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Celestron Omni 40mm Plossl [天文>機材>アイピース]

ミニボーグHα太陽望遠鏡で双眼装置用のアイピースとしてTV PL32mmでも若干倍率が高く感じたので、40mmのアイピースとして候補としたのがこのアイピース(以下Omni PL40mmと呼称)です。個人的に使うアイピースは日本製に拘っていましたが、200gを切る日本製の40mmアイピースが見当たらなかったので妥協する事にしました。

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外観の造りは新品に関わらず小キズがあちこち見受けられたり、ゴム部品の成型が整っていなかったりと(レンズは問題ありませんが)中華クオリティが随所に見受けられ正直良い印象はありませんでした。ので他の候補として某台湾製のPL40mmを取り寄せ、こちらはOmniの様な造りの粗さが無く、かつての日本製のような真面目さがあり好印象でこちらを使おうと考え性能をチェックしていたのですが、折角手元にあるんだしOmniの方も覗いてみるかと比較したところ、何とこちらの方が良く見えると感じました。台湾製PLは一見やや暗い像なのに対し、Omniの方がプロミネンスの明るさや解像感が上と言う印象です。

外観的には台湾PLが好印象だったので正直複雑な気分でしたが、数回比較観望してどうもやっぱりOmniの方が良く見える印象だったのでこちらを正式採用する事としました。しかしあくまで個人的な印象です。

このアイピースで太陽観望すると、長焦点のPLと言う事でアイポイントがシビアで、双眼装置4xバローを付けているせいかアイレリーフが更に伸長してる可能性もあり、実用に耐えないレベルの覗き難さだったので、紙筒の内側に植毛紙を張った自作の見口を作る事で何とか実用レベルになりました。見口が有っても暗幕を被っての暗順応は必須です。

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正直もう少し小さく明るい太陽が見たかったのですが、31.7mm径で50mmとかのアイピースは見たことが無いのでここは40mmで納得するしかありません。これ以上の長焦点で更に目位置がシビアだと実用が難しいと思われる為、これ位が妥当なところかも知れません。

今回中華製のアイピースを選んだ事で、今後の購入対象も中華製が視野に入ることになり、そうなると購入の選択肢が大幅に広がるのでアイピースの選定に一層悩む事になりそうです笑

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過去に所有したアイピース その5 [天文>機材>アイピース]

・INTES-MICRO ST-12mm

モノセントリックと言えばTMBのスーパーモノセントリックが有名でしたが、高価な価格で当時はディスコンだった(後に再販されましたが)事もあり、一方こちらのモノセントリックも在庫限りと言う状況だったのでどんなものかと思い慌てて手に入れました。

まず感じたのが視野の狭さでこれを見るとTMBモノセンすら相当広く感じます。次に驚いたのがアイピース単体で中空に向けて覗くとレンズが曇っているように見え、これでまともに見えるのか正直不安になりました。おまけに視野環がガタガタでロシア製のアイピースはSWV-24mmを所有していたのである程度の造りの悪さは想像していましたが、ある意味想像通りでした笑

これが望遠鏡を通すと普通に良く見えるのが逆に驚きで、HC-Or12mmとの比較ではシャープネスでは甲乙付け難く、コントラストはSTが上、ヌケはHC-Orが上と言う印象でした。このアイピースは中心から点対称にゴーストが出るのは有名で、実際惑星を見る場合には対象を中心からずらして見る形になります。しかしこの非常に狭い視野の中においても像面湾曲が顕著に見受けられ、あまり中心から対象が離れすぎても像が劣化してしまうのでその点では扱いは難しく、モータードライブによる自動追尾は必須です。

ゴーストは慣れれば気にならなくなる部分もありますが、HC-Orとの比較で明確なアドバンテージが無かったので手放しましたが、アイピースの個性と言う点においては並ぶものは無い位の存在だったかも知れませんw

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過去に所有したアイピース その4 [天文>機材>アイピース]

・TeleVue Nagler Type4 22mm

双眼視可能な鏡胴径で最も長焦点のナグラーと言う点でEMSユーザーからの支持も厚いアイピースです。単眼で用いても月並みですが星が綺麗に見えるアイピースと言う印象で、XW20と比べるとXW程フラットではありませんが、深み、階調の豊かさと言った部分でこちらに分があると思いました。

ナグラーのType4にはインスタアジャスタ機構なる見口がスライドする機構が備わっているのですが、XWの様なツイストアップ式ではなく、力で縦に段階的に伸縮させる(2mm間隔で7段階)タイプなので、キャップを着脱するときなどに予期せずガガガガっと見口全体がスライドするのが個人的にはあまり好きではありませんでした。

割とコンパクトな外見と裏腹に持つとかなりずっしりと重たく感じます。アイレンズは十分に大きくて覗き易く、アイレリーフ19mmとナグラーシリーズ最長で(ナグラー31mmでも19mm)、それでも慣れないと目位置が少しシビアに感じることもあるかも知れませんが、この対策として瞳ガイドプレートなるオプションが商品に付属していました。

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・TeleVue Panoptic 24mm

ナグラー22mmは星が綺麗に見えると書きましたが、その点パンオプ24mmはそれ以上かも知れません。谷エルフレ25mmと見比べした際、谷エルフレを見た後でパンオプを見ると星々がゴージャスに見え、階調豊かで表現力にかなりの差を感じました。 31.7mm径とナグラー22mmより実視界はやや狭くなりますが大きく変わりなく、軽さやコストの面からこちらを選択する事も十分アリだと思います。イーソス17mmを手に入れてナグラー22mmを手放しましたが、パンオプ24mmは買い戻したい魅力があります。

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過去に所有したアイピース その3 [天文>機材>アイピース]

・笠井 EWV-32mm

中心像に関しては、シャープで癖の無いクリアな像が印象的で、周辺像に関しては、良像範囲70%程度でそれ以上は穏やかに星像が肥大、端に行くに従って円周方向に弧を描く様な収差が若干見受けられる傾向はEWV-16mmと似ています。EWV-16mmもそうですが、85度と言う超広角の割に周辺の歪曲収差はあまり目立たず、視野を移動させても空間が歪む様な違和感を感じさせない点に関してはナグラーよりも優れていると思います。

この32mmの長焦点で85度に及ぶ広視界は、2インチバレルで得られる最大に近い実視界を確保でき、またこのスペックでは珍しく鏡胴最大径は60mmに収まっている為、双眼視が可能で、できるだけ低倍率で、できるだけ広い見掛け視界と実視界を得たい場合には、EWV-32mmは理想的な性能のアイピースの一つと言えるでしょう。

このアイピースで目を引くのが巨大なアイレンズで直径が44mmもあり、アイレリーフも必要十分で、見掛け視界の広さを考えれば覗き易い部類と言えます。当初周辺像の崩れが気になって一旦手放したのですが、他に類を見ない特性を再認識して再購入を考えたのですが丁度ディスコンとなってしまい、手放したのを今でも後悔しています;

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・笠井 EF-19mm

このアイピースは本当に優秀でした。見え味に関してEF(エクストラフラット)の名の通り、癖の無いフラットな像面が気持ち良く、全体的にXWの小型版と言った印象です。ツイストアップ見口がとても効果的な作りで、目位置がシビアでなく、覗き易さに関しては抜群の性能を誇ります。特にEFシリーズの中でもこの19mmはスマイスレンズを含まない事もあって、双眼装置用のアイピースとしても相性が良く、広くて、軽くて、安くて、覗き易くてよく見える、と5拍子揃った、トータルバランスで考えると自分の触ってきたアイピースの中でもトップクラスの性能を持つ、万人にオススメできるアイピースです。

手放した理由は解像度でMeade SP20mm(国産)が僅かに上回っていた事とアイピースを国産で揃えようと考えたからで、国産に拘らなければ手元に置いておきたいアイピースでした。と言うか買い直すかも知れませんが。

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過去に所有したアイピース その2 [天文>機材>アイピース]

・Meade 5000 UWA24mm

外観は中国製らしく雑で安っぽい感じですが光学性能は中々良く、中心像もシャープで周辺像も良好で、ナグラー22mmとの比較でもUWAは予想以上に健闘していたと言うのが率直な感想でした。

このスペックの競合他社製品が少なかった当時の国内の販売価格がやや高過ぎた印象で、US本国と同程度の価格であれば、この光学性能ならまずまずのコストパフォーマンスで、もっと受け入れられただろうと思います。

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・Meade 4000 SP32mm

日本製だった頃の物でしたが、像は固めながらとてもシャープで、目位置が若干シビアでブラックアウトし易い以外は高級アイピースと遜色ない見え味だったと思います。

その後中国製となったMeade 4000シリーズのアイピースも触った事がありますが、デザイン的な相違点は殆ど無いにも関わらず、明らかに安っぽく感じるのが不思議でしたw

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過去に所有したアイピース その1 [天文>機材>アイピース]

・TeleVue Nagler 16mm

自分が初めて手にしたナグラーで、高校時代に足繁く通った眼鏡屋さんで初代ナグラーを覗かせてもらい、その革命的な見え方に大いなるカルチャーショックを受け、「見掛け視界」の概念を初めて認識し、「いつかはナグラー」の想いを心に秘め笑、ン年後にこれを手に入れた時の感慨はひとしおでした。しかしこのナグラーが購入した時には広角アイピースが多種多様に出回っており、当時覗いた時ほどの感動が無かったのが残念でしたが、この16mmは31.7mm径で最も長焦点のナグラーとして今でも有用性は高いと思います。

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・笠井 SWV-24mm

このアイピースは見掛け視界が94度とナグラーを超える見掛け視界を誇りますが、元はロシア製の軍用超広角大型双眼鏡の接眼レンズを望遠鏡用としてリファインされたと言う代物で、外観も国産や西側諸国が作る製品とは一線を画す無骨さが如何にも東側の製品と言った趣で、改良ベルテレと言うあまり耳にしない設計を採用した怪しげな雰囲気も魅力的でしたw

見え味はロシア製の光学系に良く見られる黄色い着色があり、その分コントラストは良かったと思います。中心はそこそこシャープですが周辺像に難があり、良像範囲は5割程度で8割以上はあまり使えないかなと言う印象でしたが、このアイピース特筆すべきは94度と言う超広角でありながら、アイポイントに非常に寛容な他に類を見ない覗き易さで、多少星像に難があってもこれだけでも所有する価値ありと思わせるアイピースでした。

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PENTAX XL40 [天文>機材>アイピース]

ミニボーグ60ED-BINO用の低倍率アイピースを選定する中で、Fが5.8なのでLVW42mmだと有効最低倍率が下回る事と、やはり周辺像の崩れが気になるので、双眼視可能な焦点距離40mmの2インチ広角アイピースで良いものはないかと物色する中でふと目に付いたこのアイピース。XWは周辺像の良さは折り紙つきですがXLってどうなの?結構古いアイピースだよね?と不安に駆られながらも中古品をIYHしましたがLVWと見比べてみてびっくり、像面湾曲も歪曲も見事に抑えられていて、見掛け視界が65度と絞ってある事もあってか良像範囲は9割程度あり、XWを思わせるフラットな視野が気持ちいいです。見え味に納得できるアイピースが見つかったのは良いのですが、今所有しているアイピースは全て新品購入品なので中古品は好きじゃないのですが、こればかりは仕方ないかなあ・・・

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笠井 AP-12.5mm [天文>機材>アイピース]

アストロプラン設計との事でアッベオルソより構成レンズが一枚多いですが、アッベオルソに比肩するとの商品説明の通り惑星などとても良く見えて密かなお気に入りです。アイレンズの大きさやアイレリーフ、見掛け視界などがHC-Or12mmよりスペック的に若干上回るので見易くて使い勝手が良く(0.5mmの焦点距離の違いかもですが)HC-Orより出番が多いです。価格も安めで販売期間が長ければもっと評価されたアイピースかも知れません。

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TeleVue Ethos 17mm [天文>機材>アイピース]

見掛け視界100度のアイピースもTV以外でも見られるようになった昨今ですが、イーソスの17mmは鏡胴径が62.5mmと双眼で使える中で最も長焦点のアイピースではないかと思います(ニコンもありますが)。100度の双眼視は圧巻の一言で、よく宇宙船の丸窓から覗いた様との表現がありますが、これは宇宙酔いしそうな感覚が味わえます笑

昨今の円安で内外価格差が無かったのでこちらは国内で購入しましたが、取説が代理店作成の日本語版が入ってたのは良いのですが、オリジナルの英語版が無くしてあったのが残念でした。

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Docter UWA12.5mm [天文>機材>アイピース]

イーソス13mmと昼間の景色を見比べてみましたがこのレベルになると自分の眼力では殆ど差を感じません。むしろ見掛け視界の広いイーソスの方が景色はぱっと見良く見える印象もありましたが、星見で球状星団を観た時のきめ細やかさ、ガス星雲を観た時の諧調表現などは流石と言う印象です。アイレリーフが長く(18mm)、アイポイントにも寛容でイーソスやナグラーより覗き易いのも良いですね。願わくば前後キャップが欲しかったのとふにゃふにゃの見口がやや残念。12~13mm前後のアイピースは個人的に対象の中心をじっくり観る用途が多いのでイーソス程の見掛け視界でなくても気にならないです、と言うかこのアイピースも十分超広角なのですが。ナグラースペックのナグラーに及ばないアイピースはあちこち出回ってますが、正面からナグラー超えの性能を実現しているところは何気に凄いと思います。

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ビクセン NPL25mm [天文>機材>アイピース]

GuideFinder用アイピースに谷エルフレ25mmを使っていましたが、視野の周辺がケラレていて谷エルフレの視野の広さが活かされていないのと、GuideFinderのアイピース固定方法がネジ止めなのでアイピースのバレルが傷つくのが嫌だった為、谷エルフレより若干視野が狭く、安価なこちらのアイピースに替えてみました。

谷エルフレとの見比べでは星像に締まり具合、視野の明るさ、ヌケが一見して分かるほど差があり、全体の造りもかなり粗が目立つと言うよりはっきり言って雑ですが、視野のケラレも無く、周辺像はNPLが良く、谷エルフレに比べて視野環がくっきりしていて気持ち良く、クラシックアイピースには無いツイストアップ見口が装備されアイポイントも寛容なのでとても覗き易いなど、GuideFinder用のアイピースとしてはうってつけです。

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ビクセン LVW42mm [天文>機材>アイピース]

2インチ低倍率用アイピースとして笠井KONIG-40mmを気に入っていたのですが、ミニボーグ45ED対空双眼鏡で使うのに2本揃える必要が生じて、KONIGをもう一本入手できる見込みが無いので手放し、同等のスペックで日本製と言う事でディスコンが決まって安売りされていたこのアイピースを代替としました。見掛け視界は65度となっていますがXW40と見比べてほぼ同じなので70度あると思います。以前は72度のカタログスペックでしたが大人の事情があるのかも知れません。XWやKONIGと比べる周辺像が若干劣る感じでミニボーグ45EDで見たところでは良像範囲は7~8割くらいでしょうか。逆にこのスペックのアイピースにしては覗き易いのが特徴で、シャープネスやコントラストは良好で、ビクセンらしい堅実な造りに好感が持てるアイピースです。

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現在各ショップ在庫処分特価となっていますが、双眼で使える太さで、2インチフルカバーする実視界を確保できる日本製のアイピースはこれで最後となるかも知れません。
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TeleVue Nagler 9mm [天文>機材>アイピース]

この2本は双眼装置では使わず、対空双眼鏡の中倍率域で使う用アイピースです。クラシックアイピースの切れ味良くヌケが良い見え味は惑星向け、ナグラーのしっとりした階調深い見え味は星雲星団向けと言う印象で星が綺麗に見えるアイピースです。

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TeleVue Plossl 15mm、32mm [天文>機材>アイピース]

双眼装置で12mmと18mmの間の倍率が欲しいと購入したのがテレビューのPL15mmで、アイレリーフが10mm以上のテレビューのプルーセルの中で最も短焦点のアイピースになります。日本製で良く出来たプルーセルのお手本のようなアイピースで欠点らしいところは特にありません。

32mmは双眼装置での星雲星団観望用途で揃えましたが、入手当初重量が重く感じたので同じ焦点距離で非常に軽いBRANDONの32mmを入手して見比べましたが見え味が互角、アイレンズが大きいテレビューの方が覗き易い事が決め手となりBRANDONの方は手放してしまいました。

ただ淡い星雲の検出ではMarkV双眼装置の性能を持ってしても単眼のアイピースに及ばないと感じる事があり、出番が一時期少な目になりましたが、ミニボーグHα太陽望遠鏡を使うようになって4倍バローとの併用でこの32mmで得られる倍率が丁度良く、思わぬところで出番が増える事になりました。尚アイレリーフが長めなのでアイガードエクステンダーを付ける事でより見易くしています。

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笠井 EWV-16mm [天文>機材>アイピース]

見掛け視界85度の超広角アイピースながらスマイスレンズを含まない設計の為、双眼装置での超広角双眼視を可能(自分的基準内で)としたアイピースで、月面など面積のある対象を見るとその迫力に圧倒されます。Fが短い筒だと周辺が大きく崩れますが歪曲は少なく、双眼装置で拡大率の高いバローを使う場合は周辺の崩れも殆ど感じられず、経緯台での惑星観望で俄然威力を発揮します。超広角アイピースの割にレンズ枚数が少ないせいかナグラーなどに比べてヌケの良いとてもすっきりした見え味も印象的です。

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笠井 HC-Or12mm [天文>機材>アイピース]

国産アッベオルソとしてマニアに定評のあったHC-Orシリーズですがディスコンになった今、現行のアッベオルソ(タカハシのAbbeシリーズや国際光器のHD-ORなど)と比較して性能が違うのかどうか気になるところです。双眼装置を使って最高倍率で観る為の、焦点距離12mmのアイピース群の中でもHC-Orは見え味の基準として使っていて、とても良く見える事に疑いはありません。

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TeleVue Ethos 13mm [天文>機材>アイピース]

泣く子も黙る見掛け視界100度の超広角アイピース、学生の頃ナグラーを店頭で覗かせてもらった時はカルチャーショックを受けましたが、それに匹敵するインパクトを受けました。それでいて周辺像までシャープで点像なのにも驚かされます。広角アイピースの一つの到達点と言っていいでしょう。

このアイピースに慣れるとナグラーの見掛け視界ですら物足りなくなります。ナグラーからイーソスへの買い替え、更に双眼用に・・・などと考えると天文学的支出を迫られる恐ろしいアイピースですw

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笠井 KONIG-40mm [天文>機材>アイピース]

レンズ構成は3群4枚と広角アイピースにしては少なめで2インチアイピースとしてはかなり軽い(320g)部類です。アイポイントにシビアで覗くのにコツが要りますが、非常に星像はシャープで、コントラスト、ヌケの良さなどもXW40を凌ぐ見え味で周辺像も良好です。但し焦点距離は40mmよりもうちょっと長い(倍率が低い)のではと感じ、見掛け視界に関してもカタログスペックでは70度となっていますが実際は65度くらいに感じます。ケーニヒと言うあまり見られない設計ですがこの形式のアイピースの短焦点があれば是非欲しいと思いました。

軽くて扱い易いので主に天体導入用に重宝していますが、本気観望も余裕でこなす高い光学性能でXW40の出番をかなり奪っていますw良い意味で期待を裏切ってくれたアイピースです。

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TMBスーパーモノセントリック12mm、18mm [天文>機材>アイピース]

個人的に双眼装置で使う場合に最高倍率で使う事になる焦点距離12mm前後のアイピースですが、笠井HC-Or12mmにそれ程不満は無かったものの、もっと見えるアイピースは無いものかと同じ笠井で扱われたINTES-MICRO製のモノセントリックST-12mmに目星をつけ、ディスコン寸前に入手したもののHC-Or12mmと見比べて優位性が感じられなかったので手放したのですが、国際光器でTMBのスーパーモノセントリックが限定再販売されるのを知り懲りずに12mmを2本購入、MarkV双眼装置2.6xバローの組み合わせで土星を見て、まずHC-Or12mmで見た後でこちらに変えたところ一見して像が明るく解像度が高く感じられ、ST-12mmのようなゴーストも皆無、HC-Or12mmも良く見えるアイピースですがそれを上回る見え味に高価な価格も納得と言ったところです。

12mmの性能に満足したその後中倍率用に18mmをAPMから個人輸入し、谷Or18mmと月面で見比べましたが、こちらもモノセンが解像度、コントラストが高く見え、谷オルソが平面的な見え味に対し、こちらは立体感を感じられる見え方で、期待通りの高い性能にこちらも満足しています。レンズをクリーニングする時に感じる事ですが、他のアイピースと比べてアイレンズがどこにあるか分からないくらい暗く、相当反射が抑えられているのではと感じます。像の明るさの秘密はコーティングにもあるのかも知れません。

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Meade SP20mm(日本製) [天文>機材>アイピース]

ヤフオクでこのアイピースの新品が投売りされているのを見掛け、数量2あったので日本製と言う事もあり、双眼装置での使い倒し用にと落としてみたのですが、使ってみると予想外に良く見える、と感じたのはオライオンUK25cm反射で木星を見ていた時に、自分がトータルバランスで非常に高い性能と評価している笠井EF-19mmからこのアイピースに変えた時、それまで意識してなかった衛星の影が針で突いたような点として見える事に気づいた事で、こっちのが良く見えるんじゃね?と色々見てる内に侮れない性能、と言うか優れた性能を発揮する事が分かり、使い倒し用から本格観望用に昇格しました笑

以前SP32mm(これも日本製)も持っていたのですが、アイポイントがシビアに感じて手放したのですが、その辺は慣れである程度克服できる事が分かったので惜しいことをしたなーと悔やんでますw

レンズはコバ塗りされていないようですが、コーティングは(確か7層マルチ)とても優秀と思います。テレビューのプルーセルと見比べてみたいですね。

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谷エルフレ25mm [天文>機材>アイピース]

当初笠井10cm対空双眼鏡用のアイピースとして2本購入しましたが、XW20をこの双眼鏡で使う事にした事で用が無くなり一度手放しましたが、短焦点鏡筒との相性が良かった事で笠井のガイドファインダー用のアイピースとして再び入手しました。しかしそのシャープさとヌケの良さからファインダー用のアイピースとして使うには勿体無い感があり、双眼装置用のアイピースとして谷オルソ25mmもありましたが谷エルフレは広角なのでこちらは星雲星団用と使い分けています。

最初に入手した際にテレビューのパンオプティック24mmとも見比べましたが、シャープネスは同等、コントラストはパンオプ、ヌケは谷と言ったところで谷は像が硬い印象で、星が綺麗に見えるのはパンオプの方でした。ただ双眼装置で使うのであればバローで組み合わせる事を考えるとクラシックな設計である谷エルフレが相性が良いと考えています。

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谷オルソ18mm、25mm [天文>機材>アイピース]

国産のアッベオルソと言えば笠井HC-Orが定番的地位を築いていた中で、谷オルソは視野レンズが平面で厳密なアッベオルソとは違う(らしい)部分や、コーティングがシングルコート(アイレンズの内側はマルチコート)だったりと廉価アイピースの位置づけで、ディスコン前はかなり地味な存在でした。

HC-Orは12mmを持っていて18mmも欲しかったのですがディスコンの知らせを聞いて、こりゃ谷オルソもやばいんじゃ?と代替として急遽18mmとHC-Orのラインナップには無かった25mmを双眼用に2本ずつ買い揃えました。

その後ディスコンになって再評価されている趣がありますが、実際のところとてもよく見えます。覗いてまず感じるのはヌケの良さでしょうか。18mmは程よいアイレリーフで覗き易く使い易いアイピースですが25mmはアイレリーフが若干長めで双眼で見るにはコツがいります。アイポイントがシビアでアイポイントから外れた時の像の崩れが大きく、最初は覗き難い印象がありましたが慣れの問題でしょうか。

アイレンズのコーティングがシングルコートのせいなのか外光の入り込みが目立つのがウィークポイントでしょうか。

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PENTAX XW [天文>機材>アイピース]

PENTAXの定番高性能アイピースのXWシリーズ。

ラインナップは順次縮小されて以前のXW30、XW40に続いてXW3.5、XW5がディスコンになるとの噂。XW5、XW7、XW10、XW20、XW40を持っていましたが、急遽XW3.5も無くなる前にとゲットしました。アイピースに求められる各性能が高次元にバランスされたアイピースで、他のアイピースの性能を確かめる上でリファレンスとなるアイピースです。

欠点と言うほどのものはないですが、アイレンズが大きいのが逆に災いして、特に短焦点で射出瞳の位置が分かり難くて慣れていないとどこから覗いていいのか迷う場合があります。アイカップが伸縮できるので適切な位置にセットすれば見易くなりますが、人によっては覗き難いと感じる方もいるかも知れません。

うちの環境で高倍率での観望は双眼装置+バロー+中長焦点クラシックアイピースの組み合わせが殆どの為、XWの短焦点は実はそれ程出番は無かったりします。比較的出番の多いXW40は最低倍率用でこれを基準に鏡筒をF6以上のものを選んでいます。またXW20はAPM10cm対空双眼鏡用の低倍率用としてベストマッチなアイピースでこれのみ2本あります。XWシリーズ全体の印象はとにかく視野がフラットでシャープ、対物の性能を最大限に引き出せる万能アイピースと言ったところでしょうか。

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TeleVue Nagler Zoom 2-4mm [天文>機材>アイピース]

最大が焦点距離が2mmと言う超高倍率を掛けられるので、短焦点の鏡筒で高倍率が欲しい時や二重星の観望や光学系のチェックなどにも重宝します。

0.5mm間隔でクリックストップが付いており、ズームでピント位置がずれないなど使い易さに気を配られているのも好印象です。

3-6mmの方が売れているのかこの2-4mmはディスコンとの事で大事にしようと思いますw

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