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木星デジタルスケッチ 2021/06/10 [天文>デジタルスケッチ]

今シーズンもようやく待望の木星土星の観望が出来るようになってきましたが、やはりこの時期はシーイングが悪く今一つの惑星像しか拝めていなかった中で、この日ようやく木星模様の詳細が見えるシーイングに恵まれたのでデジタルスケッチしてみました。

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昨年の火星のデジタルスケッチで試みた、一度紙に軽くメモスケッチを取ってからPCで本番を描く手法を木星にも取り入れて見ましたが、やはり情報量が多く描き応えがありました。

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やはり記憶のみで描くよりも正確な表現が出来たように思い、NEB内のモヤモヤした部分、少し青っぽいフェストーンなどがまずまず見た目に近い表現が出来たかなと思っています。

ところで今回使用したTSA-120は昨年誤って対物レンズ付近をベランダの手摺りに強打させてしまい、それ以降光軸に疑心暗鬼になってしまったので、これを解消する為にTOMITAさんに光学系メンテナンス+接眼部調整をお願いし、先日戻ってきてからの性能確認の目的もあって積極的に観望に出していたのですが、今回の観望、スケッチで全く問題なく調整、TSAの実力が十分に発揮されている事が確認出来て安心しました。

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メールでの対応もとても親切で光軸調整後の星像テストの結果も添付されていたり内容にも信頼が置けるものでした。メーカー以外にもこうした技術のあるメンテナンス業務を請け負ってくれる業者さんが居てくれる事はユーザーにとってはとても頼もしい事ですね。