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笠井 GuideFinder-50 その2 [天文>機材>ファインダー]

自作3cm10.5度ファインダーは圧倒的な実視界の広さで重宝していたものの、おとめ座の銀河巡りをしていた時に明るい星が無く、また対象そのものもファインダーでは見えない事から、対象から少し離れた明るめの星から望遠鏡の視界でスターホッピングするケースが多く、狭い望遠鏡の視野では結果としてトータルでのホッピング回数が増えてしまう事があり、やはりもう少し大きい口径のファインダーもあった方が良いかも知れないと考えて試行錯誤した結果、最終的にGuideFinder-50が復活する事となりました。但し以前と大きく違うポイントはアイピースが賞月観星のUF24mmを採用した点です。

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以前はこのファインダーのアイピースにビクセンのNPL25mm(見掛け視界50度)を使用していましたが、より広角のアイピースが使えないかとMeadeのSP26mm(見掛け視界52度)、笠井のEF-27mm(見掛け視界53度)辺りを試した時に周辺減光を感じた事からNPLがストレス無く使える限界と考えていましたので、これらより遥かに広角のUF24mmがケラレ無く使えるはずがないと思い込んでいましたが試しに組み合わせてみたところケラレも周辺減光も感じられず、おまけに良像範囲も8割程度とUFの強みも活かした見え味で、肝心の実視界はこれまでNPL25mmでは6.25度(8倍)だったところがUF24mmでは7.8度(8.3倍)と大幅に広くなり、この口径と視界のバランスであれば対象によっては導入のし易さでこちらが逆転するように感じました。

笠井のGuideFinderは6cmや8cmのモデルもありますが、対空正立ユニットのダイアゴナルは共通ですので、そちらに組み合わせるアイピースとしてもUF24mmは最適解となりうるかも知れません。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

賞月観星UF24mm
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ビクセン 三脚アジャスター [天文>機材>アクセサリー]

昨年辺りから我が家の一階の雨漏りが酷くなり、調べてもらったところいつもの観望場所となっている2階ベランダの床のコンクリに多数のヒビが入っており、恐らくここが原因との事で防水加工工事をお願いする事になりましたがその結果として床がゴム質の柔らかい素材となり、以前の様に三脚を直接設置すると石突で床を傷付けてしまう事から急遽その足場として手に入れたのがこの三脚アジャスターです。

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ビクセンのオンラインストアのみで販売されていると思われるこのアジャスターですが、以前はLEDが内蔵されているなど現行品より+αの機能が搭載されていましたが、自分の記憶では一度ディスコンになり、その後機能がスポイルされて再版されたのが現行品ではないかと思っています。

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内部を見ると以前の製品でLEDを点灯させるスイッチの部分が埋められていたり、電池スペースがそのまま空いていたりとその名残が見受けられます。

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底面を見ると真っ平ではなく3個所の突起が存在しますがその先は鋭く尖ってはいませんので今回の使用でも床を傷付ける事はありません。

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当初足場は木の板でも良いかと考えたのですがここは自分にとって最も頻繁に使用する観望場所ですので耐久性、耐候性を鑑みて今回製品に白羽の矢を立てましたが、必要十分の機能は果たしてくれそうで今後長い付き合いとなりそうなパーツです。