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ケンコークローズアップレンズをミニボーグBINOの対物に使ってみた [天文>日記]

ミニボーグ60ED-BINOは我が家で唯一2インチアイピース双眼が可能で重宝していますが、欠点があるとすれば最小目幅が68mmと広い点で、自分で使う分には問題ありませんが、他の人に見てもらいたい時にこれでは双眼で見られない人が多いと思いますので少しでも狭くできないか考えていました。

目幅を狭くするには対物レンズを45EDに戻す手段が手っ取り早いのですが、口径がファインダーBINOを下回るのでもう少し口径が欲しく、かと言ってミニボーグ50や55FLでは焦点距離が短すぎでXL40を使った時に有効最低倍率を下回ってしまい、既にディスコンとなっている50EDや50FLは逆に焦点距離が長くて実視界が稼げないので、丁度良い(口径5cm、F6前後)の対物をボーグで出してくれないかなと淡い期待を抱きつつ、放置案件となっていました。

ある日いつものようにネットを眺めているとミニボーグの対物をケンコーのクローズアップレンズに換装して撮影を楽しまれている方の記事を発見し、これ眼視でも使えないかな?と思い調べてみると、フィルター径60mm前後でNo.3であれば焦点距離は凡そ330mmとの事でこれバッチリじゃん!と言う事で居ても立ってもいられず試してみる事にしました。

tlscp-acclup3-bn_1.jpg

フィルター径は外径が60mmを超えないところで58mmを選択(レンズ有効径は53mm程度)、これで焦点距離330mmであればF6近辺となり、XL40を使った時に有効最低倍率が出せる良好な組み合わせとなります。

構成は、

・Kenko PRO1D AC クローズアップレンズ No.3 58mm
・継手リングφ58mm径 (メスーメス)→ ノーブランド品をヤフオクで購入
・BORG M57→M58AD【7407】
・BORG M57→M57ADII【7458】
・BORG M57ヘリコイドS【7757】
・BORG ミニボーグ鏡筒【6160】
・BORG フィルターBOXn【7519】
・BORG M57→2インチオスAD【7502】
・スタークラウド SC2インチ90°正立プリズム(シュミカセネジ仕様)

となり、これで結果が良ければ、対物にHAKUBAのレンズフード、キャップを後に付けようと考えていました。

tlscp-acclup3-bn_2.jpg

BINOの片方を60ED、もう片方をクローズアップレンズの状態で星像をチェックすると、クローズアップレンズの方は一見問題無く見え、個人的に気になる周辺像の崩れは少なく、これはいける!?と思ったのですが、60EDとよく見比べるとクローズアップレンズの方はピントが甘い、と言うより星が点に収束しない、球面収差がかなり悪そうな見え味で、微光星がボケて見えなくなるので60EDと見比べる程にこれはちょっと厳しいかな・・・と感じ、きちんとした望遠鏡の対物レンズとの差を実感した結果となりました。

ただミニボーグの対物レンズは最近軒並みディスコンしていますので、このクローズアップレンズがミニボーグに接続できる事で、何か新たな可能性を秘めた使い方ができるかも知れませんね。