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タカハシ TSA-120 その2(2代目導入編) [天文>機材>望遠鏡]

ブランカ150SED購入資金として旅立って行ったTSA-120でしたが、自分は大抵機材を手放しても後でそれで困ったと感じる事は余り無いのですが、あの見え味、扱い易さを両立させたあの鏡筒に関しては手放すべきでは無かったとの想いが日に日に募っていった結果、ライトブルー鏡筒と言う比較的新しい固体で状態が良さそうながら中古で比較的安価で出されているこの鏡筒を見つけてしまい、耐え切れずに手に入れてしまったのでした。

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TSAの再入手を考えた時に、より安価に同等の見え味が得られそうな鏡筒として、笠井ブランカ125SED、タカハシμ180C、スカイウォッチャーBKMAK180などが有力候補に挙がっていましたが、TSAに比肩する見え味との噂もある125SEDに関しては鏡筒のサイズがTSAより若干大きいのが気になった事、18cmカセグレンに関しては性能の出し易さに関して少し気難しいところがあるかも知れない懸念から、何と言っても以前所有していてその実力が十分に分かっている手堅さを優先させました。

手持ち鏡筒の大きさを比較比較するとFCとTSAと150SEDで鏡筒径が95mm→125mm→156mm、重量では約4kg→約7kg→約11kgとFCと150SEDの中間を埋めるにはこれ以上無い鏡筒と言えるかも知れません。以下の写真は上からBLANCA-150SED→TSA-120→FC-100DLBLANCA-70EDTとなってます。

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鏡筒バンドは今回はMoreBlueのものにしてみましたがとても良い感じです。丁度良いバンド幅、軽さ、デザイン性など洗練されたものを感じます。キャリーハンドルの選定も悩みましたが、この鏡筒の重心が前側の鏡筒バンド付近に来る為、この上に手の引っ掛かりがあれば持ち手として十分機能する判断からビクセンのキャリーハンドルに回帰、但しネジ一点止めのハンドルだと回転してしまうのでそれを防ぐ為にハンドルとバンドの間にミスミで注文した金属製のプレートを挟み込む事で対策しています。

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久々に見る惑星の見え味は本当に流石ですが、やはり扱い易さとのバランスの良さが最高です(個人的に)。高倍率の惑星の見え味に点数を付けるなら、FCと150SEDの中間より150SED寄りになると思います。再入手して良く出来た10cmアポの見え味を安定的に上回ると言う事実が如何に凄いかを再認識した次第で、今回は中古購入でしたが見え味は先代と微塵も変わっておらず、ここまでの見え味の性能を安定供給できるタカハシの生産体制も流石だと改めて感じざるを得ませんでした。

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架台に関しては以前は最低でもGP2以上は無いときついと思い込み、APZポルタに載せようと考えた事が無かったのですが、今回試しに載せてみたところびっくり、思ったより普通に使える事が分かり、この架台で使えるとなると格段に機動性が上がりますので、今後は前回以上に活躍させてあげようと思いを新たにした次第です。

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