T2アダプター(M48→M42P0.75変換)
・BORG M42P0.75→M42P1ADII【4542】
・BORG M42ドロチューブ(WH)【4565】
・BORG M42回転台座【4520】
・BORG M42P1→M36.4/M42P1AD【7525】
・BORG 31.7ミリアイピースホルダーSS【7314】
・WO 31.7mm New90°正立プリズム

となっています。

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ミニボーグBINOはM57のシステムで構築しましたが、今回は2インチアイピースは使用しない前提でM42のシステムを軸にシステムを考案、対物レンズのフィルター径が52mmでしたのでステップアップリングで一気に42mmに径を下げてしてしまうと口径が蹴られるので間に笠井の2インチバレル延長筒を介在させる事を思い付き、52mm→48mm→42mmと接続径を段階的に下げる事で口径食を回避しています。

合焦機構は当初BORGの31.7mm径ヘリコイドを使おうと考えていましたが光路長と内径の関係で採用が難しく、ヘリコイド機能付きのWOの正立プリズムが最近発売されたのに目を付け、これとドロチューブ【4565】との組み合わせでピントの粗動と微動を両立したシステムが出来上がりました。

またこの鏡筒をBINOにする為の土台はスライド台座2個付きのビクセン規格多目的アリガタレールを使用し、これに側面にネジ穴加工を施したアリガタレールを接続、L字プレート化する事で直接架台に取り付ける事が可能となり、BINOをマルチプレートを使って取り付ける場合に比べて大幅な軽量化を実現できました。今回のBINOの加工箇所はここのみで例によって遊馬製作所にお願いしました。

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土台レール上のスライド台座と鏡筒との接続は、BINOの視軸調整が出来るように片方はSLIKの微動雲台SMH-250を用い、もう片方はM48ネジ延長リング、フィルター径変換アダプター、ワッシャー等を使用して微動雲台との高さを合わせています。

ケースは例によってアイリスオーヤマの今回はAM-37Tがまずまず丁度良いサイズでした。

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見え味に関してはミニボーグBINOでの100度双眼視と比べても遜色無く、対物レンズのF値がF5程度とミニボーグBINOに比べて小さいので周辺像の崩れを心配しましたが、そこが気になる事も殆どありません。ACクローズアップレンズの望遠鏡用の対物レンズとしての流用は以前No.3を試した時に星が点に収束せず実用にならなかったのですが、その後の調べでNo.3のみ像が悪く、それ以外は問題なさそうとの有志の方の検証により、焦点距離の関係もあり今回はNo.4を採用しましたが、確かにこちらは全く問題がありませんでした。

口径に関してもミニボーグBINO(45ED)と殆ど変わりがありませんので、逆にミニボーグBINOの存在意義が問われる結果となり、今後はミニボーグBINOは60EDを使用した自分専用機としての利用がメインとなると思われます。

但しこのBINOの唯一の難点は目幅調整の際のスライド台座の移動が渋く、スムーズな目幅調整とはいかない点で、この点においてはしっかりした目幅調整機構が備わったミニボーグBINOには及びませんので、観望会などで多くの一般の方に見せたい場合にはミニボーグBINOの土台とこのBINOの鏡筒を組み合わせる、と言った運用もアリかも知れません。

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今回BINOは最小目幅短縮もそうですが、重量をTG-S経緯台で運用できる範囲に軽くする事が大きな目的でしたので、総重量約3kg(アイピース込み)とこれが実現できた事で遠征時のサブ機としていつでも100度双眼視が楽しめるようになったのが一番のメリットで、強力なお手軽機材が増えて満足しています。


夕焼けと三日月 [お絵描き]

ここのところずっと萌え絵しか描いていなかったので、たまには好きな夕焼けでも描いてみようとリハビリしてみました。

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SVBONY WA-12mm [天文>機材>アイピース]

このアイピースの名称らしきものが無かったのでWA-12mmは自分で勝手に名付けましたすみません;

アイレリーフが10mm以上のスマイスレンズを含まないクラシックアイピースで最高倍率を得たいとなると焦点距離12mm程度のアイピースが概ね候補となるのですが、この条件で広角を実現しているアイピースとなると殆ど見つける事ができません。今回のアイピースは見掛け視界60度となっていてこの稀有な条件に当てはまり、双眼装置で使う高倍率用の広角アイピースとして使えないかと期待して手に入れてみました。

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レンズ構成を見るとケーニヒに凸レンズを一枚プラスしたいわゆる改良ケーニヒと呼ばれるタイプでしょうか。笠井で販売されているWAシリーズと同じ設計かな?と予想しています。

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アイレンズはこの焦点距離のクラシックアイピースとしては大きく一見覗き易そうですが、アイレリーフが短めなので全視野を見るにはそこそこ目を近づける必要があります。

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見え味は中心像はすっきりしたシャープな見え味で普通に良く見えますが、経緯台で木星を見ていると視野の周辺に移動するにつれて両端にかなりの色が付き個人的に結構気になるレベルです。バローを使う双眼装置での使用前提で、見掛け視界60度程度なら周辺像の崩れはあまり無いのではと期待していましたが、その点では予想より厳しい結果となりました。

ただ中心像は問題なく使えるレベルですので値段を考えるとコスパは高く、月などの面積体を観望する場合にはこの見掛け視界の広さはかなりのアドバンテージになりますので、双眼装置と相性の良い広角アイピースとしてユニークで価値ある存在と言えるかも知れません。


ケンコー ACクローズアップレンズNo.17-60mmアイピース [天文>機材>アイピース]

以前の実験で目的なく勢いのみでポチってしまったACクローズアップレンズNo.17ですが、対物レンズとしての利用はNo.9でもぎりぎりアウトだったのに、このNo.17の口径約50mmで焦点距離が60mm、F値は実に1.2と言う超短焦点レンズと組み合わせるアイピースが思い付かず、こりゃ流石に使い道ないのでは?と諦め掛けていた時に、ケンコー・エンスージアスト(←?)のあぷらなーとさんの「アイピースにしてみては?」との一言に目から鱗。あ、ヤバイ・・・それ、アリ寄りのアリなのでは?と直感的に感じ、これに2インチバレル付けたら・・・と急遽ボーグパーツを家宅捜索する事により怪しいアイピースが爆誕しました。

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構成は、

・ケンコー ACクローズアップレンズ No.17
・ノーブランド 継手リングφ58mm径 (メスーメス)
・BORG M57→M58AD【7407】
・BORG M57/60延長筒S【7602】
・BORG 50.8→M57/60AD【7425】

となっています。

アイピースの当たり面に焦点が来るようにパーツを調整したので視野環もくっきりで見掛け視界も50度弱程度あり、この焦点距離としては中々の広さではないかと思います。アイレンズも50mm程度と大きいので覗き易く、アイレリーフは3cm強あるでしょうか。アイポイントは若干シビアです。

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FC-100DLを使い昼間の景色を見たところすっきりとした見え味で、XL40と見比べても特に欠点の見当たらない素直な見え味に感じました。

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これは星見でも期待できそうとALTER-7を使い星雲星団観望に使用してみました。しかし昼間に見た時とは比べ物にならないくらいブラックアウトが多発し、アイポイントがシビアで視野全体を上手く見る事ができません(視野のどこかが陰る)。像質は特に問題無さそうで、この位アイレリーフの長いアイピースとなるとアイカップの作り方も重要になると思われますので、工夫次第では実用になるかも知れません。

このままでは実用するのは正直辛い印象ですが、天体用でもなんでもないクローズアップレンズをただアイピースの形にしただけでそれなりに見えるのは驚きで、重量が非常に軽く、2インチをフルカバーする視野の広さがありますので、アイカップを用立てて天体導入用に使えないかなと模索しているところです。

その後アイカップを構築して覗き易さが劇的に改善しました。

スコープタウン 31.7mm→24.5mm変換AD [天文>機材>アクセサリー]

ツァイスサイズのアイピースをアメリカンサイズとして使うアダプターです。

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上部のグリップ部分を回すとアイピースが固定され、チャック締め付け式なのでアイピースにキズが付かず、光路消費も多くなく(追加高9mm)、日本製でとても良く出来た製品と思います。脱落防止溝が無いのもいいですね。自分は所持するツァイスサイズのアイピースの本数分このアダプターを用意して装着しっ放しにしています。

Amazonでオルビィスが販売しているのも同じものと思われます。


タカハシクソダサTシャツを着てドヤるミクさん [お絵描き]

ネットで見た自作タカハシTシャツがあまりにダサかっこよかったのでミクさんに着せてみました。

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BS双眼装置用FMC3xエクステンダー(Mk-V双眼装置用) [天文>機材>双眼装置]

Mk-V双眼装置用のバローとしてこれまでバーダーハイペリオンズーム用バローを約4xバローとして使う事が多かったですが、アイピースを変えずにもう少し倍率を下げたいと思う事が度々あり、たまたま家に余っていたBS双眼装置用の今回バローを取り付けてみたところ狙い通りに使える事が分かりました。

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BS双眼装置の光路長が97mmで、Mk-V双眼装置の光路長が120mm程度との事ですので、3倍よりは高い倍率が出ているものと思いますが、これまでの(ハイペリオンズーム)バローよりは低い倍率となっているのは確認できました。像質についても特に問題は無さそうです。

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手持ちのブランカ70EDTFC-100DLではバーダー純正の2.6xGPCでもピントが出ませんので、今回バローではこれら鏡筒でも合焦する事が確認でき、バックフォーカスが短めの鏡筒でも使えるバローの選択肢が増えたのは個人的に助かりました。

Zeiss C50/540対物レンズ内蔵ミニボーグ鏡筒 [天文>機材>望遠鏡]

この対物レンズは笠井の蔵出しで偶然に見つけて、これまで古い望遠鏡(所謂古スコ)には関心が無かったのですが、このレンズは何と新品との事で、新品のツァイス望遠鏡を手に入れる数少ないチャンスと思い衝動買いしました。スペックは製品名の通り、口径50mm、焦点距離540mmとなっています。

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尚裏には『DDR』の印字がされていて、これはカールツァイス・イエナ(東ドイツ)で作られた製品を指すとの事です。実物を触れてみた印象としてはとても『上品』と言う言葉がしっくりきます。実用性を重視する自分的にはこのように感じる事は珍しいのですが、丁寧な造りも去ることながらレンズの反射光などが何故か美しく感じられ、これもツァイスの魅力の一つなのかなと思いました。

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このレンズに対する知識は全く無かったのですが、多分対物レンズのセルの内側にネジが切ってあって、アダプターリングでも特注すればミニボーグ鏡筒に取り付けできるだろうと高を括っていましたが、いざ現物を確認してみてもその様なメスネジは設けられておりません。これはどうしたものかとセル内側にネジを切ってもらう事も考えましたが折角のツァイスの新品の対物レンズにいきなり加工を施すのも抵抗があり、かと言って他に方法も思い付かずしばらくお蔵入りとなったのでした。

その後ネットでこのレンズの情報を収集していて、ボーグパーツの2インチホルダーL【7509】の内側を切削加工し、そこにこのレンズセルを収める方法が紹介されていて、他の方の作例を見てもやはり何らかの金属筒の中にこのセルを収める方法が主流でセルそのものには手を加えないのが流儀のように感じました。

自分も先人に習い【7509】を加工してボーグパーツにしようかと考えていましたが、ふとこの対物セルと目の前の多数のボーグパーツを眺めていて、M57延長筒の中にこのセルがぎりぎり入る事を発見し、延長筒の端のオスネジのある部分は内径が狭くなっていてセルを差し込めばそこで突き当たって止まる構造になっていたので、これはM57延長筒2つのメス側を向かい合わせて両者をM60→M60AD【7460】で連結させた中にセルを収める事が出来るのでは?と思い付き、試してみたところM57延長筒L【7604】とSS【7601】の組み合わせで良い感じにセルを収める事ができました。

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M57延長筒の内側と対物セルの外側との隙間はコピー用紙一枚分程度しかなく、これを2枚重ねにすると既にセルは入っていきません。M57延長筒の内径はひょっとしてこのセルを入れる事を想定していたのでは?と勘違いする程にはぴったりのサイズです。

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コピー用紙一枚間に挟む事でセルにキズが付く事を防ぐ事ができますので一石二鳥となり、これで中でセルが動く事も無さそうで光軸にも影響しないと思われます。結果として無加工無改造でこの対物をボーグパーツ化できましたので、この対物を鏡筒化する上でかなり難易度の低い方法が確立できたのではないかと思っています。

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対物レンズ部分がボーグパーツに出来れば後はどうにでもなりますが、個人的には鏡筒のベースとなる部分はHα太陽望遠鏡で使っていた構成を使い回す事にしました。対物フードは使いどころが見つからなかったミニボーグ用フードが余っていて、正にこの将来を見越して手放さなかったのではないかと思うほどでしたが、まあボーグパーツあるあるですね。最終的に構成は以下の様になりました。

・BORG ミニボーグ50用フード(BK)【60207】
----<C50/540対物レンズ収納部分>
・BORG M57/60延長筒L【7604】
・BORG M60→M60AD【7460】
・BORG M57/60延長筒SS【7601】
----
・BORG M57→M57ADⅢ【7459】
・BORG M57/60延長筒L【7604】
・BORG M57/60延長筒L【7604】
・BORG M57ヘリコイドLIII【7861】
・BORG M57/60延長筒L【7604】
・BORG DZ-2【7517】+Vプレート80S【3165】+笠井DXファインダー台座
・BORG M57/60延長筒S【7602】
・BORG 2インチホルダーSII【7504】

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この構成は、2インチ天頂ミラー双眼装置4xバローを付けた構成でピントが出るように長さを調整しています。

対物の性能に関してはいくらZeissと言っても所詮は5cmのアクロだしなあと、さほど見え味に期待していなかったのですが、その直前に木星を見ていたVMC110Lからこの鏡筒に交代させてびっくり、シャープで解像度も高くこちらの方が格段に良く見えて、色もさほど感じずアクロってこんなに見えるの?とびっくりしました。

VMC110Lで木星土星などを見ると、140倍位が使える目一杯かなあと感じるのですが、この鏡筒だと150倍でもまだ余裕があり、FPL53を使った3枚玉アポのブランカ70EDTには流石に及びませんが、個人的には口径(mm)の3倍の倍率で像が破綻していなければ超優秀な望遠鏡と思っているので、その点では十分に合格点を上げられるレンズ性能と言えます。

ただ自分はこれまで(高倍率での観望用としては)アクロを毛嫌いしていて長い事覗いていなかったので、Zeissだからここまで見えるのか、それともちゃんと作られたアクロであればこの位見えるのが普通なのか判断ができませんので、機会があれば別のアクロ鏡筒と見比べたいと考えています。

これによって今までアクロには全く食指が動かなかったのですが、往年の長焦点アクロが良く見える、現行アポにも負けてないものもある、と言う話も信じられる気になってきました。ニコンや五藤の8cmF15アクロが今でも高値取引されているのもある意味納得です。

自分のtwitterのフォロワーさんでもこのレンズをお持ちの方が何人もいらっしゃって、皆さん思い思いのアイデアでこのレンズを鏡筒化されているのを知り、皆さんの鏡筒を持ち寄って並べてどのような工夫をされたのか語り合うだけでも楽しそうで、Zeissがこの対物レンズを自作キット化したのはそうした楽しみ方を提供する狙いもあったのかな、などと思ったりした次第です。

ボンド GPクリヤー(接着剤) [天文>機材>その他]

自作アイピースケースなどで個人的に多用しているブロッククッション(Astage ブロッククッション BC-L60)ですが、余ったクッションを有効活用するべく、クッション同士を接着できる100円ショップで買える接着剤を探して見つけたのがこちら(キャンドゥで購入)。

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クッションの素材はポリウレタンで、これを接着できると言う記載は説明書きに特に無かったのですが、試してみたところ問題無く接着でき、アイピースを買い替えたりしてブロックの構成を一部変えたい場合でも、余ったクッションも再利用したり好きなように作り変える事が出来るようになりました。

ACクローズアップレンズNo.9+ELS双眼装置でWX超え計画 [天文>機材>望遠鏡]

ケンコーACクローズアップレンズの望遠鏡用対物レンズとしての可能性について(マニアの一部で)注目が集まる昨今ですが、個人的に眼視用の対物としてどう使うかを模索する中で、ふとネットでACクローズアップレンズ『No.9』の文字が目に入り、「9・・・だと??それもACで!?」と何ぞそれと思い調べるとどうも実在するレンズの模様。現行のケンコーACクローズアップレンズのラインナップは、

種類焦点距離レンズ構成
AC No.2500mm1群2枚
AC No.3330mm1群2枚
AC No.4250mm1群2枚
AC No.5200mm1群2枚

と4種類ありますが、これに加えてかつては、

種類焦点距離レンズ構成
AC No.9115mm2群3枚
AC No.1760mm4群4枚

の2種類が存在していたようです。

へーそんな製品もあったんだと納得したところで、以前『MC』クローズアップレンズNo.10とELS双眼装置を組み合わせたお遊び双眼鏡を作ってみて完全にネタにしかならなかったのですが、このNo.9は2群3枚のアクロマートだし焦点距離も若干長いのでそれなりに像が改善するのでは?と興味が湧き、また前回の実験ではアイピースはナグラー9mmでしたが、今はELS双眼装置で最大視野が得られる100度アイピースのXWA9mmが手元にあり、周辺像の改善効果が噂されるELS双眼装置用の0.66xレデューサーもあるので、これらを組み合わせるとスペック的には、倍率8.4倍、実視界11.86度、瞳径5.9mm、見掛け視界100度と(口径は50mmと仮定)、かのお化け双眼鏡ニコンWX10x50を凌駕するスペックとなり、面白そう・・・やってみよう!と期待に胸を膨らませて動き出したのでした。

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中古で何とかレンズを入手し、フィルター径58mmに対して有口径を定規で測るとやはり50mm程度で、家の中のあっちこっちのBORGパーツその他をかき集めてピントが出るように試行錯誤した結果、以下の構成になりました。

・Kenko ACクローズアップレンズNo.9(フィルター径58mm)
・継手リングφ58mm径 (メスーメス)→ノーブランド、以前ヤフオクで購入
・BORG M57→M58AD【7407】
・BORG M57→M57ADIII【7459】
・BORG M57ヘリコイドS【7757】
・BORG 2インチホルダーSII【7504】
・Baader 2インチ→31.7mmアダプター
・笠井 ELS双眼装置(0.66xレデューサー装着)
・賞月観星 XWA9mm×2本

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で、覗いてみたところ・・・これはすごい!マジかよ!?と唸るレベルで、ACと付いただけでMCのNo.10とここまで見え味が違うとは全くの想定外で、色収差もあまり感じず、像もシャープで良像範囲も8割位ありそうで、これであれば像質は十分実用レベルと感じました。双眼装置を使っているので像は暗いですが、プリンス6.5x32と見比べると、見掛け視界が圧倒的に広いのに実視界も上回っており、スペック倒れのネタ双眼鏡の範疇を完全に超えている印象です。重量は上記構成で約1950gとちょっと重いですが。

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しかし他の双眼鏡と見比べてみて、双眼装置を使っているにしてもあまりに暗くない?と疑問に感じ、もしかして口径ケラレてるのでは?と双眼装置のレデューサーを外してみたところ、倍率は上がったにも関わらず像はむしろ明るくなったように感じ、これはいよいよ怪しいと対物レンズ前に半紙を張ってアイピースから電灯の光を入射して、半紙に投影される光の円の直径を見たところ大体2cm強(レデューサー有りだと1.5cm程度)の大きさしかありませんw

あちゃーこんなにケラレてるの!!?とこれでは周辺像が良かったのもある意味当然かも知れません。ELS双眼装置の第一焦点は双眼装置のバレルの中にあるらしいので、そこまで光路がケラレずに光が到達すればそこからはリレーレンズで焦点が延長されるので問題無いかと勝手に思っていたのですが、ケラレに関しては別問題なのか色々と考え方が間違っていたのかも知れません;

恐らくは盛大にケラレているので暗くて解像度も落ちるのですが、明るい場所であれば他の双眼鏡では味わえない世界が体験できるのは間違いなく、この超視界と見え味(周辺像)を得る為には口径の犠牲も無意味では無かったと考えれば半分成功、と言える結果かも知れません。

ニコンWXを凌駕するスペックとはなりませんでしたが、WXの世界を垣間見れた(こんな感じに見えるんだろうな、と言う想像は付く)点ではやってみて良かったと思えた今回実験でした(^-^ゞそれにしても生半可な機材ではスペックすら再現できないWXはやはり凄い双眼鏡なんだなあと再認識した次第です。

尚、一瞬この計画が大勝利を収めたと喜び勇んで勢いだけで調達したのがこちら。

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どーすんねんこれ・・・笑;

その後No.17の転職先が見つかりました。

賞月観星 XWA9mm [天文>機材>アイピース]

格安100度アイピースとして最近評判のXWAシリーズですが、31.7mm径では13mmが最も広視野が得られるのですが、個人的に9mmを選んだのは幾つか理由がありました。

一つはACクローズアップレンズBINOで100度双眼視を実現する上で、最小目幅をなるべく小さく(60mm以下に)したかった為、鏡胴径58mmとより細い9mmが適していた事、次にAPM10cm対空双眼鏡で中倍率アイピースとしてこれまでナグラー9mmを使っていたので、XWA9mmであればこれまでと倍率を変えずに100度双眼視が実現できる事が都合が良かった事、そしてELS双眼装置で使う上で、焦点距離9mm×見掛け視界100度=900と1000以下となり、この双眼装置でケラレない最大視野が得られる100度アイピースとして好適だった事、と言った理由が重なりました。

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この内APM10cm対空双眼鏡で100度双眼視が実現できる事が特に魅力的だったのですが、この双眼鏡で気を付けなければならないのがバックフォーカスの余裕の無さで、どんなに見え味が素晴らしくてもピントが出なければどうしようもありません。こればかりは実際に試さないと分からない部分でしたが一本だけ先に購入して試したところ問題無く無限遠でピントが出て、むしろXW20よりピントに余裕があり、これで晴れてナグラー9mmから完全移行できる結果となりました。

当初イーソスを使う事も検討しましたが、2インチと31.7mmの両方の接眼部に対応した独特のバレル形状が仇となり、31.7mm径アイピースとして使うには差し込み量が少な過ぎで落下の危険性が高いと感じて採用には至らなかったのですが、今回のXWAであればバレル根元までアイピースが挿さり、脱落防止溝もあるので落下の心配も無く、こうした双眼鏡との組み合わせにおいてはイーソスよりも適しているアイピースと言えるかも知れません。

個人的にはアイピースの脱落防止溝は廃止して欲しいと願うほど嫌っているのですが(特にリング締め付け式の固定方法と致命的に相性が悪い)、このXWAに関しては溝の下側の段差がテーパーになっていて引っ掛かりを抑える造りになっており、最近のアイピースはこうした工夫がされているものが増えていると感じます。だからと言ってまだ溝の存在を許容する気にもなれないのですが、今回のXWAの様な長大な31.7mm径アイピースを付けたまま鏡筒を振り回すとすっぽ抜ける危険性は少なからず存在し、溝のある方が確かに安心できるので、せめて今回のように段差にテーパーを設けたり、軽量級のアイピースでは溝を設けないなどケースバイケースで対策してもらえれば脱落防止溝もユーザーに受け入れられる存在となるかも知れません。

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肝心の見え味に関してはまずミニボーグ45ED-BINOイーソス17mmと見比べましたが、イーソスの方が覗き易く、その分周辺像も若干良く見えるとは感じましたが倍率がかなり違うので近い焦点距離でないとどちらのどこが上とはちょっと判断し辛い感じです。

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次にAPM10cm対空双眼鏡で像を確かめましたが、目位置がアイレンズ中心から動かさない場合は周辺8~9割程度から僅かに像が崩れる印象もあるのですが、周辺像をよく見ようと目位置をレンズ端に移動させるとちゃんと点に見える印象で、これは周辺まで点像と言って良いのか分かりませんが、F5.5の対物でこれだけ周辺が良く見えれば十分に優秀と感じました。個人的に周辺の崩れが大きいアイピースだと視野を流したりした場合に周辺から不快な感じを受けるのですが、このアイピースではこれだけの見掛け視界でありながら周辺から特に嫌な感じを受けず(非点収差や歪曲が少ない?)、ナグラー9mmとも比較しましたが、ナグラーの見掛け視界をそのまま広くしたような印象で、周辺像に割と拘る自分でも気持ち良く覗けます。また見始めた当初は目位置がシビアなブラックアウトし易い印象もありましたが、慣れてくると気にならなくなりました。

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イーソスとの性能差はあるのかも知れませんが価格差を考えた場合、価格が半額でも見え味がイーソスの6割や7割程度の出来であれば、見え味に拘る人であれば高くてもイーソスを選択する事もあるかと思いますが、XWAに関してはイーソスの8、9割位の出来はあると思われ、XWAのイーソスの3割程度と言うあまりの爆安さに見え味に拘る人でもこの程度の差ならこっちで良いのでは?と天秤を狂わせる魅力があると思います。

かつてナグラーが流行った時、ナグラーコピーも大いに出回りましたが(セレストロンやミードなど)、大抵は本家より重く大きくなってしまい、やはり本家が一番スタイリッシュな出来と思わせましたが、イーソスに対してXWAはその点においても引けを取っておらず(細くて軽い)、バレルの仕様などはこちらの方が扱い易い部分もあり、質感は確かに中華製を思わせますがデザインは洗練されたものを感じます。

言い換えればいつもの様にコストパフォーマンスが高い、と言う結論になりますが、こんなコピーを出されたらテレビューも困ってしまうのではないでしょうか。

アイピースのスペックはこちら

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

賞月観星XWA9mm
価格:26500円(税込、送料別) (2019/5/25時点)



恋する小惑星(アステロイド) [天文>書籍・ソフトウェア]

かの「けいおん!」「ひだまりスケッチ」など数多くの人気作品を生み出した、まんがタイムきらら系列の天文/地学を題材とした所謂「萌え四コマ」マンガです。『まんがタイムきららキャラット』にて2017年3月号から連載されています。

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幼い頃に町のキャンプで出会った二人の主人公(『みら』と『あお』)が、いつか二人で新しい小惑星を発見する事を約束して別れ、高校で入ったそれまでの天文部と地質研究会が合併した「地学部」で再開、部活を通して夢に向かうと言った内容のお話です。

ただストーリー性はそこまで強くなく、やはりきらら作品らしいほのぼの、ドタバタした部活の日常がコミカルに描かれています。その一方でさり気なくポルタやAP赤道儀が出てきたり、星に詳しい主人公の一人が話す星ネタの端々からも作者の方がかなりの星好きである事を窺えます。地質学の結構詳しいネタも出てくるので、両方の分野に明るい作家さんなのかなと思いました。

天文の専門的な知識をマンガで分かり易く伝える、と言う趣旨のマンガではなく、あくまで部活のワイワイ、もしくは女子高生同士のキャッキャウフフ(←?)を描いた内容ですので、このマンガで特に専門知識が得られる訳ではありませんが、天文や地質学を上手く舞台に組み込んできらら四コマとして昇華させた作品だと思います。

ただ話の根底に、二人で小惑星を見つける夢があるので、この方向でストーリー性が強くなればよりドラマチックな展開も期待できそうです。

最近TVアニメ化が決まったとの事で、星好きとしては個人的にチェックしていきたい作品だと思いました。


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