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メシエ天体クイズ Ver1.1 [天文>Webツール]



<<メシエ天体クイズ>>
メシエ天体に関する問題を出題します。
正しいと思う回答を選択肢から選んでください。

◆設問内容
カタログ番号 
星座
明るさ
大きさ
距離
名称
種類

◆出題数


◆選択肢数
 
開始するには下のSTARTボタンを押下して下さい。





《制作の経緯と出典》

自分的に天体の情報を知識として持っておく事は、天体観望をより楽しめる事に繋がると考えているにも関わらず、せめてメシエ天体だけでもと思っても中々覚える事が出来なかったので、書籍やネット(もしくは実観望)などでインプットした知識が記憶に定着しているかをテストする環境が欲しいと思い、作ってみたのがこのツールです。

但しこのクイズの設問となっている天体の明るさ、大きさ、距離に関してはデータの出典元、測定基準によってまちまちであり(大きくは違わないと思いますが)厳密な答えではありませんので、凡その天体間の相対的な違いの目安とお考え下さい。これらの3つの設問に対する軽微な回答ミスは余り気にする必要は無いと思います。

今回データの出典は自分で購入したアストロアーツのステラナビゲータ10からとなっています。これは事前にアストロアーツさまに相談させて頂き、何処で何をしたいかをお伝えして、非営利での使用と言う事でデータ使用の許可を頂く事ができました。これは内容によっては許可されない場合もあり、今回用いたデータも二次使用は禁じられていますのでご承知おきください。この他にもステラナビゲータには個々の天体の文章解説など盛り沢山の内容ですので詳しくは是非買って確認しましょう(ダイマ)。

《成績を上げる為に》

全てを一度に覚えるのは大変ですので、覚え易いところから手を付けていくといいでしょう。まずは天体の「種類」を覚えるのが良いと思います。どの様な種類が存在するかはアストロアーツのHP内の『メシエ天体の種類と特徴』がとても参考になります。ここで散光星雲/惑星状星雲/銀河/散開星団/球状星団/超新星残骸と言った天体の種類について覚えましょう。

次にどのメシエ天体がどの種類の天体に当てはまるのかは同じくアストロアーツのHP内の『メシエ天体の分類』ページに分かり易くまとめられています。ここで種類が分かってくると距離、大きさ、等級の大体の目安が見えてきます。

「距離」に関しては近い順に、

・散開星団:数百~数千光年(3~4桁光年)のオーダー
・散光星雲:数千光年(4桁光年)のオーダー
・球状星団:数万光年(5桁光年)のオーダー
・銀河:数百万~数千万光年(7~8桁光年)のオーダー

となっています。散開星団は星団を構成する個々の星々が見える位ですから距離は近く、散光星雲のようなガスが直接見える事も比較的近い(数百~数千光年)事を示しています。一方球状星団は個々の星を判別する事はより難しくなり星の集団でありながら星雲状にも見える事からこれらよりはずっと遠く、銀河系の周辺に分布している天体と考えれば数万光年と言うスケール感がイメージ出来るかも知れません。銀河はもう我が銀河系の外の存在ですので桁違いに遠くなり数千万光年のオーダーとなる事もイメージし易いかと思います。

「明るさ」に関しては、

・散開星団:3~7等
・球状星団:6~9等
・散光星雲:6~9等
・銀河:8~10等

オリオン大星雲(M42)やアンドロメダ銀河(M31)の様な例外もありますが、概ねこの様な範囲だと思います。光害地でも比較的見えるのは散開星団、もしくは球状星団で散光星雲は厳しく、銀河はまず見えないと言った経験則から考えればこの順番も覚え易いかと思います。

「大きさ」に関しては、

・散開星団>散光星雲>銀河>=球状星団

と言ったところでしょうか。散開星団は近いのでやはり他の天体より大きい一方、散光星雲や銀河も暗い割には面積体で大きいものも少なくありません。球状星団は最大でもここでは17分(M22)で概ね10分以下と考えれば絞り込みし易いかも知れません。

種類の次に覚えるべきは「所属星座」かと思います。これはアストロアーツのHP内の『メシエ天体の所属星座別の分類』ページに分かり易くまとめられています。個人的にはMナンバーと星座(種類も)の関連を覚えるには実際にフィールドで導入、観望するのが一番だと思いますが、これらを覚えれば、カタログ番号(NGCナンバーなど)も類推し易くなり、例えばおとめ、かみのけ座の銀河であればNGC4000番台が多く、しし座は3000番台、いて、さそり座の天体は6000番台と言った具合に大まかな関連付けも出来るようになってきます。

個々のメシエ天体のより詳しい情報を参照するにはアストロアーツのHP内の『メシエ天体インデックス』が役立ちます。このページには各メシエ天体の星図や写真も掲載されていますので、位置や形状のイメージを頭に入れるのも有効かと思います。もしこのクイズをする時は同時にこのページを開いておいて答え合わせしていくのも良いかも知れません。

この様に書いている本人ですらまだまだ覚え切れていませんが、検定などにも役立つ部分もあるかも知れませんので、お役立ていただければ幸いです。

※注意事項
PCでの使用を前提としています。モバイル環境では上手く動作しない可能性があります。
・ソースコードの二次使用はご遠慮ください。

※変更履歴
Ver1.1:正答率(%)の表示を追加
Ver1.0:公開