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FC-100DL/ブランカ70EDT ロンキーテスト [天文>機材>望遠鏡]

ロンキーアイピースを手に入れたのでFC-100DLブランカ70EDTのロンキーテストを行いました。光源はアークトゥルス、撮影はスマホ(Asus Zenfone3)による手持ちコリメートです。

焦点位置よりドロチューブを縮めた側の像が内像、伸ばした側の像が外像、と言う認識なので、これが正しければ(これを明確に定義した記述がネットで見当たりません;)焦点像付近でFC、ブランカ共に内像は樽型、外像は糸巻き型の曲がりが視認でき、僅かに過修正気味と言えると思います。

・FC-100DLのロンキー像
tlscp-fc100dl_rnch-i_a1.jpg
焦点内像
tlscp-fc100dl_rnch-o_a1.jpg
焦点外像

・ブランカ70EDTのロンキー像
tlscp-blnc70edt-rnch-i_a1.jpg
焦点内像
tlscp-blnc70edt-rnch-o_a2.jpg
焦点外像

ロンキー像を見る時に一つ気をつけるべき事はFが長い程、縞の曲がりに対しての許容範囲が大きくなり(大きく曲がっていても性能に影響しない)、Fが短ければそれだけ曲がりに対してシビアになる(性能に影響し易い)と言う事で、ロンキー像の縞の曲がりの量だけ見るのではなく、F値も考慮した上で性能を判断しなければならない、と言う事です。この事は自分も今回初めて知りました。

インチ当たり250本のロンキーアイピースで、縞4本程度(縞の本数が少ない程焦点位置に近くなり、精度の高いテストとなります)のロンキー像でこれだけ真っ直ぐなら、特にFCの方は長焦点である事も考慮すれば球面収差補正は相当優秀なのでは?と思うのですが、個人的にロンキー像を余り見慣れていないので、見る方の判断に委ねたいと思います。

※撮影はスマホ手持ちですので縞の傾きの違いについては参考にされないでください。