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自作 ACクローズアップレンズ5cmファインダー [天文>機材>ファインダー]

先日メインのファインダーとして笠井のGuideFinder-50を復帰させたばかりなのですが、その後アイデアを思い付いてKenkoのACクローズアップレンズを使用したファインダーを新たに構築しました。

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今回対物レンズとして使用したクローズアップレンズはAC No.5の58mmフィルター径で焦点距離が200mm、つまり倍率や実視界が前回と同じながら口径をアップさせる狙いがありましたが、有口径を実測すると53mm程度で実はそれ程変わりが無い事が判明しましたが、実視界が同じであれば少しでも口径が大きい方が良いと考えこちらを採用する事になりました。鏡筒部分のパーツ構成は対物側から、

・M62-M58ステップダウンリング
・Pixco 58mmレンズフード(光路長35mm)
・M62-M58ステップダウンリング
・Pixco 58mmレンズフード(光路長35mm)
・Kenko ACクローズアップレンズNo.5 58mm径
・M58mmメス-メス継手リング
・M58-M60ステップアップリング
・BORG M57/60延長筒L【7604】
・Pixco BORG互換延長筒14mm
・M57メス-M42オスアダプター
・M42回転装置
・M28-M42ステップアップリング
・31.7mm径ヘリコイド付き正立プリズム(GuideFinder-50の対空正立接眼部を流用)
・賞月観星 UF24mm

となっています。重量はファインダー脚込みで約1100gです。

fndr-accupn558_6.jpg

ヘリコイド付き正立ダイアゴナルはGuideFinderのものを流用していますが、これが無ければWOのものが同等品ですのでこちらで構築も可能です。またファインダー脚も前回からそのまま引き継いでいます。フード部分についてはその気になればいくらでも延長出来るのも自作品のメリットで58mmフィルター径のレンズフードを連結させて約7cmのフードを構築して結露対策としています。

fndr-accupn558_3.jpg

口径がやや大きくなって焦点距離が同じですので対物のFは前回より短くなりましたが、良像範囲に関しては以前と同じく7~8割程度をキープしており、導入面での使い勝手の点では殆ど変わりはありません。口径が大きくなった部分の効果に関しては気持ち暗い星が見えるようになったかな?と言う程度ですが、まずまず狙い通りの性能が出せて、自作品と言う事で愛着も増して気に入っています。