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ビクセン GP-X赤道儀 [天文>機材>架台]

ビクセンの赤道儀がSPからGPにモデルチェンジした際にそれまでセレストロンのC11を載せていたセンサー赤道儀も無くなり、その代替として用意されたのがこのGP-X赤道儀ですが(以下GPXと呼称)C11とのセットのみで販売され単体販売される事が無かったのでその仕様には謎が多いです。色々情報を集めたところではGPDと比べて、軸受けの部材がスチールに変更、ウェイトシャフトが延長され、シャフト径もφ20mm→φ25mmに変更、赤緯体のヘッドが平らで任意のアリミゾが取り付け可能、と言ったところが主な違いでしょうか。またGPDには標準装備のD型明視野照明装置が外されており、重心を低くする事で更なる強度アップが図られています。

積載重量には諸説ありますが13kg~15kg程度と言われており、バランスウェイト(9kg)がめちゃめちゃ重い(シャフトも重い)のはGPDより明らかに重い鏡筒を載せる事を想定されている事の証左と言えるでしょう。実際このバランスウェイト一個で15kg程度の鏡筒までならバランスが取れます。

GP赤道儀と基本的に使い勝手が変わらずGPDを超える積載量を持つGPXはGP系最強の赤道儀と言っても過言ではなく、我が家で一番重い鏡筒を載せる架台として頑張っています。因みに三脚はHAL-70です。

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セレストロン SkyMaster 15x70 [天文>機材>双眼鏡]

10cmクラスの大口径双眼鏡と4~5cmクラスの普通口径の間を埋める双眼鏡として格安のこの双眼鏡を買いましたが口径と倍率のバランスが良いのか他のスペックの双眼鏡に比べて星がたくさん見える気がします。フジノンの16x70FMTやニコンの18x70SPが名機と言われるのも、この口径倍率の組み合わせの妙が利いているのかも知れません。格安双眼鏡だけに地上風景を見ると像の眠さはありますが星見には影響が無く、見掛け視界が意外に広く実測70度程度の広々とした視界で、これだけ見えればFMTやSPまでいらないかも、と感じるほどです。全体的な造りは安っぽく、実質的な有効径が63mmしかなかったりする部分もありますが、それを補って余りある安さと見え味なのでこのスペックの入門機として最適かと思います。

15倍なので手持ちは基本的に厳しいですが、対物レンズの付け根の細い部分を掴んで、肘をどこかに固定すると意外にブレないで観望できます。



大事な事を書き忘れていましたが、この双眼鏡は当たり外れあります。自分も3台覗いて1台は光軸が怪しかったです。怪しいと思ったらショップに問い合わせすれば多分ショップもその辺りは認識してると思うので良品に交換してくれる、かも知れません。

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