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木星デジタルスケッチ 2022/09/10 [天文>デジタルスケッチ]

この日はかなりシーイングが良く、これまでブランカ102EDPでスケッチを残した事がありませんでしたのでその良さが分かるように頑張ってみました。

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この日の木星はNEBが途中で途切れている様に見え、その西側に青黒い領域が見えたのが特徴的でした。今年の木星はNEBの北(スケッチでは下)の白い縞が太く、その中心に細くNTB?が走っているのが特徴的に思います。

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ブランカ102EDPはFPL-53使用ではありませんが、アポ屈折としては異例の長いFで高性能を目指すコンセプトが魅力的で、多種多様な望遠鏡に興味を惹かれる中で長焦点屈折に対しての憧れも抱いていた自分的にその期待に十分応えてくれる鏡筒でとても満足しています。

Nikonの顕微鏡流用の自作双眼装置も文句の無い働きをしてくれていて、他の鏡筒で使ってみてもMk-V双眼装置を使っていた時に見た最高の惑星像と比べても全く遜色の無い見え味で、光路長は少々長くなりましたが格段に軽くて扱い易くなり作って良かったと思いました。

今回スケッチで主に使用したアイピースは最近入手したLeitzのPeriplanGF20xと言う顕微鏡用接眼レンズで、やはり望遠鏡との相性が今一つなのか周辺像では色が顕著に出ますが中心像は抜群に良く、CZJのPK20xと特徴がよく似ています。他にも自作のHastingsや定番のHD-ORなどとも見比べながら観察していました。