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プリンス6.5x32 vs 7x42FL [天文>機材>双眼鏡]

旅行に行く時はいつも7x42FLをお供に持って行くのですが、以前旅行に行った際プリンス6.5x32も同伴させました。

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旅行先の湖の湖面、湖面に浮かぶブイ、湖面の光の反射、浮かんでるボートに書かれた文字の見え具合、岩山の山肌の質感など見比べましたが、中心像のシャープさはプリンスが勝っているように見える時もあれば、FLが勝っているように見える時もあって対象や状況によって印象が変わりましたので、トータルではやはり互角と言って良いかも知れません。

口径の大きいFLはぱっと見明るくて解像度も高いのですが、プリンスはヌケの良さでFLを上回っている印象で、FLの後にプリンスを覗くとベールが一枚取れたようなすっきりした見え味で、倍率が低い事も関係しているかも知れませんが全体的に像が引き締まっている様に見えました。

色合いに関してもFLに比べるとプリンスは暖色系、ややもするとプリンスの方が自然な色合いに感じました。FLは白を白く見せる性能には定評がありましたが、プリンスの方が着色が無いように見えるのは自分の好みの問題なのだろうか?と自問自答する状況に。

今まで最高クラスの性能と思っていたFLが、価格が10分の一以下の双眼鏡に劣るように見える事があって良いのかとか、自分の双眼鏡を見る目に少々自信が無くなってくる始末でしたが、プリンスが高い性能を持つ双眼鏡なのはやはり疑い無いように思えます。ただ夕方に薄暗くなると全般的にFLの方が良く見える気がしました。

次に星見における見え味の違いについて、天の川の星が密集している場所を見て比較観望しましたが、FLは口径が大きいので星が明るく煌びやかな点はプリンスでは勝てない部分ですが、やはり良像範囲が狭く、視野の5割程度より外の星像が円周方向に伸びる非点収差のような崩れが個人的に不快で、これがあるのでFLを星見に使う気になれないところです。

一方プリンスは歪曲(樽型)を感じますが、周辺像の崩れ方がFL程不快な感じを受けないので、星見では普通に使える印象です。32mmと言う口径が星見には物足りないかも知れませんが、倍率が低く、実視界も広いのであれば視野に占める星の量、リッチフィールドの観点から言えば40mmクラスの双眼鏡にも見劣りする事は無く、手振れの影響も少なく、目的の天体を探しやすい点においても星見には向いている双眼鏡だと思います。

個人的には昼の景色にはFL、夜の星見にはプリンスと言う使い分けになりそうです。

賞月観星 プリンスED6.5x32WP [天文>機材>双眼鏡]

個人的にはあまり耳慣れなかったこちらのメーカーですが、この双眼鏡のスペックを知ってえ?マジで??と久々に双眼鏡に食指が動きました。6.5倍の低倍率機でありながら見掛け視界が65度と広角で、実視界も10度と二桁台を実現、21mmのハイアイレリーフにツイストアップ見口を装備。自分的にこんなのが欲しかったと思わせるスペックで、発売日に注文して手に入れました。

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この双眼鏡が他の双眼鏡と大きく違うところは7倍以下の低倍率のポロ機でありながら広角を実現している点です。普通7倍以下のポロ機では見掛け視界は標準視界である事が多く、コーワやヒノデ、勝間と言った6x30の双眼鏡(ポロ機)を見ても見掛け視界は50度前後、実視界は8度強が普通です。ここで各双眼鏡のスペックを表にしてみます。

機種コーワ
YF30-6
ヒノデ
6x30B+
勝間
QF6x30
ニコン
8x30EII
賞月観星
プリンス6.5x32
倍率6倍6倍6倍8倍6.5倍
有効径30mm30mm30mm30mm32mm
ひとみ径5mm5mm5mm3.8mm4.9mm
実視界8度8.4度8.5度8.8度10度
見掛け視界48度50.4度51度70.4度65度
アイレリーフ20mm20mm15mm13.8mm21mm
重量470g482g770g575g730g

この中では勝間の6x30を以前所有していて、とても良く見える双眼鏡でしたがやはり視界が標準視界だった事が当時の自分の好みには合わず手放してしまいました。

低倍率双眼鏡とする為には比較的長焦点のアイピースを使う必要があり、その為見掛け視界も標準的となっているのが実情ではないかと推測するのですが、これを単に広角アイピースにしようとすれば恐らく短焦点化してしまうので、低倍率を維持するには対物レンズの焦点距離を短くする必要があり、短いF値の対物に広角アイピースの組み合わせとなると周辺像の崩れがかなり厳しくなる為、あまり採用されない設計なのではと思っています。

またアイピースを短焦化すれば一般に(スマイスレンズを入れてなければ)アイレリーフも短くなりますので、ハイアイを目指す場合も広角はネックになるポイントではないかと思われ、実際8x30EIIではこのクラス(ポロ30mm機)では比類ない広角を実現する為にアイレリーフを犠牲にしてる形です。ならば長焦点広角アイピースにすれば全て解決かと言えば望遠鏡用のアイピースが物語るようにサイズ、重量が肥大化し、価格も跳ね上がりますので、アイピースが二つ必要な双眼鏡では採用が難しくなるでしょう。

なので低倍率で広角、且つハイアイな機種に仕上げるのはかなり難度が高いのではと想像しますが、スペック上これを全て満たしているのが今回のプリンスEDでチャレンジングな製品と言えると思います。こうした双眼鏡は他には宮内のビノン5x32などがかつてありましたが現行機種では殆ど見る事ができません。

ここで上記の表のスペックに合致するように各双眼鏡の対物レンズとアイピースの焦点距離を割り出してみました。あくまで勝手な推測ですが、下記のスペック(各焦点距離)であれば上記のスペック(実視界、ひとみ径)が実現できます。

機種コーワ
YF30-6
ヒノデ
6x30B+
勝間
QF6x30
ニコン
8x30EII
賞月観星
プリンス6.5x32
倍率6倍6倍6倍8倍6.5倍
有効径30mm30mm30mm30mm32mm
対物レンズ焦点距離(予想)150mm150mm150mm160mm130mm
見掛け視界48度50.4度51度70.4度65度
接眼レンズ焦点距離(予想)25mm25mm25mm20mm20mm
対物レンズのF値F5F5F5F5.33F4.06

上記の推測が概ね当たっていると仮定すれば、コーワ、ヒノデ、勝間の3種はF5の対物でPL25mm相当のアイピースの組み合わせと考えると無理の無い、悪く言えば無難でありきたりな設計ですが、その分見掛け視界以外の光学性能は上げ易いスペックではないかと思います。

一方プリンスはF4対物に65度の広角アイピースの組み合わせ(予想)で、従来の双眼鏡より厳しいスペックを追い求めている部分は評価されますが懸念されるのはやはり周辺像の崩れで、これをどこまで抑えられているかがこの双眼鏡の評価を分けるポイントだと考えていました。勿論シャープネスやコントラスト、色収差補正と言った要素も重要ですが、その部分だけで判断すれば他にも優秀な双眼鏡は存在しますので。

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実際覗いてみて感じたのはまず像質の良さで、広角以外の見え味の部分で優秀な双眼鏡は他にもある、と書きましたがこの双眼鏡、その部分だけでも相当に優秀です。ツァイス7x42FL(以下FL)と昼間の風景を見比べましたが、中心像の解像度、階調表現、色収差の少なさなど見劣りしません。特にヌケの良さはFLに勝っているのでは?とすら感じます。

見掛け視界はFLの方が僅かに広く、倍率も僅かに高い事から実視界の広さも両者殆ど同じに感じます。スペックから言えばFLは見掛け視界60度相当ですので、プリンスよりは狭いと予想していたのですがこれは逆の結果となり、じゃあプリンスがひょっとしてカタログスペックより狭いのかと言えばそんな事は無く、XL40と見比べて同等の見掛け視界は確保されてますので、FLは今まで気づきませんでしたがカタログスペック以上の広さを持っていると言う事かも知れません。

その様な訳で、見掛け視界に実視界、倍率に像質を含めた全体的な見え味で両者拮抗しているので、同じ様な見え味の双眼鏡二つあっても運用に無駄が生じるのでこれはどっちか手放そうかな・・・と考える程にプリンスはFLに肉薄している印象です。ただ自分の眼力にはそれ程自信はないので、ある程度以上の画質になると「よく見える!」以外の感想が出てこないので、鋭眼のツァイスオーナーの人が見るともしかすると細かい違いが見えてくるのかも知れませんが、自分の目にはやはり大きな差は無いように感じます。

問題のプリンスの周辺像に関してですが、やはり周辺は崩れますが良像範囲は7割程度あり、この崩れ方もFLと似かよっていますが、良像範囲を超えた部分の崩れ方はプリンスの方が若干穏やかかも知れません。ただFLは元々中心像の鋭さに特化した双眼鏡で、周辺像の収差補正にはそれ程気を使っていないコンセプトですので、言わば弱点とも言えるFLの周辺像で見比べてプリンスが優位だとしても優秀とは言い切れないかも知れませんが、それでもこのクラスの広角双眼鏡としては十分合格点をあげられる見え味ではないかと思います。

見え味以外で気になった部分と言えばアイレンズがとても大きいので覗き易いのですが、視野が広いので周辺を見ようと眼を動かすとブラック(ホワイト?)アウトし易いかな?と最初思いましたが、3段階のクリックストップのあるツイストアップ見口が上手く機能している事もあって、慣れればFLと比べても普通だと感じました。他に難点があるとすれば意外に重たい事位でしょうか。

とにかくこの出来で18000円と言う価格は尋常でないコストパフォーマンスの高さではないかと思います。『コスパが良い』と表現すると『値段の割には』と言う意味合いにも聞こえてしまいますが、値段を意識しなくても絶対的な見え味の良さで高級機に劣らないポテンシャルを持っており、また低倍率広角と言った稀有なスペックも持ち合わせ、光学性能以外の部分も含めたトータルの完成度も非常に高い双眼鏡ですので初心者の方には勿論、マニアの方でも一度覗いてみて欲しいと感じる双眼鏡です。

その後、旅行にプリンスと7x42FLを持って行って比較観望してきました。星見での見え味も検証。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

賞月観星プリンスED6.5x32WP
価格:18000円(税込、送料別) (2018/7/29時点)



ヒノデ 6x21-N1 [天文>機材>双眼鏡]

昔から家に眠ってたルビーコート全開の逆ポロコンパクト双眼鏡とコーワSV25-8で見え味を比べようと思い付き、勿論比較にならなかったのですが、このコンパクト双眼鏡を持った時に思わず「軽っ!」と声を上げてしまうほどの軽さに驚き(150g弱)、SV(270g)も軽量と思っていましたが、この軽さを体感してしまうとその部分だけは羨ましくなってしまい、安さにつられて買ったSVですが、多少値が張ってもこの位軽くてちゃんと見える双眼鏡があれば散歩用には最高では?と探してみる事に。

コンパクト双眼鏡は各メーカーで色々販売されていますが、画質優先なら日の出光学が間違いないだろうと判断、その中でどれを選ぶか悩みましたが、5x20-A4は重さがSVとあまり変わらず、6x21-S1は懐具合が厳しい事情もあり、何より一番軽いと言う理由から6x21-N1を選ぶ事にしました。

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見え味に関しては多少迷光対策が甘いのか外光が入り易く、ヌケやコントラストの面で弱い印象もありましたが高級機と比べなければ気になる事はないでしょう。星を観たところでは個人的に気になる周辺像も視野の9割は点像で、視野はそれ程広くはありませんがSW-5257x42FLの様に周辺像の崩れが気になる事もありません。今回一番重要視した軽さの面ではSVはポケットには入るものの多少ずっしり感を感じていたのに対し、こちらは実測で143gと持っている事を忘れる程の軽さで、レンズは全て光学ガラスを使用し、プリズムに筐体の重さに加え、双眼鏡に求められる基本的な機能が全て備わっていながらPL32mmなどのアイピース一本より軽く出来ている事が何やら不思議に思えてきます。

大きさも折り畳んだSVより一回りコンパクトで当初の目的だった散歩のお供として個人的に最良の選択となりました。双眼鏡で何かを観る事が目的でなく、他の目的のついでに携帯したい、でも見え味に妥協したくない、そんな目的に合致する双眼鏡かと思います。観る目的で使っても何の差し支えもありませんが。

あと気に入った部分は今では珍しい日本製と言う事もあってか外装の仕上げが非常に良いです。中華製品は必ずと言っていいほどどこか造りの甘さ、値段なりの安っぽさを感じてしまいますが、この双眼鏡にはそうした甘さが全く感じられません。スペックに表れない部分の品質で手を抜いていないかつての日本製の良さを感じさせる、持つ喜びが味わえる製品で、楽天でランキング一位になったのも頷ける一品だと思います。


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コーワ SV25-8 [天文>機材>双眼鏡]

散歩のお供に双眼鏡を持ち運びたいと常々思っていましたが首からぶら下げる双眼鏡を持って行く気にはなれず、小型軽量の双眼鏡を欲していたところにAmazonで何故か3400円と言う格安で売られていたこの双眼鏡の存在を知り、2軸ダハ双眼鏡は今まで持った事が無く、折り畳めれば気軽に持ち運べそうなので思わずポチってしまいました。

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光学性能も定評あるコーワの双眼鏡なので普通に良く見えます。やや寒色系で倍率口径の関係でやや暗めですが、周辺像も良好で星見にも使えます。個人的にはツイストアップ見口の繰り出し量が絶妙で覗き易いのが気に入りました。

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実測270gと今まで所有した双眼鏡の中では群を抜く軽さで、防水でラバーコートのボディは耐久性がありそうで、折り畳めばジャンパーのポケットに入るサイズなので値段の事もあり、少々ラフに気楽に扱えるのが自分にとって一番の利点かも知れません。


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キヤノン 12x36IS III [天文>機材>双眼鏡]

10x30ISを使用して防振の威力が期待以上だったので、10x30購入以前に比較検討していた12x36が再び気になり出し、倍率が高ければより防振の効果が実感でき、口径が大きい方が当然星見では有利となるので10x30購入3ヶ月で買い替える結果となりました(10x30は品薄が続いていた事もあって新品とほぼ同額で売れました)。

相変わらずストラップが穴に致命的に通し難く、キヤノンばかじゃないの!??と心の中で数回叫びながら、対物キャップが無い事にも改めて不思議に思いましたが、実際覗いてみるとやっぱり素晴らしい見え味でこれがギャップ萌えか・・・と思ったり思わなかったり。

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倍率が上がった事で個々の天体が観易くなり、手持ちでメシエ天体等をじっくり観望できるのはこの双眼鏡ならではの芸当と言ったところで、以前は倍率的に少々物足りなかったお気軽月見用にも最高です。

ただ月を見ると色収差が目立ち、防振を利かせるとピントが揺れ動く感じで像が落ち着かず、防振も一見静止しているようで微細な振動が残る感じはありますが、これは以前より倍率が大きくなった事で目立つようになっただけで10x30でも小なり感じた部分です。これら現象は月見で気づきましたが、星や景色では気にならない、と言うか気づきませんでした。普通に使う分には気になる事は無いでしょう。

防振の素晴らしさも去る事ながら周辺像の良さも特筆すべきで、星を見てほぼ視野全面が点像で見ていてとても気持ちが良く、色収差も意地悪な見方をしなければ、LISまで行かなくても(見比べなければ)こちらで十分満足できる像質だと感じます。やはり見ていて楽しい双眼鏡ですね。

その後、太陽観望用のフィルターを入手しました。


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キヤノン 10x30IS II [天文>機材>双眼鏡]

ネット最安値のショップで注文してから届くまで2ヶ月掛かりました。やっぱり人気あるんですね。

星見用途であればより口径の大きい12x36ISも魅力だったのですが、実視界の広いこちらを選択しました(値段もかなり違うので)。防振の威力に関して今更自分が書く事も無いですが、特に対象が暗く点光源の星見ではその効果は絶大で、手持ちの振動が如何に見え味を損ねているかを実感させられます。

防振の機能は素晴らしく、見え味も文句なしですが、対物レンズキャップが無かったり、ストラップを通す穴の位置と大きさが最悪でめちゃめちゃ通し難い事やソフトケースの形状が悪くて使い難い(7x42FLのソフトケースを代用してます)など、光学系以外の部分で残念な部分が目に付き、折角Ⅱにモデルチェンジしたなら一緒に改善して欲しかったところです。

手持ち観望の自由度と架台固定の安定性を両取りできる革新的な観望機材で、星見では手持ち双眼鏡はこれとテレコンビノしか持ち出さなくなりました。

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テレコンビノ (SONY VCL-1452ビノ) [天文>機材>双眼鏡]

以前のテレコンバージョンレンズの比較でSONY VCL-1452Hの性能が良かったので、アクリル板を使ったテレコンビノを自作しました。

例によって2mm厚のアクリル板の3枚重ねで瞬間接着剤で接着したのでアクリルがあちこち白く変質してえらい事になってます。

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VCL-1452の外径はφ83mm程度あり人の目幅を大きく超えてますが、アイレンズが4cm強と大きく、TC-E2と違い目位置に寛容でアイレンズのどの位置から見ても像の劣化がさほど感じられない為、BINO化して多少中心から外れる(内側の)位置から覗いてもこれなら十分実用になると判断しました。

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実際BINO化してみて見掛け視界が90度程度あり、倍率もTC-E2より更に低い事もあって視野に北斗七星からアークトゥルスまで収まる(!)驚愕の超広視界BINOとなりました。アイレンズも大きいので光学系を覗いていると言う感覚が薄れ、これガラス素通しで見てるのと同じじゃね?と錯覚するレベルですがこれを外してみると当然倍率が掛かって肉眼より暗い星が見えている事が分かります。良像範囲も9割程度あり、この見掛け視界を考えると光学系も優秀です。

自分の場合近視の為ややピントが合わない感じがあり、TC-E2ビノの様に何か補正レンズのような物を組み込めないかと考えたのですが、普通のメガネ越しでも視野のケラレが生じない事が分かり、問題無く使えるようになりました。

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ワイドビノ、TC-E2ビノと比べるとVCL-1452ビノのレンズの大きさが際立ち、重さもワイドビノ295g、TV-E2ビノが365gに対しこのビノが530gと結構な重さになります。

倍率が低く集光力も小さい(2倍)ので肉眼をすこーしだけパワーアップした感じの見えですが、星座が2つ3つ同時に見られる超視界を活かして流星群を見るのに最強の機材なのではと思っています。
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テレコンビノ (ニコン TC-E2ビノ) [天文>機材>双眼鏡]

以前のテレコンバージョンレンズの比較で評判通りTC-E2の性能が良かったので、アクリル板を使ったテレコンビノを自作しました。

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DIYでのアクリル板の加工が想像以上に難しく、ネットのアクリル板加工業者に穴開けと角を丸くする加工を依頼し、鼻が当たる部分のカットとストラップを通す穴開け加工は自力で行いました。加工がし易いように2mm厚のアクリル板にそれぞれ加工を施しこれを3枚重ねしています。接着はアクリルには不向きとされている瞬間接着剤を使用し、接着箇所が白く変質して見た目は宜しくない感じになりましたが接着力は問題ないと思います。

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TC-E2は若干目位置にシビアなので自分の目幅に合わせてレンズ間隔を70mm固定としました。ワイドビノとの見比べでは見掛け視界が1.5倍位あり、実視界もワイドビノではオリオン座がすっぽり入る感じですが、こちらは冬の大三角形がすっぽり入る広さがあります。ワイドビノは肉眼で星が見え難い光害地の中で星座を確認する為の道具として使いますが(個人的に)、TC-E2は星座観望を楽しむ用途に使えます。

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ただTC-E2と比較する事でワイドビノの良さを再認識した部分もあります。まずワイドビノの方が倍率が高い分TC-E2より暗い星が見え、幅広い目幅調整やピント調整が可能な点などクセの強いガリレオ式オペラグラスをなるべく広視界で多くの人が使えるようにと口径や倍率がよく考えられた感じもしないでもありません。考えたのは星見を想定してないロシア人だと思いますがw

またTC-E2だと目の調子によってはピントが微妙に合わない感じで、メガネを使うとピントが合うのですが、メガネを使った場合の視界の広さが裸眼で見た時のワイドビノと大体同じ位なので、メガネ使用者の方にはそれ程大きなメリットは感じないかも知れません。

とこのようにテレコンビノはあまり融通が利かない部分はありますが、裸眼でピントが合えばその性能はワイドビノを凌駕しており、ハマれば他の機材では味わえない、星見に新しい楽しみを与えてくれるアイテムだと思います。

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その後片方のレンズが少し曲がって付いているのでは?と感じ、レンズをぐりぐりと動かそうとしたところレンズとアクリル板との接着が剥がれてしまいました。瞬間接着剤では接着力が足りなかったようで、動かさなければ問題無かったかも知れませんが、接着法をどうするか再考しているところです。

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その後接眼部に視度補正レンズを組み込みました。
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Zeiss 7x42T*FL [天文>機材>双眼鏡]

この双眼鏡のお陰で双眼鏡の増殖を食い止める事ができました。但し中心像に特化していて良像範囲がそれ程広くないので星見にはあまり向いていないかも知れません。日中の景色を見るには無双できる性能で旅行などではこれを必ず持って行きます。

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ニコン 8x30EII [天文>機材>双眼鏡]

ミニボーグ45ED対空双眼鏡の最低倍率と実視界がEIIと同じ位になるのでこちらを手放そうと考えたのですが、他の鏡筒を使っている状況で、ファインダーで基準となる星から目標の天体を導入する道筋を事前にシミュレートするのにこの双眼鏡の広い視界がとても役に立つので手元に残しています。

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ミザール SW-525 [天文>機材>双眼鏡]

実視界15.5度を誇る超広視界双眼鏡で、見掛け視界もナグラーに匹敵する広さがあり、価格からすると破格なスペックの超広角双眼鏡です。見え味もヌケが良くクリアーで、このタイプの双眼鏡としてはそれまで笠井のSUPER-VIEW 4x22EWを使っていましたが、実視界以外の全ての部分でSW-525が上回っていたので手放しました。

ただ星を見ると口径の割にあまり明るく感じられず、良像範囲も5、6割程度で周辺像の崩れも気になりますが、見掛け視界がとにかく広いので、空の暗い天の川の見えるようなところでは他の双眼鏡では味わえないダイナミックな光景を見せてくれます。造りはやはり安っぽいところがあり、ピントリングを回した感触がぐにゃぐにゃして若干ガタがある感じですが星見ではそれ程問題にならないでしょう。この機種がディスコンになった時、ミザールに電話掛けてこの双眼鏡の素晴らしさと再販の要望を伝えたりしましたがwこのスペックを受け継ぐSW-550がその後販売され、その見え味も気になるところです。

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セレストロン SkyMaster 15x70 [天文>機材>双眼鏡]

10cmクラスの大口径双眼鏡と4~5cmクラスの普通口径の間を埋める双眼鏡として格安のこの双眼鏡を買いましたが口径と倍率のバランスが良いのか他のスペックの双眼鏡に比べて星がたくさん見える気がします。フジノンの16x70FMTやニコンの18x70SPが名機と言われるのも、この口径倍率の組み合わせの妙が利いているのかも知れません。格安双眼鏡だけに地上風景を見ると像の眠さはありますが星見には影響が無く、見掛け視界が意外に広く実測70度程度の広々とした視界で、これだけ見えればFMTやSPまでいらないかも、と感じるほどです。全体的な造りは安っぽく、実質的な有効径が63mmしかなかったりする部分もありますが、それを補って余りある安さと見え味なのでこのスペックの入門機として最適かと思います。

15倍なので手持ちは基本的に厳しいですが、対物レンズの付け根の細い部分を掴んで、肘をどこかに固定すると意外にブレないで観望できます。



大事な事を書き忘れていましたが、この双眼鏡は当たり外れあります。自分も3台覗いて1台は光軸が怪しかったです。怪しいと思ったらショップに問い合わせすれば多分ショップもその辺りは認識してると思うので良品に交換してくれる、かも知れません。

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笠井 ワイドビノ28 [天文>機材>双眼鏡]

自分の住んでいる肉眼で2~3等星しか見えないような光害地で星座を確認するのに絶大な威力を発揮する個人的に無くてはならない双眼鏡です。復刻版の初期ロットなのでコーティングの色が赤茶色です。何だかんだで所有してから結構な年月が経ち、金属部分があちこちサビてきていますw 落下防止にビクセンのストラップを付けています。

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APM10cmセミアポ対空双眼鏡 [天文>機材>双眼鏡]

現在笠井トレーディングで販売されている天体望遠鏡用アイピース交換式45度対空双眼鏡のSUPER-BINO 100CLTのスペック的にはほぼ同等品(焦点距離は550mm、重量実測6.4kg)です。この双眼鏡はAPMで『APM 100mm ED-SemiApo Binocular』として売られており、本体横には『Doublet SemiApo』の印字があり、笠井のSUPER-BINO 100CLTは対物レンズが3枚玉との事で中身は違うと思われます。実際この双眼鏡の説明書に光学レイアウトが掲載されており対物レンズが2枚玉と3枚玉の外観が同じで中身の違ういくつかのモデルが存在する事も記載されています。

余談ですが、APMからこの双眼鏡と一緒にTMBスーパーモノセントリック18mmを2本注文したのですが、この双眼鏡でTMBを使うつもりか?無限遠でピントが出ないが、とのメールが来て、望遠鏡で双眼装置で使うので大丈夫と返事しましたが中々親切でした。個人輸入する上で最も懸念していた光軸も問題ありませんでした。

この双眼鏡の大きな特徴は市販の天体望遠鏡用アイピースが使えることで、バックフォーカスにそれ程余裕が無いので選ぶアイピースのピント位置には注意する必要がありますが、高性能アイピースと組み合わせる事で性能が化ける双眼鏡です。色々組み合わせを試した結果、ペンタックスXW20(絞り環径26.5mm、倍率27.5倍、実視界2.76度)とテレビューナグラー9mm(絞り環径12.4mm、倍率61.1倍、実視界1.29度)の2種類に絞り込んで使っていますが付属のアイピースに比べると格段に良く見え、星像もシャープで地上風景を見てもヌケが良く安価な大型直視双眼鏡で感じるような像の眠さがありません。これ以上の高倍率は望遠鏡で双眼装置を使った方がいいと考えているので全く試していませんが、ナグラー9mmで見た土星は中々綺麗に見えました。望遠鏡の性能の半分はアイピースで決まるとはよく言ったものです。

やはりこの双眼鏡の得意とする倍率レンジは20倍~60倍程度の低中倍領域で、この領域には見栄えのする星雲星団が多く存在し、特に広がりの大きい散開星団はこの双眼鏡の独壇場と言ったところでこの双眼鏡で見るペルセウス二重星団は絶品でこの為だけに買って良かったと思えるほどです。

アイピースの固定方法はチャック締め付け式ですが締め付け回転部がやや固めでかなり回さないと締め付けされないのでアイピースの着脱にやや手間取るのが不満の残るところでしょうか。それ以外の使い勝手はとても良く、過積載ながらもポルタで使っているので(揺れはそれ程気になりません)、10cm双眼ながらもフットワークが軽く気軽に持ち出せます。標準でアルミケースが付いているのも大きいです。

最近は天体を双眼で見る事が一部ブームになりつつありますが、双眼装置での観望はどうしても倍率が高くなりがちで、それ故月惑星観望用途に限定される事も多く、50倍を下回るような低倍率や2~3度を超える実視界を双眼で得るためには、鏡筒切断などの強攻策を取るか松本式EMSなどの双眼望遠鏡に移行するしかありません。どちらの手段もお手軽とは言い難い解決法ですので、面倒を避けて低倍率、広視界での双眼観望を実現したい人にとってはこうした対空双眼鏡は福音となる存在となるでしょう。

昔宮内BJが登場した時、対空?双眼鏡にこんなにお金掛けてどうするの??とその良さが理解できませんでしたが、当時これを評価していた先人の方々の意識にようやく追いついた気がしますw

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ファインダーは双眼鏡を載せるマルチプレートに同架しています。

その後アイピースが抜けなくなる事態に対処しました。

その後XW20が抜けなくなる事態を防止する為のスペーサーを自作しました。

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