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惑星デジタルスケッチ 2022/07/03 [天文>デジタルスケッチ]

ようやく待望の惑星観望シーズンが到来、と言いたいところですが6月以降壊滅的に晴れない日々が続き、この日久々の晴れ間が見えた事で現在制作中のビクセンの6cmF15アクロマートのCustom-60Lを使った双眼望遠鏡で土星木星を観望したところ想像以上にシーイングが良く、スケッチしてみたのがこちらです。

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BINOとは言え長焦点アクロマートの見え味は予想以上で色収差は殆ど感じませんでした。上の土星はカッシーニと本体の縞がうっすら見えていた様子を表現してみました。

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木星も結構細かい模様が見えていて、太い2本の縞にフェストーンらしき青っぽい模様も見えていました。

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このBINOの特徴はダイアゴナルに笠井のペンタプリズムを使用している点で、いつも惑星スケッチは裏像で見たままのイメージで描いていましたが、今回は倒立像となっています。

土星木星は昨年よりも南中高度が上がり、土星は大丈夫ですが木星の高度がかなり高く、ベランダ観望が出来るのか心配していましたが今年は何とか大丈夫そうです。ただ今年接近中の火星は木星より更に高く、ぎりぎり屋根に掛からず見えるかどうかと言ったところで、庭先観望に切り替える必要が出てくるかも知れません。