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UW9mm 68° [天文>機材>アイピース]

R200SS-BINOでの最高倍率用アイピースとして当初XWA9mmを使用していましたが、自作したヘリコイド付きの接眼部には少々重く鏡筒の仰角によっては無視出来ないたわみが生じてしまう為、同じ9mmでもう少し軽く、安価でそこそこ広角なアイピースは無いものかと探して見つけたのが今回のアイピースです。

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SVBONYなどでも扱われている中華アイピースと恐らく同じと思われますがレンズ構成は4群6枚との事で、見掛け視界は68度と十分に広角で、重さも実測107gとこれであれば接眼部に負担が掛かる事はまずありません。周辺像をミニボーグ50を使用した室内環境でチェックすると歪曲は視野周辺まで感じられず、星が点像で見える意味での良像範囲は視野の8割から崩れ始め9割から大きく崩れる感じですが、F5の対物で見ている事を考えれば十分に優秀で、バローを入れて合成Fが7強のR200SS-BINOでは周辺まで崩れは感じませんでした。アイレリーフも公称13mmとなっており、ブラックアウトなども生じず普通に覗き易い印象です。

このアイピースの焦点距離ラインナップは6mm/9mm/15mm/20mmとなっていますが、自分的にはこれを見てスコープタウンやBORGでかなり以前から販売されていた中華広角アイピースと同じ製品かと考えたのですがこちらは見掛け視界が66度と今回のシリーズとスペックが僅かに違います。実は今でも今回の68度のシリーズとは別に66度のシリーズも販売されていますので別物なのかも知れません。

何れにしてもリーズナブルで良質な中華アイピースと言った印象で、当初ナグラー9mmを買い戻すか、DeLite9mmなどの購入も検討していましたが今回の自分の要求にはこれで十分で、究極性能までは拘らない方には問題無くオススメ出来るアイピースと思いました。

SVBONY アイピース 接眼レンズ 天体望遠鏡用 9mm 68° 31.7mm径
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