So-net無料ブログ作成

Gerd Neumann ロンキーアイピース [天文>機材>アクセサリー]

1インチ当たり254本の高精細なロンキーアイピースです。FC-100DLの球面収差補正のレベルがどの程度かを知りたくなり、ついアイピースだけ入手してしまいました。FC-100DL、ブランカ70EDTのこのアイピースを使用したロンキーテストの様子はこちら

acc-gnrnch-eyep.jpg

まともな撮影機材も無く、平面鏡やビームスプリッターを用いたようなきちんとした測定環境は何もありませんでしたので、当初ロンキー像を写真に撮れるとは考えていなかったのですが、スマホをかざしてみたところ、スマホの画面に縞模様がチラっと見えて、あれ?これスマホでも撮れるかも?と試してみたら意外に写ってくれて、綺麗に像全体が写るように撮るのには苦労しましたが(一つの納得できるロンキー像が得られるまで数十枚は撮ってます)、ロンキー像を一応形として残せたのは嬉しい誤算でした。やはり眼視で確認するより後から写真を見た方が細かい状況を確認し易いように思います。

ロンキー像の見方はジズコの以下のページが参考になります。
http://www.zizco.jp/13shop_orion/optics/ronchi.html

この解説文を読むとロンキー像よりも星を見て性能を判断して欲しいと口酸っぱく言われている気がします。実際ロンキー像が曲がっていても良く見える望遠鏡もあり、その逆もあるようですので、ロンキー像のみで性能を判断するのは早計で、あくまで性能を確認する一つの手段として考えた方がいいでしょう。ロンキーテストにしろナイフエッジにしろ他人が行ったテスト結果を見て自分で見てもいない望遠鏡の評価を決め付けてしまう残念な方(自分含む)も少なくないようですので、メーカーとしてはユーザーにこの様な簡便な性能測定手段はもしかすると与えたくないのかも知れませんね。

そうは言ってもロンキー像の縞模様の形状はレンズ形状がもたらす物理現象の結果ですので、全く当てにならない事もありません。望遠鏡を所有していると思ったより良く見えない時に、どこか壊れているのでは?自分の個体はハズレなのでは?と考えるのは普通の事と思いますし、そうした場合に疑心暗鬼に囚われながら使い続けるよりも、こうしたツールで感覚的でなく論理的に客観的な光学系の性能のチェックが出来るのは一般の望遠鏡ユーザーにとってはとても有難い事だと思います。

個人的には実際に使ってみて気分がすっきりしましたし、一つ持っていても損はしないアイテムと思いますが、逆に持っている事で些細な縞の曲がりで思い悩んだり、ロンキー像だけで評価を決め付ける事の無いように気をつけたいところです。